新日本プロレスLA DOJOの所属で日本の道場生として修行を積んだキッドが、約7ヶ月ぶりにリングへ復帰。自ら対戦相手に指名したグレシャムとシングルマッチで対決。
握手で試合が始まり、腕を取られたキッドが前転で脱出。するとグレシャムは、手の汗をレフェリーの服で拭いてファンを笑わせる。その後、キッドが手四つの体勢から押し込むが、グレシャムが切り返して首投げを繰り出す。
その後、キッドがリストを極めると、グレシャムは脚を取って対抗。そして、ヘッドロックへ移行するが、キッドが素早い動きで身を守る。
さらにキッドは、グレシャムを軽々と持ち上げ、腕を捻る。そして、腕ひしぎ逆十字固めを狙うが、グレシャムがディフェンスして上から押さえ込む。
それでもキッドが腕を固めていくと、グレシャムはロープを利用して切り返す。だが、すぐにキッドがアームホイップで投げ、再び腕を攻める。
しかし、グレシャムは落ち着き払ってロープエスケープし、余裕の笑みを浮かべて拍手。するとキッドは、タックルでグレシャムをなぎ倒し、逆片エビ固めを仕掛けてロープエスケープさせる。
続いてロックアップの体勢で両者が激しく押し合い、もつれてコーナーへ移動。ここでロープブレイクなるが、グレシャムの手がキッドの顔面に当たる。これでキッドが怒ると、グレシャムは握手で謝意を示す。
続いてグレシャムはカニばさみでキッドを倒し、変型インディアンデスロックを極める。その直後、エキサイトしたキッドがグレシャムを突き飛ばし、タックルでテイクダウンを奪う。
ここから両者がグラウンドでもつれ合い、グレシャムが離れ際にパンチを放とうとする。それに気づいたキッドが怒ってグレシャムに詰め寄ろうとするが、レフェリーに制止される。
その後、キッドがショルダータックルを見舞うと、グレシャムはすぐさまエルボーを浴びせる。これにキッドが応戦してエルボー合戦となり、そこからキッドがボディスラムで投げ捨てる。
さらにキッドは逆水平チョップを繰り出すが、グレシャムがショルダースルーでエプロンへ追いやり、水面蹴りで転倒させる。そして、低空ドロップキックで場外へ落とすと、パントキック、アームホイップ、アームロックへ繋ぐ。
そのままグレシャムがリストを掴み続けると、キッドはエルボーを浴びせて抵抗。そして、グレシャムを引き離すと、ドロップキックでダウンさせる。
続いてキッドは、エルボー、逆水平チョップ、フロントキックなどで追撃。そして、ダブルアームスープレックスの体勢に入るが、グレシャムが抵抗し、ウラカン・ラナで丸め込む。
そこから切り返しの応酬となり、ニアフォールが連発。その流れからキッドがドロップキックを繰り出すも、グレシャムが回避してパントキックで腕を蹴る。
その直後、グレシャムがアームホイップで投げると、キッドが体勢を入れ替えて上から押さえ込もうとする。ところが、グレシャムが下からヘッドシザースを繰り出してキッドの両肩をマットへつけ、そのまま左脚を抱え込んで3カウントを奪取した。
試合後、グレシャムはキッドを介抱し、握手をして健闘を称えた。
【試合後コメント】
グレシャム「俺が新日本のリングに上がると、毎回ヤングライオンの相手をさせられる。その理由がやっとわかった。それは新日本のトップレスラーが、ヤングライオンと同じくジョナサン・グレシャムのことを恐れているからだ。ウィル・オスプレイ、“SWITCHBLADE”ジェイ・ホワイト、ロッキー・ロメロ、お前たちのことを言っているんだ。新日本のレスラーたちは、世界最高峰のピュアな闘いをするプロレスラーを恐れている。そして、いま大切なことは、ゲイブリエル・キッドについてだ。何かが起きるのがプロレス界だ。ピュアな闘いを繰り広げるレスラーは、プロレスのことを競技だと捉えている。ゲイブリエル・キッドがどんな理由で半年間欠場していたかは関係ない。(※カメラを指さし)だが、お前はピュアな闘いをしているとはまだ言えない。時が来ればお前も選択を迫られることになる。そのときはお前が『俺はFOUNDATIONだ』と言ってくれることを強く望んでいる」
※キッドはノーコメント