セミファイナル(第7試合)のAブロック公式戦は、IMPACT!のXディヴィジョン王者エース・オースティン(2勝0敗)と、3連覇を狙う高橋ヒロム(2勝0敗)の対決。IMPACT!を代表する軽量級戦士と、新日本ジュニアのカリスマ的存在が刺激的遭遇を果たす。
オースティンはXディヴィジョンのベルトを携え入場。 ヒロムは「BOSJ29攻略本」を手に入場。オースティンのページには「エースは足りてるのでジョーカーはいかがですか?」と書かれている。ゴング前、オースティンはベルトを掲げて挑発。
開始のゴング、ロックアップで組み合うと、オースティンがコーナーに押し込む。そしてフライングメイヤー。だが、ヒロムはヘッドロックで捕獲。
続いてロープワークの攻防になり、オースティンはトリッキーな動きを見せるも、ヒロムはヘッドロックで捕らえる。
しかし、続くロープワークの攻防でオースティンがカニバサミからキック。さらに追撃のミドルキックからドロップキックをヒット。
オースティンは串刺し攻撃を狙うも、ヒロムは回避。そしてオースティンのアームホイップを読んで腕固めで捕獲。そしてオースティンのカードを取り上げたヒロムは、掟破りのカードスクラッチを狙う。これはレフェリーが阻止。
すると、オースティンがスキをついてヒロムを腕固めで捕らえ、二枚目のカードを取り出し本家のカードスクラッチをお見舞い。たまらずヒロムは場外にエスケープ。オースティンはコーナーでロープに横たわって余裕のポーズ。
ヒロムがリングに戻ると、オースティンはストンピングを連発。さらにサイドスープレックスからカバーするが、ヒロムはカウント2ではね返す。するとオースティンはヒロムの左腕にニードロップ。さらに背中にニーを突き刺す。
続いてオースティンは指攻めからキャメルクラッチへ。ヒロムは必死に足をロープにかける。
今度はオースティンはヒロムの首に膝を押し当てる。さらにブレーンバスターから押さえ込むも、ヒロムはカウント2ではね返す。だが、オースティンは追撃のブレーンバスターからもう一度カバー。これもヒロムは必死にカウント2ではね返す。
優勢のオースティンはヒロムに逆水平チョップ、さらに左右のキック。だが、ロープワークの攻防では、ヒロムがハサミワザをお見舞い。
続いてヒロムはオースティンの串刺し攻撃をかわしてショットガンドロップキック。そして串刺しラリアットから低空ドロップキックとたたみかける。
ヒロムはターンバックル・デスバレーボムを狙うが、オースティンは回避。しかし、ヒロムはオースティンを肩に担いでエプロンに追いやると、トップロープ越えのサンセットフリップ・パワーボムへ。しかし、オースティンは回避し、ヒロムの攻撃を倒立で切り抜け、トラースキックをヒット。続いてオースティンはフォスベリー・フロップを炸裂。
オースティンはヒロムをリングに戻し、セカンドロープからキック。ヒロムは切り抜けるも、オースティンは串刺しラリアット。さらにショートレンジラリアットを乱打し、今度こそセカンドロープからキックを食らわせる。
オースティンはヒロムを捕らえ、ツイスティングスープレックスを狙うも、ヒロムは回避。しかし、オースティンはバックドロップを食らわせ、ツイスティングスープレックスからヘッドトラップストンプ。そしてカバーするも、ヒロムはカウント2でキックアウト。
ならばとオースティンはとどめのTHE FOLDを狙うも、ヒロムはシットダウン式パワーボムで切り返す。オースティンがカバーを返すと、ヒロムはビクトリー・ロイヤルの体勢に。
これはオースティンが切り抜けるも、ヒロムは意地のターンバックル・デスバレーボムを炸裂。そして肩に担ぎ上げるが、オースティンは脱出。ここからキックの応酬となり、これを制したオースティンがTHE FOLDへ。だが、ヒロムはパワースラムのように切り返すと、TIME BOMBを狙う。ここから技の切り返し合戦となり、ヒロムがナックルを炸裂。
だが、オースティンもトラースキックを決め、ロープへ。ヒロムはヒロムちゃんボンバーを炸裂するも、オースティンは気合いを入れて立ち上がる。だが、ヒロムはトラースキックから正調のヒロムちゃんボンバー。しかし、カバーはオースティンが必死にカウント2でキックアウト。
ならばとヒロムはビクトリー・ロイヤルを決め、気合いの雄叫びからTIME BOMB IIを炸裂。この一撃で激闘を制し、ヒロムが無傷の開幕3連勝を飾った。初黒星を喫したオースティンは2勝1敗に。
試合後、オースティンは握手の手を伸ばす。するとヒロムもガッチリ握り返し、ベルトを巻くジェスチャーを見せてから、勝ち名乗りを受けた。オースティンはベルトにキスをしながら花道を退場。