強豪外国人選手として知られるコブとアーチャーが、シングルマッチで激突するセミファイナル。

　試合開始前、アーチャーがマイクアピールを開始。「ヘイ、アトランタ！ このTシャツが欲しいか!?」と言ってファンの期待を煽る。しかし、それを足元へ叩きつけ、反感を買った。

　そこから試合が始まり、両者がショルダータックルを打ち合う。その後、コブがドロップダウン＆リープフロッグでフェイントをかけ、カウンタードロップキックで撃ち抜く
　さらにコブは、アーチャーの突進をかわして場外へ転落させる。そして、自分も場外へ降り、逆水平チョップ、エルボーを浴びせて行く。
　ところが、アーチャーが鉄柱攻撃で逆転。そして、エプロンからコグリンをチョークスラムで投げ捨て、コブと激突させる。
　そこから2人は鉄柵の外側へ移動し、アーチャーがコブを観客席へ放り捨てる。そして、場内の柱と放送席に激突させ、ダメージを蓄積させる。
　リングへ戻ったアーチャーは、ショートレンジラリアットで追撃。それでもコブは逆水平チョップを連打して行くが、アーチャーが青コーナーへ叩きつけて黙らせる。そして、リングサイドにいたちびっこファンを激しく威嚇。
　アーチャーの攻勢は続き、カウンターバックエルボー、コーナーを利用した変型ボディプレス、ブレーンバスター。だが、コブはジャンピングボディプレスを回避して流れを変え、カウンターバックエルボー2連発、エルボー＆チョップ連打で逆襲。
　さらにコブは、串刺しエルボースマッシュでアーチャーに追撃。そして、串刺しジャンピングバックエルボーを受け止め、バックドロップで投げ捨てる。
　続いてコブは、その場飛びムーンサルトプレス、オクラホマスタンピード。そして、ツアー・オブ・ジ・アイランドを狙うが、アーチャーが脱出し、EBDクローを繰り出す。
　これをコブが回避してトラースキックを食らわせるが、アーチャーはコーナーでカウンターフロントハイキックを見舞い、そのまま踏み潰す。そして、ロープ歩きからムーンサルトアタックを浴びせ、ハイアングルチョークスラムで叩きつける。
　15分が経過し、コブがEBDクローをブロックして変型ツアー・オブ・ジ・アイランド。そこからフォールに行くが、アーチャーがロープへ脚を伸ばす。
　続いて2人がエルボー合戦を繰り広げ、そこからアーチャーがEBDクローを狙う。これはコブが逃れるも、アーチャーがチョークスラムで青コーナーへ激突させる。
　次にアーチャーはブラックアウトの体勢に入るが、コブが切り返してジャーマンスープレックスホイップ。そして、カウンターでツアー・オブ・ジ・アイランドを炸裂させ、アーチャーから3カウントを奪取した。

コブ「このツアーは『NEW BEGINNING USA』という名前なんだろ？ （※腕についた血を見せて、）これは偽物じゃない。これこそがランス・アーチャーがタフ野郎だという証明だ。“アメリカン・サイコ”か“マーダー・ホーク・モンスター”か知らないが、俺の知ってるお前のニックネームは“タフなクソ野郎”だ。今日は対戦してくれて感謝する。でも勝ったのはこの俺だ。NEW BEGINNING、なんて俺にピッタリな名前なんだ。新日本プロレス、俺はここにいるぜ。ガチムチがここにいるぜ」

アーチャー「いつかは関係ない。遅かれ早かれ全員が死ぬ運命にある（Everybody Dies）…」