試合後、石森は勝ち名乗りを受けると、ベルトを腰に巻き、座った状態でマイクを握る。その石森を、左腕を押さえたゼインが花道の奥から見つめる。
■石森のマイクアピール
「すべてが規格外だ……、アレックス・ゼイン(場内拍手)。俺もいろんなヤツとやってっけど、その中でも群を抜いてトップクラスだよ(場内拍手)。だがな! 一つだけ、一つだけ言っといてやるよ。オマエ、あきらかにヘビー級だぞ!(場内拍手&笑)。デケーし! 動きはジュニアだけどな、一発一発が重たすぎるんだよ!(場内拍手)。
まあでも、なんとかそんなヤツに勝てて、3勝目だ!(場内拍手)。Aブロックが三つ、Bブロックが二つか、公式戦を終えて。よくよく考えたら、まだ今年の『SUPER Jr.』、前半戦、折り返してねえんだよな(場内拍手)。
でもよ、観てるオマエら、スッゲー、ワクワクすんだろ?(場内拍手)。誰が勝ち上がるか、わかんねえだろ、なあ?(場内拍手)。レ~ベルが! 高け~だろ、なあ?(場内拍手)。まあ、観てるヤツらは、その中でそれぞれ、好きなヤツらを応援すればいい。そんなこと、俺にはまったく関係ない。だ~が~! 最後は! 最後は! 最後は! (TVカメラを確認して)オイ、俺を見ろ。俺がジュニアの強さと、すごさを見せつけてやるよ(場内拍手)。It’s Reborn!(場内拍手)」
そして石森はベルトをアピールしながら、堂々と花道を引き上げた。