Road to レスリングどんたく 2016

日時: 2016年4月20日(水) 17:30開場　18:30開始
会場: 長野・佐久市総合体育館
観衆: 610人

第3試合 20分1本勝負

ジェイ・ホワイト
中西学

柴田勝頼
永田裕志

境界線

11分03秒　バックドロップホールド

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　5・3福岡のNEVER戦へ向け、激しい前哨戦を連発している王者・柴田と挑戦者・永田が登場。
　
　両者の先発で試合が始まり、柴田が片脚タックルから腕ひしぎ逆十字固めに行く。これを永田がアキレス腱固めに切り返し、2人がもつれてロープブレイクとなる。
　その後、柴田がカウンターフロントハイキックで永田を倒し、即座にローキックを発射。これは永田がかわすも、柴田は河津落としから脚を取り、足4の字固めで捕獲。これはガッチリ極まっていたが、中西がカットに入った。
　ホワイト対中西の場面。中西がショルダータックル、エルボー、ランニングエルボーをすべて受け止め、地獄突き＆クロスチョップでホワイトをダウンさせる。
　ここからホワイトのローンバトルととなり、永田＆中西がダブルショルダータックル、永田がキチンシンク、ナガタロックII。さらに、永田と柴田が場外で番外戦を繰り広げる中、中西がアトミックドロップ、ダブルチョップなどでホワイトを苦しめる。
　しかし、ホワイトがカウンタードロップキックで中西に逆襲し、ようやく柴田が登場。中西と永田をコーナー下に座らせると、それぞれに串刺し低空ドロップキックを見舞う。
　さらに柴田は、コーナー下で座ったままの永田へローキック連射、スライディングキック。そして、中西にスリーパーホールドを極める。だが、中西が振り解き、スピアーで逆転。
　タッチを受けた永田は、柴田の胸板へローキックを連射し、串刺しフロントハイキックで追撃。そこからエルボー合戦を挟み、永田のフロントハイキックに対して柴田も同じ技を返す。すると、永田がエクスプロイダーで投げるが、柴田がすぐに立ち上がって武者返しで叩きつけた。
　ホワイト対永田の場面。ホワイトがランニングエルボー、クロスフェースで先制。続いて柴田組のトレイン攻撃となり、柴田が串刺しフロントハイキック、ホワイトが串刺しエルボースマッシュ。さらに、ホワイトがブレーンバスターで追い討ちをかける。
　次にホワイトは逆片エビ固めを仕掛けるが、脱出した永田がカウンターフロントスープレックスで逆転。そして、中西との合体技イーストゴールドで追撃すると、最後はバックドロップホールドで3カウントを奪取した。

　試合後、柴田と永田はロープを挟んで激しく睨み合う。そして、柴田がNEVERベルトを掲げると、永田はガッツポーズで対抗した。

COMMENT

永田「柴田の野郎、連日、手を合わしてるけど、あいつのやりたいこと、肌を合わせてみて、手に取るようにわかるよ。向いてる方向は一緒かも。だからこそ、俺はあいつの上をいく。天山、小島が見せてくれた新日本の闘いを、俺がさらに輝かせなきゃ意味がない。そのためにもNEVERのベルト、獲ります。人生最大、2度目の本気の浮気。今度こそ振り向かせる」
——連日の柴田選手との闘いで、相手の技のキレやダメージを確かめているようにも見えますが？
永田「確かめてるっていっても、結構、キツいですよ。いきなりビンタが来たり、蹴りが来たり。こっちがけん制すれば、向こうもくるしね。張り手もガードしなかったらヤバかった。鼓膜、やられてたかも。まあ、いいじゃないですか。まだ3戦目ですけど、これが続くんですから。確かめ合うっていうよりも、最初からぶつけ合って、タイトルマッチまで体がもつか。もたなかったら、ベルト持ってる資格ないし、チャレンジャーする資格もない。そういう覚悟で日々、闘ってますから。俺のこの頑丈さ、強さ。48（歳）とは言わせない。世の中に、まだまだ若くて強い永田裕志であることを、このチャンスに披露していきますから」
※中西はノーコメント

※柴田＆ホワイトはノーコメント