メインイベント(第8試合)はAブロック公式戦として、アレックス・ゼイン(2勝0敗)とIWGPジュニアヘビー級王者・石森太二(2勝0敗)が激突。共に開幕2連勝と好調の両者。186cmと長身のゼインに対し163cmの石森はいかに体格差をはねのけ、勝利を手繰り寄せるのか。初出場のゼインとしては、ここで王者を下し大きなインパクトを残したいところだ。
石森はIWGPジュニアヘビーのベルトを腰に入場。
開始のゴングが鳴ると、リストの取り合いに。そしてゼインはコーナーバックスプラッシュからスリングショット・ヘッドシザーズ。続くロープワークの攻防では、石森の腰にダブルニーを落とし、その場飛びコークスクリューセントーンを炸裂。
石森はエプロンに回避するも、ゼインは危険を顧みずセントーン・アトミコを炸裂。劣勢の石森だったが、ゼインの腰をエプロンに打ちつける。そして本部席から木槌を奪い、それをゼインにパスし、レフェリーに相手の反則をアピール。
ゼインが木槌をレフェリーに渡すスキに、石森はイスを手にして殴りかかる。だが、ゼインはこの動きを読んで逆にイス攻撃。そしてイスに石森を座らせると、ゼインはリングの周りを一周し、加速をつけて攻撃を狙う。しかし、石森は低空ドロップキックで迎撃。ゼインはイスに突っ込んでしまう。さらに左肘を痛めてしまう。
石森はリングに戻るとコーナーパッドを外す。ゼインがカウント13でリングに戻ると、石森は後頭部にエルボー。さらにハンマーロックで捕らえ、鉄柱に左肩を打ちつける。
続いて石森は変形のアームバー。ゼインは逃れようとするも、石森はそれを許さない。ゼインはなんとか足をロープにかける。
すると石森はゼインの左腕を折りたたみ、肘にストンピング。さらにバックドロップを狙うが、ゼインはかわしてロープへ。しかし、石森は巧みに腕を捕らえてYes Lockへ。すかさずゼインはロープに逃げる。
ここからゼインは打撃で反撃し、豪快なショートレンジラリアットで石森をなぎ倒す。ゼインはエルボーの連発からバックエルボー。そして技の読み合いから、石森にローリングギロチンを炸裂。
続いてゼインはトップロープ・ドラゴンラナを決めてカバーするが、石森はカウント2でキックアウト。するとゼインは変形サイドウォークスラムを狙うも、石森は脱出。しかし、ゼインはトリッキーなキックを食らわせ、串刺し攻撃の体勢に。だが、石森は金具むき出しのコーナーに自爆させる。
石森はゼインの左腕のサポーターとテーピングを外し、腕目掛けてコードブレイカー。攻防の中で負ったのか、ゼインは肩から出血が見える。
続いて石森はラ・ミスティカのように飛びつくが、ゼインは変形サイドウォークスラムで切り返す。そしてゼインはコーナー最上段に上りシナモンツイストを繰り出すも、石森はかわすと一気にBone Lockで捕獲。ゼインは必死にロープエスケープ。
石森はゼインを引きずり起こし、ゼインの巨体にサイファーウタキを決める。だが、カバーはゼインがカウント2でキックアウト。すると石森は銃口を向けてから、ブラディークロスを狙う。ゼインがこらえると、石森はロープへ。しかし、ゼインはポップアップしてバイシクル・ニーを炸裂。
そしてゼインはTACOドライバーを狙うも、石森は回避してラ・ミスティカの体勢からBone Lockで捕獲。ゼインは逃れようとするも、石森はリング中央に引きずり込んで締め上げ、意地のギブアップ勝ち。これで石森は開幕3連勝、ゼインは2勝1敗に。