新日本プロレス創立35周年TOUR Circuit 2007 NEW JAPAN GENERATION

日時: 2007年9月7日(金) 18:00開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1850

第5試合 30分1本勝負

後藤洋央紀
飯塚高史

境界線

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

後藤は、凱旋帰国後も使用していたメキシコ遠征時のコスチュームである袴を脱ぎ捨て、金色の模様が入った黒いショートスパッツ姿で登場。
ホール内から両者へコールが起きる中、グラウンドでの攻防から飯塚はアキレス腱固めに捕らえ、後藤がロープエスケープしてなかなか技を解かない。
続いて飯塚がショルダータックルを見舞えば、後藤も同じ技で応戦。両者は立ったまま受け切ると、後藤はもう一発ショルダータックルを浴びせ、飯塚をエプロンへと追いやり、ラリアットで場外に落とす。そして、鉄柵攻撃からセコンドにいた平澤を飯塚に激突させ、うずくまった平澤を踏み台にニールキックを放つ。
さらに後藤はコーナー最上段からエルボースタンプを落とし、サイドスープレックスの体勢からバックブリーカーへ移行。すると、飯塚も気迫のこもったエルボー、張り手で反撃。だが、後藤もエルボー、串刺しラリアットですぐに応戦し、逆片エビ固めへ。
さらに後藤は強烈なサッカーボールキック、ミドルキックを連打。すると、飯塚は後藤の蹴り脚をキャッチし、アンクルホールドで捕獲。後藤は何とか目の前のロープを掴む。
飯塚は、後藤の十八番であるサッカーボールキックを連打で繰り出し、ブレーンバスター、ビクトル式膝十字固め。さらにエプロンからスワンダイブ攻撃を仕掛けようとした後藤にドロップキックを放ち、エプロンの後藤をブレーンバスターで投げてリングに入れる。そして、雪崩式ブレーンバスターからカバーするが、これはカウント2。
飯塚のペースは続き、昇天を回避すると、バックに回ってのスリーパーホールド。だが、後藤はこれを首投げで脱出し、ラリアット。飯塚がロープへと走ると、後方からそれを追って延髄ラリアットからラリアットへ。すると、飯塚はこれをキャッチして裏投げで逆襲し、再度スリーパーホールドへ。
しかし、後藤はまたしても回避し、カウンターラリアット、変型バックブリーカー、最後は新必殺技“昇天・改”（マットに叩きつける際に自らの全体重を乗せたエルボーも同時に浴びせる昇天）で飯塚を一気に沈めた。

COMMENT

後藤「飯塚を仕留めたぞ。次は誰だ？次（9/9東金）はタッグながら、棚橋と当たるからな。今日、見ただろ、“昇天・改”。あれで一発だよ。今日はお披露目ということで使わせてもらった。（『昇天の前に使ったバックブリーカーは？』）あれも新技ですよ。昇天につなぐ、俺の開発した一番のつなぎ技。あのコンビネーションを食らったら、誰も起き上がれないよ。そして、10/8両国、俺のカードが決まっていないけど、棚橋、永田とやれないなら、その前（2006年）の（G1 CLIMAX）覇者、天山でもいいよ。とにかく今は俺の実力を試している。新日本のトップとやって、実力を試して、実績を作る。俺の目は先を見ているから。こんなところで止まっていられない。“後藤旋風”を巻き起こすから」

※飯塚はノーコメント