第4試合は「US OF JAY OPEN CHALLENGE」として、ジェイ・ホワイトがマイク・ベイリーを迎撃。「US OF JAY OPEN CHALLENGE」は昨年からジェイによってスタートした、いわゆるオープンチャレンジマッチ。これまでジェイはクリストファー・ダニエルズ、ジェイ・リーサル、スワーヴらと激闘を繰り広げてきた。今回の相手であるベイリーはカナダ出身の31歳。テコンドー黒帯というバックボーンを持ち、日本ではDDTプロレスリングでKO-Dタッグ王座を戴冠。現在はIMPACT WRESTLINGにも参戦しているベイリーが、ジェイを相手に番狂わせを狙う。
開始のゴング、ベイリーが距離を詰めると、ジェイはエプロンへ。一旦間を外してからリングに戻ると、ロックアップでベイリーをコーナーに押し込む。
ジェイの逆水平チョップをかわしたベイリーはキックの体勢に。だが、ジェイはロープの外に身体を出してブレイク。
続いてジェイは首投げからヘッドロック。ベイリーはハンマースルーで返すが、ジェイはショルダータックル。しかし、ベイリーはすぐに立ち上がり打撃のコンビネーション。ジェイも反撃するが、ベイリーはアームホイップから左右のキックを高速連射。、そして延髄斬りをヒット。
ジェイが場外に落ちると、ベイリーはノータッチ式トペ・コンヒーロを炸裂。さらにジェイの打撃をかわし、強烈なキックでなぎ倒し、引きずり起こしてリングに戻す。
劣勢のジェイだったが、ベイリーを担ぎ上げるとガンスタンの要領で首をロープの上に落とす荒技。ベイリーは首を押さえて場外で大の字に。するとジェイも場外に下り、逆水平チョップを連発。
ジェイはベイリーをリングに戻してカバー。ベイリーが返すと、ジェイはネックブリーカードロップ。そして押さえ込むも、これもベイリーがカウント2でキックアウト。
ジェイは挑発するように後頭部を蹴りつける。さらにハンマースルーでコーナーに叩きつけ、その衝撃でベイリーは転倒。さらにジェイはスリーパーでダメージを与えていく。
ベイリーは逆水平チョップで反撃するが、ジェイは逆に強烈な逆水平チョップでなぎ倒す。ベイリーはキックを繰り出すも、ジェイは受け止めてエルボー。そしてロープへ走るが、ベイリーはカウンターのレッグラリアットを炸裂。
さらにベイリーはソバット、カカト落とし、そしてその場飛びのコークスクリュー・シューティングスタープレスを決めるが、ジェイはカウント2でキックアウト。
ならばとベイリーはバズソーキックへ。しかし、ジェイはかわしてバックエルボー。さらに串刺しエルボーからブレードバスターを決めてカバー。ベイリーはなんとかカウント2でキックアウト。
するとジェイは変形の裏投げの体勢に入るが、ベイリーは回避し、強烈なハイキック。そしてセカンドロープからアルティマウエポンを繰り出すも、これはジェイが回避。
ジェイは一気にブレードランナーを狙うが、ベイリーは切り返してロープの反動を利用した横入り式エビ固め。しかし、ジェイは跳ね返し、ベイリーにエルボー。そして突進するが、ベイリーがかわすと、ジェイはそのまま場外へ。すかさずベイリーはラ・ケブラーダを炸裂。
そしてベイリーはジェイをリングに戻し、コーナー最上段へ。だが、ジェイは攻撃を食い止め、ベイリーを担ぎあげてエプロンに叩きつけようとする。
ベイリーは切り抜けるも、ジェイはエプロンでSSSの体勢に。しかし、ベイリーは回避し、その場飛びのムーンサルトダブルニーへ。だが、ジェイにかわされてしまう。
ジェイはリングにベイリーを押し戻し、変形の裏投げを炸裂。そしてグラウンドでのドラゴンスクリューから“BTO”(ベイリー・タップアウト)で捕獲。ベイリーは必死にロープエスケープ。
ならばとジェイはSSSの体勢に。ベイリーは回避するも、ジェイは逆水平チョップ。だが、ベイリーは強烈なキックで場外に吹っ飛ばす。
ジェイはリングに戻ると逆水平チョップで反撃。しかし、ベイリーはハイキックでなぎ倒す。両者は逆水平チョップとハイキックの応酬。
ベイリーはキックでダウンを奪うが、ジェイはスキをついてタックルからグラウンドでのドラゴンスクリュー。そして今度こそSSSへ。ベイリーは後方回転して着地するが、膝を痛めてしまう。
すかさずジェイはブレードランナーを狙うも、ベイリーは切り抜けてウラカン・ラナ。そしてキックを叩き込み、その場飛びのムーンサルトサブルニーを炸裂。
さらにベイリーはバズソーキックからカバーするが、カウントは惜しくも2。ならばとベイリーはスクリューキックを叩き込み、コーナー最上段からアルティマウエポンへ。しかし、ジェイに寸前でよけられてしまう。
すかさずジェイは今度こそSSSを食らわせ、最後はブレードランナーで3カウントを奪取した。
試合後、ジェイはマイクを握り、アピールすると見せかけ、そのまま退場した。