「夢が一番大事」と新IWGP王者が熱弁! 真壁、吉橋両選手が「新日本学園」で子供たちと交流!
5月5日、川崎市の児童養護施設「新日本学園」で毎年恒例となっている「こどもの日の集い」に、IWGPヘビー級王者・真壁刀義選手と、吉橋伸雄選手が参加。大勢の生徒たちと交流した。
最初に真壁選手は、「どうも皆さん、こんにちはー! 一昨日、IWGPヘビー級チャンピオンになりました。今のところ、世界で一番強いレスラーです(※場内大拍手)。いやいや、尊敬して。もうちょっと尊敬して(※場内大笑)」と挨拶。フレンドリーな“俺様キャラ”を全開にして、みんなの心をガッチリとキャッチする。
その後、各セレモニーのあと、レクリエーションの時間に突入。まずは、16枚のパネルに隠された生徒たちの質問に、2人が答えるというクイズが開始された。その中で「レスラーになるために大切なことは何ですか?」という質問があると、真壁選手はふいに立ち上がって熱弁を開始。
真壁「これは凄く大事なことなんだけど、一つを貫き通して勝ち取る。これは人間として生きていくために、一番大切なものなんだけど、『今の自分にとってのてっぺんを獲ってやる』。この意識が一番大事。この気持ちがない人間は、絶対に獲れない。だから、必ず君たちも目標を作って欲しい。夢というのは、必ず持って下さい。夢は必ず実現しますから。それを諦めちゃダメなんだよ、絶対。だから、レスラーになるために一番大切なことは、(胸を叩いて)やっぱここなんだよね。夢。夢が一番大事。これはどんな人もみんな同じ。だから、夢を持ち続けて下さい」
自らを“雑草”と認め、デビュー13年目にしてようやく頂点に立った真壁選手ならではのメッセージに、生徒たちも熱心に聞き入っていた。
そこから両選手は、神経衰弱で絵を合わせる、紙飛行機を作って遠くへ飛ばす、箸でビーズを移動させる、針の穴に糸を通す、バトミントンのラケットを立て続けるなど、次々と難関ゲームにチャレンジ。
特に、普段の闘いとは180度違う細かな作業では四苦八苦となり、子供たちに完敗してしまう場面もあった。
レクリエーションが終わると、両選手は中庭で開催された昼食会に参加。さらに身近で児童たちと接した。真壁選手は、金色に光るIWGPベルトを持ち、チェーンを首からぶら下げる“正装”で登場。興味津々で近寄ってくる子供たちに、ベルト、チェーン、そして自らの屈強なボディをお披露目した。
ちびっ子たちにとって、頼もしいプロレスラーは憧れの存在。みんなのリクエストに応えて、2人が抱っこや肩車のサービスを始めると、順番待ちの列ができるほどの盛況となった。それでも、子供が大好きだという真壁選手は、疲れた表情をまったく見せず、そのリクエストに応じ続けた。
しかし、楽しい時間はあっという間に過ぎ、ついにお別れの時間が訪れる。自分を慕っていつまでも名残を惜しむ生徒たちに、熱いものを感じた様子の真壁選手。「プロレスは夢を売る商売。これからは、こういう活動を積極的にやって行きたい」と、新たな誓いを立てていた。