現地ファン熱望の声から、台湾大会に初出場となる飯伏幸太が棚橋弘至とタッグ結成してメインに登場。その棚橋は、来年1.4東京ドーム大会でオカダ・カズチカのIWGPヘビー級選手権に挑戦が決定して、初めてオカダ(パートナーはYOSHI-HASHI)と対戦となる。
遅れて登場したオカダ&YOSHI-HASHIにも大歓声が送られる中、試合は棚橋vsオカダでスタート! 場内は「オカダ」コールが優勢か?
試合は、ジックリとしたヘッドロックの掛け合いから。オカダが猛烈に絞り上げると、場内から悲鳴も上がる場面も。さらにスピーディーな攻防から睨み合う両雄にも再び大歓声。
ここでYOSHI-HASHIがリングインすると、場内は「イブシ!」コールが発生。飯伏は、強烈なミドルキックからその場飛びカンクーン・トルネードで一気に声援を集める。
しかし、YOSHI-HASHIは慌てず騒がず、飯伏をたたき落として場外戦へ移行。リングに戻って、飯伏を締め上げるYOSHI-HASHI。代わったオカダも場外へ飯伏を叩き落として、棚橋を挑発。
オカダは飯伏へ低空ランニングフロントキック炸裂。飯伏はYOSHI-HASHIへカウンターのミドルキックで反撃したが、棚橋へのタッチは成立できず。
飯伏の捕獲される時間が続く中、棚橋は場内に「イブシ」コールをアピール。飯伏もキックの素早いコンボでオカダを蹴散らすが、またもタッチはできず。YOSHI-HASHIは飯伏に低空ドロップキック炸裂させてペースを握る。
10分経過、飯伏は、オカダのラリアットをかわしてオーバーヘッドキック、さらにレッグラリアットを爆発させて、ようやく棚橋にタッチ。
棚橋はCHAOSタッグに怒りのボディスラム連発、さらに二人まとめてのWジャンピングエルボー。オカダにはコーナーからのサンセットフリップを見せるが、オカダもすぐにDDTで反撃。複雑なモーションからのレッドインクへ。
棚橋とオカダはエルボーの応酬となったが、これに場内も「オイ!オイ!」と大きく呼応。棚橋はオカダのカウンターフロントハイキックを掴んでのドラゴンスクリュー。しかし、オカダもドロップキックを繰り出して譲らない。
ここでYOSHI-HASHIが逆水平チョップからヘッドハンター。さらに雄叫びからの串刺しラリアット。ネックバスターの連続攻撃。CHAOSタッグは棚橋へのトレイン攻撃で試合を盛り返す。
棚橋はノーモーションの張り手を繰り出すが、YOSHI-HASHIはカウンターのラリアットで逆襲、さらにスワントーンを狙うも、ここで飯伏が雪崩式フランケンシュタイナーで救出。さらに、オカダにバミューダ・トライアングルを爆発させると、場内はこの日一番の大熱狂。
ここを勝機と見た棚橋がYOSHI-HASHIにスリング・ブレイド、そして満を持してのハイフライフローをパーフェクトに決めて、ピンフォール勝利を奪取した。
棚橋「選手一人ひとりへの期待度が昨年よりも桁違いに上がってるから。それは全選手感じるし。初めて台湾に飯伏が来てくれたっていう。嬉しい反応だったんじゃない?」
飯伏「メチャクチャ嬉しかったです。本当に試合以外でも初めてです。初めて台湾に来て、プロレスができて最高ですね」
棚橋「ベルト頑張ってください、ドーム頑張ってください、っていう、そういう日本語を勉強してちゃんと伝えてくれるっていう。そういう喜びもあったし」
飯伏「いくらでも来たいです。台湾最高、新日本プロレス最高ですよ、はい」
−−ドームの前哨戦が台湾から始まったが?
棚橋「特殊な状況ですけど、これはもう棚橋−オカダが1年ぶりに闘うんだっていうのを丁寧に伝えていく。棚橋vsオカダという闘いでプロレス界をぶち破って、外の世界に届けるっていう。そういう闘いでもあるから。これから盛り上げていきますよ」
※オカダ&YOSHI-HASHIはノーコメント