バーニング・スピリット

日時
2022年9月11日(日)   14:30開場 16:00開始
会場
千葉・東金アリーナ 
放送
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観衆
1,200人

第7試合 30分1本勝負
永田裕志デビュー30周年記念試合

レフェリー|レッドシューズ海野

MATCH REPORT

 メインイベントは今大会の主役である永田裕志が登場。デビュー30周年記念試合として、グレート-O-カーンとのシングルマッチを行なう。永田主催の東金大会も数えること11回目。愛する地元でデビュー30周年を白星で飾ることはできるのか?

 永田の入場曲がかかるとなんと最初に小島聡と中西学さんが登場。その背後から永田が姿を現す。第3世代として苦楽を共にしてきた小島と中西さんは、この試合のスペシャルセコンド。永田と共に3人で入場だ。
 ゴングが鳴ると、会場の大拍手を煽るオーカーン。なかなか永田と組み合おうとしない。ようやく組み合うと2人のルーツでもあるレスリングの攻防だ。オーカーンがグラウンドに持ち込み永田の左足をキャッチする。だが、永田もこれを逃れてマウントポジションを奪取したりと、お互いに譲らない。
 スタンドに戻った両者は、今度は差し合いの攻防。ここは永田が投げ飛ばし、腕ひしぎ十字固めを仕掛けていく。これにはオーカーンもたまらずロープスケープだ。永田は立ち上がってきたオーカーンにまたも差し勝ち、投げから腕ひしぎ十字固めと手玉に取っていく。
 さらに背中にサッカーボールキックも決めた永田。オーカーンは悔しさを露わにして場外にエスケープだ。これを追いかけた永田は場外でエルボーとヒザでオーカーンをいたぶっていく。しかし、オーカーンは鉄柵に叩きつけてお返し。鉄柵を使って永田をいたぶっていく。
 さらにオーカーンはイス攻撃。そして永田の左腕をエルボーで痛めつけてから、その左腕を鉄柱に叩きつけていく。続けてイスでぶっ叩いて追撃だ。悶絶した永田だが、なんとかリングに戻ってくる。
 その永田に対して、オーカーンは今度はモンゴリアンチョップを連打。さらに左腕を踏みつけながら、靴舐めを強要だ。しかし、立ち上がった永田はキチンシンクで形勢逆転。ミドルキックを連打してオーカーンをコーナーに追い詰める。そして串刺し式のフロントキックからエクスプロイダーだ。
 だが、オーカーンも一本背負いで反撃。串刺し式のラリアットから、永田の頭をコーナーに10回叩きつけ、さらに強烈な一撃。そしてサイドスープレックスで投げ飛ばし、アインアンクローへ。
 だが、永田も腕を掴んで必死に阻止。そして、逆にナガタロックⅡに捕獲してみせる。オーカーンはこれを噛みつきで脱出すると、モンゴリアンバックブリーカーから大空スバル式羊殺し・ルーナに捕獲する。
 しかし、立ち上がった永田は勝ち誇って隙のできたオーカーンをエルボーで一撃。オーカーンの動きを止めると、ミドルキックを連発してダウンさせる。さらにコーナーに追い詰めてエルボーとストンピングの連打だ。
 続いてエクスプロイダーで投げ飛ばしてから、サンダーデスドライバーで追撃すると、トドメのバックドロップホールドへ。しかし、これをアイアンクローでオーカーンも阻止。両者立ち上がってエルボー合戦だ。
 お互いの名前を呼び合いながら顔面を打ち合う永田とオーカーン。オーカーンがモンゴリアンチョップを連打してくれば、永田は張り手で対抗。オーカーンがパンケーキホールドを繰り出せば、永田もフロントスープレックスを放って譲らない。
 永田はオーカーンをコーナーに追い詰めて串刺し式のヒザ蹴りから、雪崩式のエクスプロイダーを炸裂させる。そして再びバックドロップホールドへ。これもオーカーンが踏ん張ると延髄斬りを食らわせて、三度目の正直でバックドロップホールドを狙う。
 しかし、オーカーンはレフェリーを掴んでこれも阻止。近づいてきた永田に王統流正拳突きを食らわせてダウンさせる。そして雄叫びを上げると、掟破りの逆エクスプロイダー。最後は永田の顔面をアイアンクローで掴むと高々と抱え上げ、エリミネーターで叩きつけて3カウントを奪ったのだった。

 試合後、スペシャルセコンドの小島と中西さんが永田の介抱に駆け寄る。体を起こした永田に対して、オーカーンは仁王立ちで勝ち誇る。そしてタオルを掲げると、花道を悠々と引き上げていったのだった。

COMMENT


 
オーカーン「アマチュアレスリングとか、プロフェッショナルレスリングとか、関係ない。これが、レスリングじゃ。これがストロングスタイルじゃ。そうだろ、永田? これまで数多くのレスラーが、余を称賛してきた。あの長州力殿も、『新日本を支えて欲しい』と言い、“平成のミスタープロレス”武藤敬司も余を称え、闘ってもいないのにだ」
 

 
オーカーン「そして今宵、“ミスターIWGP”の永田裕志を処刑し、余の実力を認めさせた。アマもプロも支配したこの余が、令和のミスタープロレスである!」
 

 
オーカーン「グレート-O-カーンこそ、令和のミスタープロレスだ。そのミスタープロレスを作り上げた要因の1人として、永田裕志、余が築くデッカイ城の礎の墓標を貴様の名前を刻んでやる。誇りに思え……」
 

 
(※帰ろうとするも、リング上の棚橋のメッセージが聞こえてきて立ち止まり……)
 

 
オーカーン「あいつら、仲良しこよしごっこか? 例えばの話、例えばだ、例えば……。プロレス嫌いのレスラーがいたとして、そいつはなんで、プロレスをやってると思う? もしかして、プロレスラーになればこんなにいいメシ毎日食えるぞって。いいメシ飯を食わせてもらったり、わざわざ練習場までに車で送り迎えしてもらったり、テメェの試合があったって次の日、地方へ行くって時でも、残って練習付き合ったり、セコンド付いたり、そういう恩を感じたら、恩返しでプロレスラーになる、そういうこともあったりすんのかな? いや、知らねぇけど。そういうことだろ? あいつらがやってるくだらねぇいい子ちゃんごっこは……。まぁ、何が言いたいのかよくわかんねぇ。ちょっと、頭打ち過ぎたな、こりゃ……さっきのとこはカットしろ、カット。どうでもいいことだ……」
 
 

 
永田「ありがとうございました。いやぁ、まだまだいけるつもりでグレート-O-カーンと試合してみて……まぁ強いですね、オーカーン。あいつはほんとに、あいつの潜在能力は俺自身がよくわかってるつもりなんで。あえて今回、シングルマッチの相手に指名してやりましたけどね。あれ、まだまだ強くなりますね、ほんとに。あんな顔して、あんな風貌してますけど、ほんとに新日本プロレスの伝統的な闘いができる男だし、まだまだ強くなると思います。でも今日、ほんとオーカーンと闘って、俺もまだまだ。今日負けて悔しいと思ったんでね。悔しいと思えたのでね。“こんチキショー”って。決して勝てない相手ではない。負けたけど、勝てない相手ではないとおわかりましたんで。そんなかでまだまだ自分が強くなろうという意欲をね、出してくれた相手だったんで。よかったです、今日シングルマッチやって。久々に新日本での闘いをこういう形で。そんなとこですかね……」
--30周年で区切りということなんですけど、31年目以降に向けて、リング上で半「まだまだ」とおっしゃってましたけど、永田選手として31年目以降はどのように?
永田「30年……まぁ節目というか、ある意味、軌跡というものを披露する記念興行となりますけど、まだまだやりますよ。来年も9月ぐらいに、同じぐらいの時期に東金でやろうと思ってますし、来年はできれば千葉県内、東金以外でもやっていきたいなと思ってます。まぁいろんなエリアがありますけど、それは決まったら発表します。やっぱり千葉県にね、まぁ『株式会社NAGATA LOCK』としてはどんどん進出していきたいなという思いがありますし、来年はどっか1カ所、別の所でやろうと思ってます」
--ツアーという形で? 31周年ツアー……。
永田「ツアー? まぁ、そういうわけではないですけど、永田に所縁のある、例えば佐倉とか。僕の格闘技の原点の町なんで。佐倉はぜひやりたいなと思ってますね、佐倉市内。僕のほんと、(アマチュア)レスリングでデビューした土地が佐倉なんで。そういう意味で選手としてもこういう闘いが見せれたので。“まだまだ永田、大丈夫だな”というのを世の中にアピールできたと思います。いけると。永田、まだまだ……」
 

 
--VTRの中にもありましたけど、(IWGP)世界ヘビーを狙うと。その目標もまだまだ(追いかける)?
永田「もちろん。もうずっと昔からそれを目標に。もう1度、必ず獲ると。だから、そういう目標があるから、例え試合がなくても、どういう状況でも厳しいトレーニングなり、自分を追い込める。普通の人じゃ絶対無理ですよ、目先のエサがなきゃ。厳しいとこに追い込むことはできない。でも俺は違う。常に自分の頭の中にそういう大きな目標があるし、そこに向けて、目の前に、簡単に手の届くとこにエサがなくても、大きな将来に出てくるであろうものに食いつけるように力をつけておきます。まぁでも今日もコロナ禍の中とはいえね、お客様もこれだけ入ってくれて、ソーシャルディスタンスの中でルールを守って楽しんでいただけたと。ほんとに感謝です。永田興行、ほんとにいろいろ苦戦するとこもあるでしょうけど、ほんとに永田裕志のために、この大会のためにこうやって来てくれてありがたいなと。そして、また次も来てくれると。そういうような……まぁ東金で基盤はある意味作れたので、この15年。これからもっと千葉に広げていって、千葉のプロレス熱をより高くしたいなと。選手だけじゃなく、プロモーターとしてもそう思ってます」
 

 
--30年間で“もうそろそろいいかな”とか、そう思ったことはなかったですか?
永田「まぁこんなんだったらねとか、何度もね、もうやめようかなと思った時あったですよ。ありましたよ、正直。ただ、今ここでやめてしまっては、ここでやめたら絶対自分は負けになると。必ずそう思ったとき、それが僕自身の気持ちを食い止めてくれて、で(続けて)やっていこうと思って。ですから、ツライことたくさんあっても、VTRでも行ったかもしれないですけど、何か一ついいことがあると、今までの苦労が全部吹き飛んでしまう。それがプロレスでですよ。プロレスラーになってよかったなと思いますし、こうやって昔の仲間とか、新旧プロレスを好きになってくれた子供たち地元で、そして全国の永田を応援してくださる方がこうやって集まってくれる(って)、なかなかないですよ。こんなって言ったら失礼ですけど東金市に全国から来てくださるって、ほんとに感謝です。そういう思いにこたえるためにも、来年も再来年も、東金は東金でやり、またさらに千葉県にどんどん大きく進出していきたいなと思います」

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