第6試合の公式戦は、内藤哲也&SANADA(8勝2敗)とEVIL&高橋裕二郎(7勝3敗)が激突。かつて内藤は裕二郎とのNO LIMITで10年の『G1 TAG LEGUE』に準優勝。さらにEVILとも15年の『WORLD TAG LEAGUE』で準優勝を果たしている。SANADAはEVILと17~18年の『WTL』で二連覇を達成。今回は時を経て、かつてのパートナー同士が、入れ替わるかたちでの興味深い一戦となる。優勝争いに残っている両チーム、最後に勝利の女神が微笑むのは?
H.o.TにはNEVER6人タッグのベルトを二本携えたディック東郷が帯同。
先発はSANADAとEVIL。だが、EVILはすぐに裕二郎にスイッチ。裕二郎は「内藤!」と指名する。すると内藤がリングイン。
ロックアップで組み合うと、内藤がロープに押し込む。しかし、裕二郎は体勢を入れ替えてクリーンブレイク。
と思いきや、EVILが髪をつかんで妨害。内藤は切り抜けてロープに走るが、EVILは場外から足を引っ張って妨害する。そして裕二郎がロープに走るも、これはSANADAが負けじと妨害 互いに足の引っ張り合いを展開する。
続いてL・I・Jタッグは裕二郎にダブルのレッグスプリットからサンドイッチ式低空ドロップキック。そして内藤は裕二郎にチンロック。さらにスリーパーを決めると、裕二郎は足でロープエスケープ。
今度はSANADAが裕二郎に串刺しエルボー。さらにブレーンバスターを狙うも、裕二郎が手にかみつく反則攻撃。そして裕二郎は金具むき出しのコーナーにSANADAをハンマースロー。裕二郎は内藤も金具むき出しのコーナーに叩きつける。場外ではEVILがSANADAを鉄柵に叩きつけ、本部席が崩壊する。
裕二郎は内藤を鉄柱に叩きつける。EVILはマイクコードでSANADAの首を絞め、「ギブアップって言え、コノヤロー!」と迫る。
戦場がリングに戻ると、裕二郎がSANADAにフライングメイヤーから頭部にパンチ。そして低空キックを決めてカバーするが、SANADAはカウント2でキックアウト。
スイッチしたEVILはSANADAを場外に落とす。すかさず東郷がSANADAにパンチを食らわせてから、リングに戻す。EVILは何度もカバーを仕掛け、SANADAの体力を削っていく。
次は裕二郎がSANADAを金具むき出しのコーナーにハンマースロー。怒ったSANADAはエルボーを連発。裕二郎はヒザ蹴りからハンマースローを仕掛けるも、SANADAは切り抜けて肩に担ぎ上げる。しかし、裕二郎は手にかみつく反則攻撃。
すると、SANADAもフィッシャーマンズバスターを手にかみついて阻止。さらにSANADAは裕二郎のヒザに低空ドロップキック。
スイッチした内藤は裕二郎にバックエルボーを見舞い、後頭部に低空ドロップキック、さらにティヘラを決めてからコーナーミサイルをヒット。そして右腕を突き上げてポージング。
勢いに乗る内藤は雪崩式フランケンシュタイナーを狙うも、裕二郎は回避。そして技の読み合いから、内藤がアームホイップ。だが、裕二郎も足を取って転倒させ、低空キックをヒット。
裕二郎は内藤をロープにはりつけにし、フロントキックをお見舞い。そしてインカレスラムを狙うが、内藤は回避してバックエルボーを連発。だが、裕二郎は意地のインカレスラムを炸裂。
交代したEVILは、内藤を金具むき出しのコーナーにハンマースロー。そしてもう一度コーナーに叩きつけてロープに走るが、内藤はジャンピングキックで迎撃。
スイッチしたSANADAはEVILにエルボー、アームホイップ、ドラゴンバックブリーカー。そして場外に落ちたEVILに鮮やかなプランチャをお見舞い。
SANADAはEVILをリングに戻し、スワンダイブ攻撃を狙うも、これは東郷が妨害。そして、SANADAはロープをまたごうとした瞬間に、EVILがロープを蹴り上げて急所攻撃。
ここからH.o.TはSANADAにトレイン攻撃。続いてEVILがフィッシャーマンズバスターを決めてカバーするも、SANADAはカウント2でキックアウト。
ならばとEVILはダークネスフォールズの体勢に。SANADAが切り抜けると、ここからL・I・Jタッグが流れるような連携。最後にSANADAがTKOを決めてカバー。これは裕二郎がカットする。すかさず内藤は裕二郎を場外に連れ出す。
SANADAはEVILをスタンディングのドラゴンスリーパーで捕獲。だが、EVILはレフェリーを巻き込んで回避。ここでエプロンから東郷がSANADAの首をスポイラーズチョーカーで締め上げる。しかし、SANADAは力ではねのけ、突進してきたEVILを東郷に誤爆させる。
SANADAはもう一度EVILにスタンディングのドラゴンスリーパー。そしてリングに入ってきた裕二郎に突き飛ばす。
ここから内藤が裕二郎を変形バックブリーカーから変形のヘッドシザーズで捕らえる。SANADAはEVILをSkull Endで捕獲。
SANADAは技を解くと、EVILにラウンディング・ボディプレスを敢行。だが、EVILはヒザで迎撃。SANADAは腹を押さえて悶絶。すかさず裕二郎は内藤を場外に分断する。
リング上、SANADAの突進をEVILはキックで食い止める。さらにレフェリーを突き飛ばし、SANADAをひるませてからサミング。そしてラリアットを繰り出すも、SANADAはかわしてオコーナーブリッジ。だが、東郷がレフェリーの気を引くスキに、裕二郎がSANADAの急所にケイン攻撃。
裕二郎は内藤もケインで殴りつける。そして最後はEVILがSANADAをEVILで叩きつけて3カウントを奪取。H.o.Tが無法ファイトで勝利を強奪し、L・I・Jタッグは優勝争いから無念の脱落。H.o.Tはメインの結果次第で、優勝決定戦に進出することに。