新日本プロレス創立35周年TOUR Circuit 2007 NEW JAPAN GENERATION

日時: 2007年9月17日(月) 17:30開場　18:00開始
会場: 神奈川・相模原市立総合体育館
観衆: 2500

第3試合 20分1本勝負

内藤哲也
金本浩二

境界線

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

9月24日広島大会でのIWGP Jr.ヘビー級選手権試合で激突する王者・田口と挑戦者・タイガーの先発でスタート。タイガーは強烈なローキックで先制攻撃。これで田口の動きを鈍らせ、モンキーフリップで投げ飛ばす。
しかし、田口もドロップキックでタイガーを場外へ落として応戦。三角飛びプランチャを放とうとすると、タイガーに逃げられてしまうが、コーナー、リング中央で腰フリアピール。現王者として、タイガーに余裕を見せる。
すると、リングに戻ったタイガーは風車式バックブリーカーで田口にお返し。そして、内藤とタッチする。
内藤は、エプロンに控える金本を挑発。「金本」コールの中、金本がリングインすると、激しい打撃戦を展開。これを制した金本は、サッカーボールキック連打など、容赦のない蹴りで内藤を徹底的に痛めつける。
その後も、田口＆金本に代わる代わる攻められ続け、劣勢を強いられる内藤。しかし、起死回生のドロップキックでなんとか金本に一矢報いると、タイガーにタッチ。
金本のムーンサルトプレスを回避したタイガーはハイキック。だが、金本もアンクルホールドで応戦。そして、ハイキックを互いに放つが、これが同時に決まり両者ダウン。共にパートナーとタッチする。
内藤は、ジャンピングエルボーアタック、アバランシュホールド、ミサイルキックと畳み掛けて田口を攻め立てる。しかし、田口は、トラースキック、フィッシャーマンズスープレックスからの腕ひしぎ逆十字固め、連続ブレーンバスターからのフェースバスターと、連続して技を決めてすぐにペースを取り戻す。
だが、内藤は金本のドロップキックを田口に誤爆させ、タイガーに手を差し出す。リングインしたタイガーは、田口にミサイルキック、ムーンサルトニープレス、ミドルキック連打。追い詰められた田口だが、タイガーを転倒させると、ラ・マヒストラルでフォールを迫る。
しかし、最後は田口のバックドロップを着地したタイガーが逆さ押さえ込みで電光石火の3カウントを奪取。田口との前哨戦を制した。

タイガーが退場していくと、敗れた田口は「タイガーマスク、侮れねぇな。テンションが上がったよ。テンション最高の田口隆祐が必ず防衛する！」と絶叫し、ファンに王座防衛を誓った。

COMMENT

タイガー「まぁ、今日は田口が金本浩二に助けられたという部分が大きいんじゃないですか。たかが、逆さ押さえ込み。されど、逆さ押さえ込みですよ。アイツ（田口）がこの間、俺からラ・マヒストラルで獲った時（9/14前橋）、『（カウント3どころか）カウント5（入った）』と言っていたけど、今日はアイツがカウント3獲られたんだよ(笑)。まだまだ俺にケンカ売ろうなんて、早いなと。今日の逆さ押さえ込みぐらい返さないとね。はっきり言って、田口はウィークポイントが山ほどある。（田口の挑発に対して）別に僕が挑発に乗ってもしょうがないでしょ(笑)。僕は常に田口より上だと思っているから。ただ、今のチャンピオンは田口というだけでね。まぁ、（9/24広島のIWGP Jr.選手権試合が）楽しみですよ」
※内藤はノーコメント

田口「（自分が前橋で3カウントを）獲ったあと、獲り返して来る。これでテンションは一気に最高潮に、マックスに！別に油断していたわけでもないし、手を抜いていたわけでもない。ただ、いまいちテンションが上がらなかったけど、今日で振り切れた」
※金本はノーコメント