新日本プロレス本隊vs鈴木軍の6人タッグマッチ。8.7後楽園ホールの『SUPER Jr. TAG LEAGUE』公式戦では、デスペラード＆金丸が田口＆ワトに勝利している。

　いきなり乱闘で試合が始まり、鈴木がリング上で天山を痛めつける。しかし、天山が脱出し、田口＆ワトと協力し、鈴木へエンドレストレイン攻撃を敢行。
　続いて田口はニュートラルコーナー2段目へのぼって尻を突き出すが、鈴木が天山＆ワトのハンマースルーを抵抗。そして、背後からデスペラード＆金丸が天山＆ワトへ襲い掛かる。
　そのまま鈴木軍が天山を捕まえ、3人がかりの攻撃で徹底的に痛めつける。それでも天山がモンゴリアンチョップを連発して逆襲へ転じると、田口が恐る恐る近づいていく。ところが、エキサイトした天山のモンゴリアンチョップを誤って被弾してしまう。
　それでも田口は改めてコーナーへのぼって尻を突き出すが、鈴木が天山のハンマースルーを切り返して反対に衝突させる。そして、鈴木が天山の頭を何度も尻へ叩きつけると、田口はダウンしてしまう。
　すると天山はモンゴリアンチョップ連打で巻き返しをはかるが、鈴木がトップロープ越しの腕ひしぎ逆十字固めで捕獲。これをきっかけに天山が孤立し、長時間に渡って鈴木軍の標的にされてしまう。
　しかし天山は、カウンターマウンテンボムで逆転し、ようやく赤コーナーへ帰還。スイッチしたワトが、スワンダイブエルボースマッシュでデスペラードを吹き飛ばす。
　さらにワトは、風車式バックブリーカーで叩きつけるが、デスペラードはバックドロップで逆転成功。替わった金丸が顔面をかきむしるが、ワトがカウンターレッグラリアットで挽回した。
　田口対金丸となり、田口がジャンピングヒップアタックからスリーアミーゴを仕掛ける。その後、天山が金丸を投げ捨て、田口のアシストを受けたワトがボディプレスを見舞う。
　たまらずデスペラードが入ると、田口はジャンピングヒップアタックを食らわせ、金丸には延髄斬りを浴びせる。そして、スパイラルボムから金丸を押さえ込むが、カウントは2。
　その直後、田口はスライディングケツを放つが、金丸がカウンターのスクールボーイ（横入り式エビ固め）で丸め込み、一気に3カウントを奪った。

デスペラード「お見事でした」
金丸「まあ、こんなモンだよ。それより明日の後楽園だよ。いまのあいつら（ROPPONGI 3K）じゃ、俺らの足元にも及ばねぇんじゃないの」
デスペラード「もともとの能力とデキが違うのに、いまのクオリティー、お前らどうだ？」
金丸「2人揃って1人前だろ？ 2人揃ってねぇんだよ、あいつら」
デスペラード「フフフフ」
金丸「まあ俺は裏方に回って、デスペラードに任せ……」
デスペラード「チョイチョイチョイチョイ……。まあまあまあまあ……」
金丸「ゆっくりをさせてくれよ」
デスペラード「ノブさんにそう言われちゃ、しょうがねぇ。まあ、よく見とれ」
　
※鈴木はノーコメント
　
　
ワト「まさかあそこで3カウント獲られるとは……思わなかった。いやあ、ビックリした。まあでも、（『SUPER Jr. TAG LEAGUE』公式戦で）あの2人に負けたことは悔しい。ホントに悔しいと思ってる。けど、その悔しさを引きずらないで。まだ『TAG LEAGUE』残ってるから。明日、ディック東郷、外道組。その次、タイガーマスク、ロビー・イーグルス（組）。ベテラン2人と、同じ蹴りを使う選手2人。しかもIWGPジュニア（ヘビー級）チャンピオン（イーグルス）がいる。チャンスしかないから。IWGPジュニアに挑戦するにあたって、いいきっかけ、結果を出せば挑戦につながるし、もちろんIWGPジュニアタッグも視野に置いて、それはもちろん（タッグリーグ戦で）優勝してから言うことだと思ってるから。結果を出して。あきらめなければ……あきらめなければ夢は叶うんだということを証明したいと思います」
　
天山「いやあ、頭がちょっと……ガンガン痛いね。久しぶりに鈴木軍、鈴木みのるが相手になったけど、あのヤロー、クソが……この頭の痛みはね、まあヘッドバットもガンガンきたからなんだろうけど、田口っちゃんのケツも思いっきり入ったけど何ともなかったんやけど、ちょっとあいつ（鈴木）のエルボーがね、あんなにガンガンきやがって……。次やったら、20倍、100倍、1000倍返しや。思いっきり打ち込んでったるって。バカタレが、ホンマ……。まあワトはもう、しっかりね。まあ今日ちょっとやられたけど。田口っちゃんも今日みたいな丸め込まれたっていうのは、ちょっと納得いかないですけど、でも2人はまだまだ、明日、明後日、ジュニアタッグリーグ（公式戦）、しっかりと（優勝戦線に）顔出してくれないと。せっかく組むんやから、田口っちゃんは監督としてしっかりとワトをね、引っ張ってほしいなって。結果出さないと。いろいろ焦るときもあるやろうけど、そんなん関係なくやっぱり勝負せな。勝ちを獲ってほしいな。もう鈴木のヤロー、ふざけんな、バカタレが……。今度はブチのめして、KOしたるよ。バカタレが……」
　
※田口はノーコメント