11.5大阪で行われる「IWGP Jr.タッグ戦」TJP＆アキラ vs BUSHI＆ティタンの前哨対決。なお明日（11.3）の大阪大会では、BUSHIとアキラ、ティタンとTJPがシングルマッチで最終前哨戦を敢行する。

　ティタン対TJPで試合が始まり、TJPがマスクへ手をかける。だが、TJPは連続ハンドスプリングでTJPを幻惑。さらに、控えのBUSHIがTJPのロープワークを妨げる。
　続いてティタンはTJPのラリアットをスウェーバックでかわし、ローリングソバットをお見舞い。ところが、TJPがロープワークでフェイントをかけ、アキラが低空ドロップキックでティタンを場外へ落とす。そして、プランチャで押し潰した。
　これをきっかけにティタンはUNITED EMPIREの標的にされ、防戦一方となる。しかし、ロープを利用したスイングDDTでTJPに逆襲し、ようやくBUSHIとタッチ。
　そのBUSHIは、ヘッドシザースホイップでアキラを投げ、延髄斬りでヘナーレを蹴散らす。そして、アキラとTJPをヘッドシザースホイップで同時に投げ飛ばし、トペスイシーダを敢行。
　BUSHIの攻勢は続き、DDTでアキラへ追撃。だが、アキラが素早い動きでBUSHIを翻弄し、ヘッドシザースホイップとカウンターニールキックで逆転した。
　ここでタッチを受けたヘナーレは、ボディブロー連打でBUSHIに追い討ち。だが、BUSHIはバッククラッカーで巻き返し、赤コーナーへ戻る。
　ようやくタッチを受けた内藤は、ヘナーレを踏み台にしてエプロンへ飛び出し、トップロープ越しに串刺し低空ドロップキックをお見舞い。
　するとヘナーレは、フライングメイヤー、ローキック、セントーンなどで挽回し、TJP＆アキラのアシストを受け、串刺しジャンピングニーアタック、サモアンドロップで内藤に追い討ちをかける。
　しかし、内藤がアルティマから逃れ、BUSHIが低空ドロップキックを見舞う。その後、BUSHI＆ティタンが連携攻撃でTJP＆アキラを場外へ落とし、ティタンがトペコンヒーロをお見舞い。
　それでもヘナーレはスイングDDTをこらえるが、内藤がマンハッタンドロップからフェイント式延髄斬りを浴びせる。そして、BUSHIの前方回転エビ固めから低空ドロップキックへ繋ぐ。
　その直後、内藤はBUSHIのアシストを受けたスイングDDTでヘナーレに追撃。そして最後は、デスティーノで撃沈した。

内藤「1年ぶりの小松大会だけど、俺にとっては3年ぶりの小松大会。今日は小松のお客様に“いまの内藤哲也”のプロレスをお見せできてよかった。やっぱ自分が新日本プロレスのプロレスラーである以上、新日本プロレスの大会には全試合出場したい。“大都市”じゃないなら、なおさら出場したい。だって、ここ小松のお客様の前で試合したの、今日が3年ぶりだよ。大都市ならまたすぐに次の大会が開催されるけど、そうじゃない都市だと今回のように“何年ぶり”とかってこともあるわけで……それってレスラーとしてマイナスなんじゃないかなって、俺は思うわけですよ。だからこそ俺は、全試合に出場したい。あと……いまのうちに言っておきますよ。11月5日の大阪大会で（ウィル・）オスプレイに勝って“IWGP USヘビー級チャンピオン”になったとしても、俺は年末のタッグリーグ（『WORLD TAG LEAGUE』）に出場したい。たとえタッグリーグにエントリーされなかったとしても、リーグ戦以外の試合で出場したい。そのへんのところ、ご検討よろしくお願いします。まっ、内藤哲也のお願いなんでね。どうせ良い返事は返ってこないと思うけどね……カブロン！」
　
BUSHI「今日のメインで勝ったもののチャンピオンチームからは獲れなかったよ。前哨戦の借りはタイトルマッチのタッグで返すしかないな、明日は大阪でフランシスコ・アキラとのシングルマッチだからね！ シングルでもタッグでも負けるわけにはいかないんだよ！」
　
※ティタンはノーコメント
　
　
TJP「俺たちの試運転はこれで終わりだ。あと2試合しか残ってないけど、その2試合を勝利で締めくくればいい。あっ、次は俺たち2人ともシングルマッチだから、残りは3試合だな。じゃあ、3連勝で終わるとしよう。L・I・Jよ、俺たちがこのまま終わるとでも思ってるのか？ まぁ、お前らはそう思ってることだろう。まったくそれ以外の結果になることは想像してないだろうな。だが勝負は、ほかのメンバーを抜きにしての2対2だ。次のオーサカでは、これまでのようにはいかない。どちらがチャンピオンチームにふさわしいかを見せつけてやる」
　
アキラ「残り2大会。明日はともにシングルマッチで闘う。俺はBUSHIと、TJPはティタンと。ニュージャパンのオフィスは、BUSHIに俺を倒すチャンスを与えた。そしてティタンにTJPを倒すチャンスを与えた。しかし、2人とも俺たちを倒すことはできない。お前らは俺たちを倒す自信があるんだろうけど、終わってみれば泣きを見てることになる。さて、どんなことが起るかな!? タイトルマッチでは、ベルトに対する情熱、技術、資質、努力、これまで積み重ねてきたハードな練習、それらが高いほうが勝利するんだ」
　
ヘナーレ「悪かったなTJP、俺の負けっぱなしで。だけど俺はロス・インゴに対しての闘志が消えたわけじゃない。彼らだけじゃなく、ほかのヤツらとも闘い続ける。“TVトーナメント”も敗退したけど、月も11月に変わったことだし、気分を変えてこれまで以上に暴れまくるぞ」