セミファイナル（第7試合）では石井智宏とイギリス修業中の辻陽太が激突。当初、石井はJONAHと対戦予定だったが、飛行機のトラブルにより欠場。すると、10.1ロンドンで石井がオカダ・カズチカと共にバッド・デュード・ティト&ザック・ナイトに勝利を収めた直後、リングに辻が登場し、石井に対して一騎打ちを要求。急遽決まったシングルマッチで、辻が強豪・石井を相手に番狂わせを狙う。

　辻は着流し姿で不敵な笑みと共にに入場。そしてリングインすると、束ねていた髪留めを外すと共に、ロングタイツ姿に。石井は険しい表情で花道を進む。ゴング前、場内は「石井」コールが発生。

　開始のゴングが鳴ると、両者はロックアップで組み合う。石井はロープに押し込むが、辻は体勢を入れ替え、クリーンブレイクと見せかかてチョップ。
　さらにエルボーの連発からロープに走ってショルダータックル。だが、石井は仁王立ち。ここから激しいショルダータックルの応酬を経て、エルボー合戦に突入。
　競り勝った石井はロープに走るが、辻がショルダータックルでなぎ倒す。辻は石井を引きずり起こし、強烈な逆水平チョップを連発。そして頭を叩いて挑発する。
　すると石井はショルダータックルで辻をなぎ倒し、引きずり起こすと逆水平チョップを重ねていく。辻がコーナーまで下がると、石井はさらに逆水平チョップを乱打。辻は体勢を入れ替えてチョップを連発するが、石井はひるまず前進。そして逆水平チョップ一発でねじ伏せる。ダメージの大きい辻は場外にエスケープ。
　辻はリングに戻ってエルボーを連発。しかし、石井はエルボー一発でダウンを奪い、手招きで挑発。辻は必死にエルボーを打ち込むが、石井のエルボーで後退してしまう。
　石井は「どうした、ヤングライオン！」と若手扱いで挑発。怒った辻はエルボーからソバット。そしてラリアットで石井からダウンを奪う。
　辻は石井を引きずり起こして背中へのサッカーボールキック&逆水平チョップを連発。そして顔面にトラースキック。
　続くロープワークの攻防で、辻はティヘラで石井を場外に追いやると、フォスベリー・フロップを炸裂。辻は石井をリングに戻し、アバランシュホールドからカバー。だが、石井はカウント2でキックアウト。
　すると辻は石井に逆エビ固めを狙う。石井がパンチで切り抜けると、辻は背中にサッカーボールキック。石井はゆっくりと立ち上がって仁王立ち。
　辻はエルボーを連発するが、石井はビクともせず。石井はそのまま前進し、強烈なエルボーで辻を吹っ飛ばす。そして雄叫びを上げ、ブレーンバスターをお見舞い。だが、カバーは辻がカウント2でキックアウト。
　石井は辻を引きずり起こして串刺し攻撃へ。辻はかわし、フットスタンプを決めると、スタガリンブローのように持ち上げようとする。だが、石井はこらえ、顔面に強烈な張り手。
　辻は不敵な笑みを浮かべ、お返しの張り手。ここから両者は激しい張り手合戦を繰り広げる。そして辻はヘッドバットで石井の動きを止めると、ランニングニーへ。だが、かわした石井はジャーマンを決める。
　続いて石井はラリアットを狙うが、かわした石井はブルーサンダーのように落とし、膝蹴りをヒット。そして今度こそスタガリンブローを炸裂するが、石井はカウント2でキックアウト。
　ならばと辻は石井を水車落としのように担ぐが、石井は前方回転エビ固めのように脱出。そこから技の読み合いとなり、石井はバックドロップを炸裂。
　だが、辻はすばやく立ち上がりトラースキック。そして変形バックブリーカーから、石井の後頭部を踏みつけてロープへ。しかし、石井はカウンターのパワースラム。辻も膝蹴りで反撃するが、石井は気合の雄叫び。続くショルダータックルは相打ちとなり、共にダウン。
　石井は立ち上がると左右のエルボー。辻もキックで対抗するが、石井はヘッドバット。そしてラリアットでねじ伏せてカバーするも、辻はカウント2で必死にキックアウト。
　すると石井は咆哮し、垂直落下式ブレーンバスターの体勢に。辻は回避するが、石井はエルボーで動きを止め、もう一度垂直落下式ブレーンバスターを狙う。
　だが、辻は切り抜け、豪快なアラバマボムからジャックナイフ式エビ固め。しかし、石井はカウント2でキックアウト。ならばと辻はスピアーを狙うも、石井は受け止めて垂直落下式ブレーンバスターで持ち上げる。
　またも辻は回避し、石井にラリアット。だが、石井もラリアットを食らわせる。負けじと辻はキックのコンビネーションから、今度こそスピアーを炸裂。しかし、カバーはカウント2。
　ならばと辻は右腕を突き上げ、スピアーで突進。これをかわした石井は、技の読み合いから延髄斬りをヒット。そして至近距離からスライディングラリアットを叩き込みカバーするが、辻はカウント2でなんとかキックアウト。しかし、最後は石井が垂直落下式ブレーンバスターを完璧に決め、3カウントを奪取した。

　試合後、辻はリングを下りた辻に言葉を投げかけた。辻はセコンドの肩を借りて退場。