第7試合は『NJC』1回戦、大岩陵平vsザック・セイバーJr.。恵まれた体格と血気盛んなファイトで成長著しいヤングライオン・大岩は、初出場の『NJC』で世界屈指の関節技の使い手であるザックを相手に、どこまで食らいつけるか? ザックは今年の1.4東京ドームでIWGPタッグ王座から陥落。今度はシングルプレイヤーとして実力を見せるべく、2018年以来となる2度目の『NJC』優勝を狙う。
ザックはジャージのポケットに手を突っ込み、余裕を漂わせて入場。
大岩は開始のゴングと同時にショルダータックルでザックをなぎ倒す。さらにハンマースルーを狙うも、ザックがヘッドロック。
それでも大岩はハンマースルーを仕掛け、リープフロッグからヒップトス。さらにショルダータックルでザックを場外まで吹っ飛ばす。ザックは場外で座り込んで笑みを見せ、「イイネ」とつぶやく。
ザックがリングに戻ると、大岩は低いタックルからバックを取る。ザックも切り返すが、大岩はヘッドシザーズ。ザックは簡単に切り抜けると、大岩の両足を固める。そこからザックはハンマーロックへ。
大岩はバックエルボーからハンマーロック。しかし、ザックはアームホイップからグラウンドでヘッドロック。大岩は足でロープエスケープ。
大岩はザックにファイヤーマンズキャリーを決めてヘッドロック。だが、ザックはヘッドシザーズで切り抜けてアームロック。そこから足関節で攻め込むが、大岩も応戦して袈裟固め。さらに腕ひしぎ逆十字を仕掛けると、ザックはロープエスケープ。
続いてザックは大岩のバックを取り、グラウンドに持ち込んでネックロック。さらに腕固めから指を捻じ曲げる。大岩は力で返し、腕固めで捕獲。
ザックは巧みに切り返し、大岩の左の手首、さらに指を痛めつけていく。大岩はなんとか足をロープにかける。
ザックは大岩の顔面を蹴りつけて挑発。さらにフィンガーロックから大岩の左腕に集中攻撃。ザックは「ダイジョウブ?」と挑発し、左腕を蹴りつけていく。
大岩は気合いでザックを担ぎ上げてスパインバスター。さらに串刺しドロップキックを決め、ショルダータックルでなぎ倒す。続いてサイドスープレックスで叩きつけてカバーするが、ザックはカウント2でキックアウト。
ならばと大岩は逆エビ固めを狙うも、ザックは切り抜けてヘッドシザーズ。大岩は必死の形相でロープエスケープ。
ザックはフロントキックで大岩をなぎ倒す。二発目を受け止めた大岩は、逆エビ固めを狙う。しかし、ザックは身体をひねって回避。
続いてバックの取り合いから、ザックはネックロックで捕獲。だが、大岩は力任せにボディスラム。そして逆エビ固めを狙うも、これもザックは切り返す。だが、大岩は丸め込みへ。
ザックが返すと、大岩は打点の高いドロップキックをヒット。そして気合を入れ、ボディスラムで持ち上げる。だが、ザックは着地してエルボー。
ザックはエルボーを重ねるが、大岩もエルボーで反撃。するとザックは大岩の足を持って転倒させ、つま先を自身の頭と使って捻じ曲げる。たまらず大岩はマットを叩き、ザックがギブアップ勝ちを奪った。
ザックは3.12愛知の2回戦ではDOUKIとの鈴木軍対決に臨む。