休憩前の第4試合は、台湾で人気を誇る“第三世代”天山広吉＆小島聡vs永田裕志＆中西学がそろい踏みとなるタッグマッチ。入場シーンから、テンコジに大歓声が巻き起こった。
場内は先発の天山に大「テンザン」コール！ 中西とタックル合戦を披露する天山がモンゴリアンチョップを見せると、日本同様に「シュー！」の声が発生。
さらに、代わった小島にも大歓声＆コールが送られる。テンコジはダブルのショルダータックルをお見舞いするが、永田＆中西も負けじとダブルのショルダータックルで速攻のお返し。
小島と永田はスピーディーな打撃の攻防で沸かせたが、永田は敬礼しつつグラウンドへ移行。再度、中西と小島の場面、中西はやや強引なマフラーホールドを披露して、会場をどよめかせる。
小島vs永田の場面、永田はミドルキックを連発。しかし、小島がコジコジカッターで反撃すると大歓声。代わった天山はモンゴリアンチョップ連発。さらに串刺しラリアット、ブレーンバスターを次々披露。
天山がヘッドバッド、永田はエルボーの激しい打ち合いから、天山はアナコンダバイスに移行。しかし、永田もフロントスープレックス爆発、天山も代わった中西に「このクソガキが！」と叫びながらのラリアット！
ここから小島は中西にマシンガンチョップ、そして「いっちゃうぞバカヤロー！」コンボを見せると思いきや、これを強引に切り返した中西が串刺しラリアットで反撃。
両チームとも大技が乱れ飛ぶ展開から、中西＆永田の野人ダンスからラリアット＆ハイキック炸裂に場内は大熱狂！
さらに、永田の腕十字固めと中西のアルゼンチンバックブリーカーの競演で追い込んだものの、テンコジが中西に逆転のテンコジカッターを炸裂。最後は、小島が予告付きのラリアットをズバリと中西に的中させて、カウント3を奪取！
リングサイドの大歓声にこたえて、引き上げていったテンコジだった。
天山「去年の４月以来ですか、台湾。前回も前々回もそうですけどいつ来てもむかしから天コジでやっててここまで浸透してる。台湾のひとたちに覚えてもらって応援してもらって、今日も背中押してくれた・後押しもあったし。相手がだれであれ今日はたまたま永田＆中西。あいつらにも俺たちの世代、負けたくないっていうのもあるし。台湾で今日１試合しかないからね。しっかりとファンに天コジを目に焼き付けてもらってね。また次来た時にさらにいまの２倍３倍10倍くらい応援してくれれば俺ら天コジもコリ以上に張り切っていけるし。海外、Ｇ１変わってアメリカ、イギリス、そしてこうやって台湾。どこにいっても天山、コジと天コジでどこにいっても通用するから。やってても楽しいし。コジは最高のパートナーですよ。いまコジはシングルでＮＯＡＨのリーグ戦始まったばっかりで。出る以上はＮＯＡＨの勲章とってこいって思ってるし。そのあとはタッグリーグもあるし。コジは最近絶好調だから。なにも俺から言うことないけど、しっかりと結果出してほしいなって。タッグリーグでまたガッチリいけるように。コジありがとう」
小島「まず言わなきゃいけないのがここが航空券を使わなければこれない場所、そしてパスポートがなければ来れない外国だということ。それを踏まえた上でここまで天コジのことを知ってくれて、ここまで天コジのことを応援してくれる人がこんなにたくさんいること。その事実が俺の心を奮い立たせてくれる。それだけです、もう。こんなにしあわせなプロレス人生ないってこういう時に本当に尾思う。しかも対戦相手が勝手知ったる永田＆中西ってことでね。その状況も今日の台湾の方たちにみてもらって。たくさんの思い入れを多分この４人にもってくれたと思うんですよ。台湾でテレビ放送されてるってよく聞くんですけど、そのテレビ放送されてるのが私が天コジでバリバリやってた時の映像だったりするってよき聞くので。そのときやっていたプロレスラーの第３世代ってメンバーが今日、この日にこの舞台に立てることを心から幸せに思って、これからもまた来年やってこれればなと思います」
永田「ここにきてまた天コジといろいろ絡むようになってきて、むかしもいまもあのチームに勝てばまだまだやってやるって気持ちになるし。負けたらこれで引き下がってたまるかって、そういう悔しい思いになるし。それは俺もそうだし、中西さんも一緒。こうなったらエンドレスであのチームと何度でも闘って、そういう気持ちで今日は台湾のお客さんの前で闘いました。やっぱりここはとくに天コジ対永田＆中西って試合を何度も見てるお客さんばっかりだから。俺たちの一挙手一投足がお客さんに伝わって、ものすごいボルテージになった。だからこそ勝ちたかった」
中西「次、絶対返してやる。この闘いは終わらへんぞ！」
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