新日本プロレスLA DOJOとUNITED EMPIREが因縁対決する6人タッグマッチ。
TJPがコナーズに奇襲を仕掛け、そのまま両軍による乱闘で試合がスタート。コナーズが形勢逆転し、ボディブロー連打、逆水平チョップ、ショルダータックルでTJPに報復する。
そこへオスプレイが飛び込むと、コナーズ&フレドリックスが合体ショルダースルーで投げ飛ばす。そして、成田がランニングフロントハイキックでオスプレイ、エルボーでコブを場外へ転落させると、フレドリックスがノータッチトペコンヒーロで押し潰した。
これでTJPが孤立し、コナーズが頭部へパンチ連打を浴びせる。そして、フレドリックスがボディスラム、ストンピング、成田がエルボー連打などで追い討ちをかける。
その後もTJPの劣勢は続き、成田がロープを利用して卍固めを極める。だが、TJPはチンクラッシャーで成田に逆襲し、ようやく脱出に成功。
成田対オスプレイとなり、成田がエルボー連打、串刺しバックエルボー、ハーフハッチと畳み掛ける。ところが、コブが成田の脚を引っ張って場外へ引き込み、鉄柵へ叩きつける。
今度は成田が孤立する展開となり、TJPがトップロープ越えのセントーンアトミコ、コブがボディブロー、ヘッドバット、踏みつけ攻撃、滞空式ブレーンバスタースラムなどで追い討ちをかける。
成田のピンチは続き、オスプレイが腕を掴んだまま逆水平チョップを見舞う。そして、旋回式バックブリーカー、スリーパーホールド、逆水平チョップへ繋ぐが、成田はカウンターフロントスープレックスで巻き返す。
ここでようやくコナーズの出番となり、ショルダータックル、逆水平チョップ連打、横方向からのショルダータックルと畳み掛ける。しかし、オスプレイはハンドスプリングオーバーヘッドキックで逆転。
コナーズ対TJPとなり、TJPが顔面ウォッシュを開始。そして、妨害しようとしたフレドリックスをハイキックで排除し、締めの1発を発射。ところが、コナーズがカウンターパワースラムで挽回し、ロープ越しのスピアーでTJPの背中をエプロンへ叩きつける。
10分が経過し、コナーズがTJPをリングへ押し込む。そして、自分もリングへ入ろうとするが、オスプレイが脚にしがみついて妨害。その直後、TJPがセカンドロープからジャンプし、コナーズの左膝にストンピングを食らわせる。
続いてTJPは変型サソリ固めでコナーズを捕らえるが、成田がカット。しかし、TJPが変型バックドロップで投げ捨て、場外ではオスプレイがフレドリックスを鉄柵へ激突させる。
それでもコナーズは、ショートレンジラリアットでTJPに報復。ここからフレドリックス対コブとなり、フレドリックスがカウンタースパインバスター。そして、乱入したオスプレイに変型バックブリーカーを見舞う。
フレドリックスの攻勢は続き、串刺しジャンピングボディアタック、バックドロップ、ジャンピングエルボードロップでコブへ追撃。そして、マニフェストデスティニーの体勢に入るが、コブが身を守る。
ここから混戦となり、オスプレイがフレドリックスにスワンダイブエルボーアタック、成田がオスプレイにフロントハイキック、TJPが成田にローリングソバット。その直後、コナーズがTJPへ襲いかかろうとするが、膝から崩れてダウンしてしまう。
すると、フレドリックスがフロントハイキックでTJPを蹴散らし、コブにはエルボー連打を浴びせる。そして、ロープへ走るが、コブが追走式バックエルボーを食らわせ、オスプレイがコブのアシストでジャンピングハイキックを見舞う。
続いてコブがフレドリックスをニュートラルコーナーへ叩きつけると、TJPが串刺しトラースキック、オスプレイが串刺しフロントハイキックを矢継ぎ早にお見舞い。そして、コブがアスレチックプレックスからフォールにいくが、コナーズがギリギリでカットする。
しかし、TJPがコナーズの膝にストンピングを落とし、変型サソリ固めで痛めつける。すると、コブがフレドリックスにツアー・オブ・ジ・アイランドを炸裂させ、今度こそ3カウントを奪った。
【試合後コメント】
TJP「俺たちはリングの中でも外でもジェントルマンだな。今日は最高の試合だっただろ。DOJO!? その呼び名はきらいだな。ましてや自分たちのことを呼んでいるなんてもってのほかだ」
オスプレイ「恥ずかしいな」
TJP「今日は俺たちが誰であるかを思い知らせてやった。そして、本物のレスラーというものを思い知らせてやった。クラーク、このメッセージは特にお前に向けて言っているんだぞ」
オスプレイ「(※コブの背中を平手で軽く叩き)そして、嬉しいことにジェフ・コブとまた一緒に闘うことができた。こいつはあと少しのところで『G1(CLIMAX)』全勝を達成するところだったんだ! (※人差し指を立て)負けたのはたった1回だけだぞ。こいつが新日本プロレスで最もパワフルなヤツであるということに変わりはない。最高だったな。世界中がお前のファンになったんじゃないか? ジェフ、久しぶりだな。調子はどうだった?」
コブ「俺が日本で言ったことを覚えているか? UNITED EMPIREはどこに行こうがその場を支配する。(※指折り数え)イギリス、ヨーロッパ、(※2人のほうを向いて)アフリカにも行きたいか!? アフリカだって支配する」
オスプレイ「アフリカか…」
TJP「メキシコ~~」
コブ「メキシコ、アメリカ、どこであろうが関係ない。北極へ行ってホッキョクグマを仲間にするっているのはどうだ?」
オスプレイ「最高だな! ホッキョクグマは大好きだ! やろうぜ!」
コブ「UNITED EMPIREがすることはいつもただひとつ。勝つことだ。サンノゼで起きたことを覚えているか? あれは俺たちにとって最悪だった」
オスプレイ「フフフフ…」
コブ「今日は“ライノ”(コナーズ)がTJPにヒザを極められ、そして“ウルフ”(フレドリックス)はリング上で俺にツアー・オブ・ジ・アイランドを食らった!」
オスプレイ「“あいつ”は“カメ”だな」
コブ「さらにナリタとかいう“カメ”は…」
オスプレイ「ハハハ!」
コブ「オスプレイに場外でフェンスへ叩きつけられた!」
TJP「なんだよ、あのヒゲ」
オスプレイ「最悪だよな」
TJP「最悪だ」
コブ「何度やったって結果は同じだ。UNITED EMPIREが勝利を掴む」
オスプレイ「(※TJPに向かって)お前はまだクラーク・コナーズを痛めつけたいかもしれないが、俺たちはLA DOJOとはもう終わりだ。俺は次に向かわないといけない。“ビッグ・ウィリー”が日本に帰ってくるぞ!」
TJP「……(※手でUNITED EMPIREのサインを示す)」
オスプレイ「5月にケガで欠場してから(※4本の指を立て)復帰まで4ヵ月かかったが、俺はいまこうしてここに立っている。ここで声を大にして言う。2022年1月5日、IWGP世界ヘビー級王者として君臨している男はただ1人だ。その男の名はウィル・オスプレイ。これはUNITED EMPIREからの指令だ。俺たちが世界を支配する」
TJP「(※3人でUNITED EMPIREのサインを示し)王冠を頭上にかかげろ」
オスプレイ「王冠をかかげよう。行くぞ」
成田「(※フレドリックスをコメントスペースへ運び、津軽弁で)まんずはんかくせっきゃ!(まったく馬鹿らしい!) あぁっ!(※と吐き捨てて立ち去る)」
フレドリックス「(※コメントスペースに横たわり)クラークはいまドクターに脚を診てもらっている。TJPのほうがケガをしてリングに復帰できなくなればいいのにな。もしできることなら、クラークはお前のことを殺しているだろう。そしてウィル、ジェフ、ほかのUNITED EMPIREのメンバーども。(※徐々に立ち上がり)俺たちはどこへも行かない。これで終わりじゃないぞ。ナリタもイライラしているみたいだな。またやってやる。イジョウ」
※コナーズはノーコメント
DETONATION 2021
- 日時
- 2021年12月12日(日) 開場 10:00 (JST)開始
- 会場
- 非公開
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第2試合 20分1本勝負