Road to レスリングどんたく 2016
- 日時
- 2016年4月20日(水) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 長野・佐久市総合体育館
- 観衆
- 610人
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第1試合 20分1本勝負
レフェリー|佐藤健太
MATCH REPORT
試合開始前には、オカダからのプレゼントとして、小学生以下のちびっ子ファンへサイン入り特製ブロマイドが配られた。
また、「平成28年 熊本地震」の募金が行なわれ、大勢のファンが参加。終了後に棚橋がリング上で挨拶した。
棚橋「たくさんの募金、ありがとうございました。僕たちはこのシリーズ、九州に行きます。今日、大いに盛り上がって、皆さんからいただいたエネルギーを力に変えて、九州を、福岡、鹿児島、大分・・・熊本は残念ながら中止になってしまいましたけども、盛り上げていきたいと思いますんで。まずは今日、クソ盛り上がって、派手に行きましょう。どうもありがとうございました」
そこから始まった第1試合には、NEVER6人タッグ王者のヨシタツ(※パートナーは棚橋&マイケル・エルガン)が登場。2002年入門時の同期である田口とタッグ対決。
両者の先発で試合が始まり、グラウンドで互角の勝負を展開。そこから金光対キャプテンとなり、金光がクリーンブレイクせずにチョップで不意打ち。
さらに金光はヘッドロックからショルダータックルへ繋ぐが、キャプテンがカウンタータックルで逆転。
ここから金光が孤立してしまい、ヨシタツ&キャプテンが集中砲火を浴びせて行く。しかし金光は、カウンタードロップキックでキャプテンに逆襲。
田口対ヨシタツとなり、田口がジャンピングヒップアタックで先制。そこからブレーンバスター、ヒップアタック連射に繋ぐと、ヨシタツの顔面に尻をこすりつけ、ランニングヒップアタックを2連発で見舞う。
続いて田口はギタるが、ヨシタツがカウンタートラースキックで逆襲。さらに、自らエプロンへ飛び出してスワンダイブミサイルキックを浴びせると、ローキック連射で田口をダウンさせる。しかし、田口が次のミドルキックをかわしてスクールボーイで丸め込む。そして、フェイント式延髄斬りをヒットさせた。
金光対ヨシタツの場面。金光が串刺しジャンピングエルボーからボディスラム。だが、ヨシタツがランド・オブ・ライジングニーで動きを止め、ペディグリーで完勝した。
試合後、キャプテンが握手を求めるも、ヨシタツはそれを無視して先に退場した。
COMMENT
——今日の相棒に関してはいかがでした?
ヨシタツ「気合の出方・・・まあ、どうかな? 人間っていうのは、急に成長できないじゃないですか? でも絶対、少しずつでも成長していかないといけないわけじゃないですか? これで組んで3試合目。最初の試合と今日の試合で、自分は成長できてるのかっていうのを、胸に手を当てて考えてみろ」
キャプテン「(※ヨシタツが控室に戻るのを目で追いながら)なぜ、彼はいつもあんなに上から目線なんだ? スーパーヒーローが一肌脱ぐって言ってんだ。なのになぜ、彼はあんなに上から目線なんだ? 一緒にBULLET CLUBをブッ潰そうって言ってるのに・・・」
田口「本店(中邑真輔)がいなくなったと思ったら、ヨシタツという同期の人間が帰って来て、昔の山本尚史とは違うヨシタツっていうのを、やってみてすごく感じましたね。新日本に戻って来て、ああいうケガをして、それを乗り越えて。見てて『どうかな?』って思ってたんですけど、向き合えばヨシタツに変わったんだなっていうのを肌を通して感じました。アメリカかぶれ、いい意味でアメリカに染まって帰って来て」
——今日は田口選手もケツを大盤振る舞いするんじゃなくて、昔のスタイルで闘っていたと感じましたが・・・。
田口「そうですね。ケツはちょっとだけ、“純ケツ”で。最初はレスリングで(対抗して)。第1試合でやってたのは、もう10何年前になるんですか? 13年前? 14年前? それぐらいですか? 第1試合っていうこともあって、お互い、ヤングライオンの気持ちに戻ったというか。2度目の初体験みたいなもんですか。まあ、桜の季節は終わったということで・・・」
金光「今日、何ハンターか・・・BULLET CLUB HUNTERなのか、HUNTER CLUBなのか、何に対してのチームかわからないです。ヤングライオンHUNTERぐらいにしかなれないんじゃないですか、このままじゃ? 絶対、俺らがヤングライオンを超えた頃には、1対1、いや1対5でも勝てます。絶対、簡単に超えられる相手だという手ごたえを今日、つかみました。今日は負けたけど、手ごたえはつかみました。一緒に田口さんが闘ってくれました。凄く救われたと思います。でも、田口さんを超える分まで練習して、絶対、強くなります」