バディファイトPresents G1 CLIMAX 25

日時: 2015年7月25日(土) 16:30開場　18:00開始
会場: 香川・高松市総合体育館
観衆: 2,070人

第8試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 25」Bブロック公式戦

永田裕志
中邑真輔

境界線

（1勝1敗＝2点）
（1勝1敗＝2点）

16分26秒　ボマイェ→片エビ固め

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

『G1 CLIMAX 25』Bブロック公式戦。
初戦を制し1勝を挙げた永田裕志と、初戦を落とした1敗の中邑真輔が激突。

そして中邑は上下新コスチューム姿(下は7.23静岡大会の色違い)で登場。
まずは両者リストの取り合いから、互いに蹴りでけん制していく。続いてグランドの攻防から、中邑が永田の腹部に膝を打ち込むと、バイブレーション式踏みつけへ。これには永田も中邑の足をとって起き上がるが、直後に中邑が永田の顔面へ強烈な張り手を見舞っていく。すると、これに怒った永田は中邑の顔面へ張り手の連打、膝を打ち込んでいくと、フロントハイキックからエクスプロイダーの体勢へ。しかしこれは中邑がロープへ逃れると、今度は中邑が永田の腹部へ膝を打ち込み、戦場は場外へ。
場外で中邑は永田へ鉄柵攻撃、さらに永田を鉄柵に固定すると、永田の顔面へランニング式で膝をかち上げていく。
戦場がリングに戻っても、中邑は試合を優位に進め、永田の首元へジャンピングニードロップを落としていき、再度バイブレーション式踏みつけを決めていく。さらにコブラツイストで永田を締め上げると、グランドコブラの体勢から丸め込む。
苦しい状況の永田は、ロープへ走った中邑をキチンシンクで迎撃すると、エルボーの連打から串刺しフロントハイキックを見舞っていく。続けてエクスプロイダーを放っていくと、中邑へマジックスクリューも決める。さらにナガタロックⅡを極めるが、これは中邑がロープへエスケープ。続けて永田は中邑の胸板へ強烈はミドルキックを見舞っていくが、中邑は永田を抱え上げコーナートップに固定すると、永田の腹部へ膝を打つ込み反撃。さらにグランドの状態で何発も膝を叩き込み、ブレーン・バスターの体勢から永田を前に叩き落としていくと、ボマイェを狙い永田へ向かっていく。すると永田はカウンターのフロントスープレックスで中邑を投げ飛ばす。さらにナックルパートを狙った中邑の腕をとると、そこから白目式腕固めを極める。続けてバックドロップの体勢に入り、これは中邑に逃れられるが、永田は大☆中西ジャーマンで中邑を投げ飛ばす。しかし中邑も直後に起き上がり、永田へジャンピング空手キックを見舞う。
両者、グロッキー状態の中、エルボー合戦から、中邑がスリーパーホールド、バッククラッカー、リバースパワースラムを連続で決めていくとボマイェへ。しかしこれは永田がギリギリでかわすと、中邑の後頭部へニールキックを見舞い、バックドロップで中邑を投げ捨てるが、カウント2。
しかし最後は、永田の蹴りを放った瞬間の軸足を、中邑が蹴り、永田をリングに座らせると、そこへスライディングボマイェ、ジャンピングボマイェ、正調のボマイェと連続で叩き込み、永田から3カウントを奪った。

COMMENT

中邑「デカイ１勝、デカイよ。永田裕志だぞ。過去にインターコンチ（ネンタル戦）では勝っているかもだけど、『G1』という舞台じゃ心機一転？　と俺のようにとらえるならば、ああっ（※崩れ落ちるようなポーズを見せる）。やっぱりいつになっても、何だろな？　俺らの世代にとって第三世代、特に永田裕志はいろいろ見てきたからね。あんまり褒めると、調子に乗っちゃう。まだまだ。今日もしっかり貯金が貯まったぜ」

永田「やられた…。２月の（仙台大会の）借り、返したかった…。中邑、ベルトがあろうとなかろうと中邑は中邑だよ。俺はまたスクッと立ち上がって挑めばいいこと。それが俺の人生だ。それが嫌だったら、俺に引導を渡してくれよ。俺を倒してカウント３取ったぐらいじゃダメだ。中邑に引導を渡されるなら本望だと思ってる。まだまだ立てるから。やるぞ！」

−−試合後には観客から大「永田」コールを浴びせられましたが…。

永田「ファンに情けをかけられたのか？　それとも俺の闘いがファンの心を揺さぶったのか？　彼らに一つ言えることは、俺はこのまま終わらない。また立ち上がればいいこと。それがプロレスラーに人生」

−−２月のインターコンチネンタル挑戦の時と結果は変えられなかったですけど、２月のときよりは手ごたえはあった？

永田「あったね、あった。向こうもさらに強烈な攻撃できたし。俺ら、やればやるほど究極の闘いになっていく」