第4試合はダックス・ハーウッド&キャッシュ・ウィーラー&海野翔太&ゲイブリエル・キッド&リッキー・ナイトJr.vsウィル・オスプレイ&グレート-O-カーン&マーク・デイビス&カイル・フレッチャー&ギデオン・グレイ。前日の10.1ロンドンの海野vsオスプレイや、IWGPタッグ王座戦の追撃戦となる。
まずは海野&ゲイブリエル&リッキーが入場。リッキーの腰にはブリティッシュヘビーのベルトが輝く。続いてFTRがIWGPタッグ&ROH世界タッグのベルトを携え花道を進む。
今度はグレイが現れ、STRONG無差別級タッグのベルトを携えたオージー・オープン、オーカーン、そしてIWGP USヘビーのベルトを持ったオスプレイを呼び込む。場内は「オスプレイ」コールに包まれる。
先発は海野とオスプレイ。ゴングと同時に海野はショットガンドロップキックを叩き込み、エルボーを乱打。だが、オスプレイもフロントキックからエルボー。海野もエルボーを返し、激しい応酬に。そして海野は逆水平チョップでダウンを奪い、低空のランニングエルボーをヒット。
オスプレイがカバーを返すと、海野はハーウッドとスイッチ。オスプレイはハーウッドと額を突き合わせてからキック。ここから両者は逆水平チョップ合戦に突入する。
ハーウッドはダウンを奪うと、串刺し攻撃へ。だが、かわしたオスプレイはフロントキック。スイッチしたグレイは、ハーウッドを挑発しながらパンチを連発。だが、ハーウッドの逆水平チョップ一発でダウンし、自軍コーナーのオーカーンに抱きつく。
スイッチしたオーカーンがハーウッドとにらみ合うと、「オーカーン」コールが発生。両者はエルボーの応酬を繰り広げ、競り勝ったハーウッドは辮髪をつかむ。するとオーカーンはそれを振り切り、モンゴリアンチョップ3連発でダウンを奪う。
続いてフレッチャーがハーウッドにハンマーパンチ。さらに串刺し攻撃を狙うが、回避したハーウッドはブレーンバスター。そしてギロチンドロップを決め、ゲイブリエルと交代。
ゲイブリエルはハーウッドと共に、フレッチャーにダブルのヒップトス。そしてゲイブリエルはフライングメイヤーからセントーンを決める。
続くロープワークの攻防では、グレイがエプロンからゲイブリエルを妨害。さらにオスプレイが場外からフレッチャーの足を持つと、デイビスがフットスタンプを見舞う。ここからUNITED EMPIREは場外戦に持ち込む。オーカーンは鉄柱を用いてハーウッドをいたぶる。
リング上、フレッチャーはゲイブリエルをボディスラムで叩きつけてからデイビスと交代。デイビスはゲイブリエルに強烈な逆水平チョップ。そしてボディスラムを食らわす。
ゲイブリエルも逆水平チョップを返すが、デイビスはボディスラム。負けじとゲイブリエルは逆水平チョップを繰り出すが、デイビスも逆水平チョップで反撃。激しい応酬となり、競り勝ったゲイブリエルはブレーンバスターを狙う。デイビスが逆に持ち上げるが、着地したゲイブリエルはエクスプロイダーを炸裂。
スイッチしたフレッチャーはゲイブリエルのバックを取る。だが、ゲイブリエルは切り抜けてラリアットをお見舞い。スイッチしたウィーラーは、フレッチャー、デイビスにエルボー。グレイには蹴りを食らわせて場外に排除。
フレッチャーが襲いかかるも、ウィーラーは切り抜け、フレッチャーをオーカーンに突き飛ばしてから、後方回転エビ固めで丸め込む。さらにオスプレイにはマンハッタン・ドロップを決め、ラリアットで場外に追いやる。
勢いに乗るウィーラーは、突進してきたフレッチャーにパワースラム
。カバーをフレッチャーが返すと、ウィーラーはハーウッドと共に連携のエルボードロップ。
劣勢のフレッチャーだったが、ウィーラーをショルダースルーで場外に落とし、ハーウッドにはトラースキック。続いてオージー・オープンがハーウッドに連携スタナーを決め、デイビスがカバー。しかし、これはカウント2。
するとデイビスはハーウッドに馬乗りパンチ。ここから両者はショートレンジラリアットの打ち合いを繰り広げる。さらにエルボーの応酬となり、スキをついてハーウッドがDDT。
次はオーカーンとリッキーのマッチアップ。リッキーはオーカーンを逆水平チョップの連発からデスバレーボムで叩きつけ、串刺しドロップキックをヒット。
さらに串刺しの低空ドロップキックから、リッキーはロープを用いたDDTを食らわせ、コーナー最上段から450°スプラッシュ。しかし、オーカーンは切り抜けて一本背負い。ここでUNITED EMPIREは分断作戦に出る。
そしてUNITED EMPIREはリッキーにトレイン攻撃を敢行。さらにオージー・オープンの連携技から、オスプレイがデイビスを踏み台にコークスクリュープレスを決め、オーカーンがカバー。しかし、これは相手チームがカットに入る。
ならばとオーカーンはリッキーにエリミネーターを狙う。だが、リッキーは切り抜けてスピンキック。すかさずフレッチャーが襲いかかるも、リッキーはアクロバティックな動きからダイブ。しかし、フレッチャーは空中で受け止めてみちのくドライバーII。
すると、FTRがフレッチャーにビッグリグを炸裂。だが、デイビスがラリアットでFTRを二人まとめて吹っ飛ばす。そしてデイビスはパワーボムの体勢でハーウッドを捕らえるが、ゲイブリエルが逆水平チョップでカット。
ゲイブリエルはデイビスに強烈な張り手を食らわせ、急角度のブレーンバスターを炸裂。するとオスプレイがゲイブリエルにピッピー・チェリオ。そのオスプレイに、海野がデスライダーを狙う。オスプレイは切り抜け、目まぐるしい技の読み合いからハイキック。そしてシットダウン式パワーボムを狙うも、海野は回避し、ドロップキックをヒット。
ここでグレイが海野の背中にトラースキックを放つが、まったく威力なし。そして海野は突進するが、グレイはうまく場外に落とす。
続いてグレイはステッキでウィーラーに殴りかかる。だが、ウィーラーはかわし、グレイのバックを取る。するとグレイは急所蹴りを浴びせ、すかさずオーカーンが王統流二段蹴りでウィーラーに叩き込んでカバー。
ウィーラーが返すと、オーカーンは一気にエリミネーターを炸裂。この一撃で現IWGPタッグ王者から価値あるフォール勝ちをゲットした。
試合後、オスプレイは海野と口論を繰り広げる。そこにオージー・オープンが割って入り、海野を挑発する。そしてUNITED EMPIREは勝ち名乗りを受け、オーカーンがマイクを握る。
■オーカーンのマイクアピール
「オイ! 負け犬! ヘイ、ドッグ! ハウス! ユー、ルーズ! (ブーイングが起こると)シャラップ! よくわかっただろ! これが、ギデオン・グレイ! グレート-O-カーン! NEW JAPAN STRONGタッグチャンピオン! IWGP USヘビーチャンピオン、ウィル・オスプレイ! そう、UNITED EMPIREの力だ!」
そしてUNITED EMPIREは堂々と花道を引き上げた。