セミ(第7試合)は同じくTV王座トーナメント1回戦、CHAOSの後藤洋央紀とBULLETタッグのKENTAの対決。過去にはNEVER無差別級王座を巡り、抗争を繰り広げた両者。直近では今年の『G1』Cブロック公式戦(8.2浜松)で対峙し、KENTAがgo 2 sleepでフォール勝ち。荒武者・後藤にとってはその雪辱戦となる。
開始のゴングが鳴ると、KENTAはいきなり串刺しのニー。だが、後藤も串刺しラリアットで反撃し、さらに強烈なラリアットを炸裂。
続いて後藤は牛殺しを決めてカバーするが、KENTAはカウント2ではねのけ、転がりながら場外にエスケープ。
後藤はこれを追いかけ、後頭部にエルボー。しかし、KENTAも鉄柵に打ち付けて反撃。後藤はひるまず突進するが、KENTAはカウンターのパワースラムで場外フロアに叩きつける。
ダメージの大きい後藤はカウント19でリングにギリギリ生還。すると、KENTAは「遅い!」と浅見レフェリーのカウントに文句。そしてKENTAは後藤にストンピングを見舞うと、コーナーパッドを外す。
KENTAは後藤を金具むき出しのコーナーにハンマースルー。直撃した後藤は転倒し、苦悶の表情を浮かべる。KENTAは引きずり起こし、もう一度金具むき出しのコーナーに叩きつける。そしてKENTAは執拗にカバーするが、後藤はなんとか跳ね返す。ここでもKENTAは「遅いよ!」とレフェリーにクレーム。
KENTAは後藤を引きずり起こすと河津落としをお見舞い。だが、カバーはカウント2。するとKENTAは後藤の頭部を蹴りつけて挑発。
後藤は怒りのショートレンジラリアット。しかし、かわしたKENTAはDDTで突き刺してカバー。だが、これもカウントは2。
するとKENTAは後藤の顔面に膝を落としてからカバー。後藤はカウント2ではね返すと、チョップで反撃。さらに追走式ラリアットを叩き込む。
後藤は追撃のエルボーから、村正を炸裂。そしてブルドッキングヘッドロックで叩きつけてカバーするも、KENTAはカウント2ではね返す。
ならばと後藤は牛殺しを狙うが、KENTAは顔面かきむしりで脱出。そして、KENTAは後藤をレフェリーに突き飛ばす。一旦はレフェリーがよけるも、KENTAは強引に巻き込んで無法状態を作り出す。
KENTAは後藤をDDTで突き刺し、リング下からイスを取り出す。そしてイスで殴りかかるも、後藤はかわし、イスごとラリアットでKENTAをなぎ倒す。
後藤は雄叫びを上げ、イスを手にする。だが、レフェリーの視線に気づくと、イスを捨ててKENTAに近づく。するとKENTAはレフェリーのブラインドをついて急所攻撃。そして横入り式エビ固めを決め、ロープを踏み台にしてカバー。だが、これはレフェリーがカウント途中で気づいて注意。
顔面から出血の見られるKENTAは、レフェリーに抗議してから、もう一度イスを手にする。レフェリーがイスを取り上げると、後藤がスキをついてローリングラリアット。だが、KENTAはカウンターの張り手。
さらにKENTAは張り手を乱打。しかし、後藤はかわし、牛殺しの体勢からGTRへ。これをKENTAはサムソンクラッチで切り返そうとするも、後藤は押さえ込む。しかし、カウントは2。
ならばと後藤は突進するも、KENTAは金具に後藤を打ち付け、一気にgo 2 sleepへ。これが不完全なかたちになると、KENTAはもう一度go 2 sleepにトライ。今度こそ完璧に決まり、KENTAが3カウントを奪取。2回戦進出を決めた。
試合後、KENTAは勝ち名乗りを受けると、ダウン状態の後藤を見下ろしてからリングをあとに。