第4試合は田口隆祐＆マスター・ワト＆邪道vsTJP＆フランシスコ・アキラ＆アーロン・ヘナーレ。TJP&アキラは前日の6.20後楽園で6or9からIWGPジュニアタッグ王座を奪取。今回はその追撃戦となる。

　TJP&アキラはベルトを誇らしげに抱えて入場。

　UNITED EMPIREはゴングを待たずに奇襲攻撃を仕掛ける。そして、鉢合わせ攻撃を狙うが、6or9&邪道はうまく回避。続いてワトはアキラにキックを連発。
　さらにワトはティヘラでアキラを場外に追いやり、空中技を狙う。アキラが回避すると、ワトはスワンダイブエルボーを狙うも、これはTJPが妨害。
　TJPが場外のワトを捕獲すると、アキラは鮮やかなプランチャ。そしてアキラはワトをリングに戻し、TJPと共に連携のセントーンを炸裂。
　続いてTJPはワトの顔面を踏みつけてからリバースインディアンデスロックで捕獲。その状態で背中にエルボーを食らわせ、鎌固めを決める。ワトはなんとかロープエスケープ。
　スイッチしたヘナーレはワトの背中にに強烈なハンマーパンチ。さらに力任せにコーナーに叩きつけると、ワトは衝撃で倒れ込んでしまう。
　続いてヘナーレはブレーンバスターで叩きつけてカバー。これは田口がヒップバットでカット。だが、ヘナーレはパンチで田口を場外に排除。
　スイッチしたTJPはワトにサイドバックブリーカー。そしてセントーン・アトミコを繰り出すが、ワトは回避。続いてワトはTJPにケブラドーラ・コンヒーロを決め、田口に交代。
　田口はアキラ、ヘナーレに連続でヒップアタックを連発。さらにTJPに串刺しヒップアタックを決め、オヤァイポーズからケツイェ。だが、カバーはカウント2。
　ならばと6or9はTJPにサンドイッチ式低空ドロップキック。するとアキラが救出に入り、TJPと共にワトにサンドイッチ式キックで反撃。
　続いてTJP&アキラは田口にダブル攻撃を狙うも、田口は切り抜けて二人まとめてDDT&リバースDDT。
　次は邪道とヘナーレのマッチアップ。両者はラリアットの相打ちを繰り返すが、最後は邪道が崩れてしまう。
　ここでヘナーレがロープに走ると、ワトがカウンターのボディブロー。ここから6or9&邪道は挽回し、田口のヒップアタックから邪道がラリアット。
　カバーをヘナーレが返すと、邪道はクロスフェイス・オブ・JADOで捕獲。田口はTJPをオーマイアンドガーアンクル、ワトはアキラを脇固めで捕らえる。
　しかし、ヘナーレは力尽くで邪道を持ち上げる。邪道は切り抜けるが、ヘナーレはパンチのコンビネーション。そして、TJPが田口をピノイストレッチ、アキラが田口をフロントネックロックで捕獲。最後はヘナーレがアルティマで邪道からギブアップを奪った。

　試合後もヘナーレは、なかなかアルティマを離さない。そしてUNITED EMPIREは誇らしげに勝利をアピールした。

ヘナーレ「7月のビックマッチを控えたオレにはいいウォームアップになった。このシリーズ毎日勝利を上げて、自信も付いてきた。しかも俺の隣には新IWGPジュニアタッグ王者の2人が付いてる。（昨日の）2人の勝利が『G1』に向かう上でいい刺激になってる」
　


　
TJP「オレたちは少しずつだが、確実にEMPIREを築いてる。オレたちは宝を手に入れた。おまえ（ヘナーレ）の宝も近づいてきてると思う。オレたちに挑戦を狙ってるチームに言いたい。このベルトはレベルが一段階上がった。アキラもレベルが上がった！ 挑戦したければかかってこい。だがいまのオレたちに匹敵するチームはいないと思うぞ」
　

　
アキラ「今日は短めのコメントにしとく。明日国に帰るんだけど、今回はすごく価値のあるもの（ベルト）を連れて帰る。 GRAZIE. ARRIVEDERCI.（イタリア語で”ありがとう”、”さようなら”）
　
　

　
（※邪道、田口、ワトで肩を組みながら）
邪道「田口！ 」
田口「すみません」
邪道「6 or 9はまだまだぜんぜん未来あるよ。」
田口「ハイ」
邪道「結果は残念だったけど、1回負けたぐらいでダメだ凹んじゃ」
田口＆ワト「ハイ」
邪道「おまえらには未来あるから。次、次行ってみよう」
ワト「ハイ」
田口「わかりました」
（※邪道は先に控室へ）
　

　
ワト「でも、田口さん。他の人と組んでみるのっていいかもしれない。グランドマスターへの道はいろんな人と組んで経験するのもいいってことかもしれません。オレはこの6 or 9で、学んだことは凄く今の自分に活きてます。昨日負けたからって、終わりじゃないから。また組みたいとオレは思っています」
田口「ウン、いやいいんじゃないかな」
ワト「ハイ」
　


　
田口「解散、解散しようって、そういうつもりで言ったわけじゃないから。だから今、今自分にはロッキー・ロメロというパートナーもいるし、グランドマスターを目指すなら、パートナーを1人って決めつけない。自分にも今までプリンス・デヴィット、リコシェ、ACH、いろんなパートナーとやってきたから。ジュニアタッグ獲ったからね。一つ、結果を出してるから。一人に拘らず、いろんなパートナーとやることがグランドマスターに近い、近道というか。グランドマスターを目指すならいろんなパートナーと幅を広げていく、それが大事だという。そういう意味で言うとあれ、解散するとかそういう思いじゃないから」
　

　
ワト「やっぱ6 or9でオレ達はやって」
田口「組みたいって、まだ組んでもらえるっていうんであれば、喜んで6 or 9は手を組む。これからも、ハイ。一緒にやっていきましょう」
ワト「ハイ。まあけど、オレも組みたい相手は沢山いるから（※と言って先に立ち去る）」
　

　
田口「うそ〜ん！ うそやん！ やっていこうって言ったばっかりやん、うそやん。なにそれ！ なにそれ！」