IWGP王者・真壁が貫禄たっぷりに発言!「3日経っても何も言ってこねぇ。ノアは腰抜け。クソ以下だ!」
5月3日「レスリングどんたく2010」で中邑真輔選手を下し、第54代IWGP王者に輝いた真壁刀義選手。その3日後となる本日5月6日、勝利者会見を開き、IWGP王者のまま「G1 CLIMAX」を制するという野望をブチあげた。
その直後、囲み会見にも臨んだ真壁選手。IWGP王者としての重み、友人に対しての感謝、同期の藤田和之選手に対する思い、そして「借りがある」というプロレスリング・ノアのことまで、感じたままを自由に語った——。
–王者になった実感がないということでしたが、ベルトの感触はいかがですか?
真壁「感触? いや、重てぇだけだよな。実質的な重さもあるし、気持ち的な重さもある。でも、それはプレッシャーとか、そういうんじゃねぇんだよ。ただよ、『ベルトってこんなに重てぇんだな』って、すべての意味だよな。ここ(ベルトのサイド)に歴代のチャンピオンの名前が入っていたりとか、ここ(正面)に俺の名前が入っていたりすんだろ。こういうのを見ると、『あぁ、俺チャンピオンになったんだなぁ』なんて思ったりするよ」
–試合後の反響はありましたか?
真壁「俺以上に、周りのヤツがみんなよろこんだよな。俺を支えてくれたダチとかよ。ヤツら、みんな家庭もってんだろ? そうすっと、ガキもよろこんでくれたり、友達の親もみんなよろこんでくれて。まぁ、うれしいよな。レスラー冥利につきるというかよ。俺以上に周りのヤツがよろこんでくれたってのが最高だよな。だって俺、今まで人に必要とされたことなんてねぇからよ」
–コンディションはどうですか?
真壁「連戦があったから、やっぱりキツさはあるよな。やっぱりキツさはみんな同じだからさ。それで言い訳して負けたって話になんねぇからな。で、その試合が終わって勝った晩から、ぜんぜん寝てねぇんだよな〜。俺、基本的に睡眠時間が8時間以上ないと、超ダメな人間なんだよ。イライラするから。それが、4時間とか5時間しか寝てない。だから、そうとう毎日イライラしてるよ。疲れきってるよな」
–すでにハードスケジュールをこなしていると?
真壁「あぁ。昨日も、ある児童養護施設に行ったんだけど、子供たちが俺のナリを見てよろこぶんだよね。小さい子がじゃれついてくるんだよ。ベルト見て『これ、ちょうだい』とか言ってさ。『いや、やってもいいけど、俺と闘ってからだぞ、お前』とか言って(笑)。ホント、単純なことだよな。頭をなでてやるとうれしそうな顔をするしさ。『記念写真、撮るぞ』なんて言うと、俺の手とか脚に絡みついてきて。そういうのを見て『あぁ、俺でも人のために必要とされてるんだな』と思うし、最高だよな」
–ベルトを持って凱旋したい所はありますか?
真壁「俺が今までに回った障害者の施設であったりとか、そういう所に行って、見せてやりてぇと思うような、本物のチャンピオンベルトを。俺が行ったことで元気を出してくれれば。『俺は、こういう勲章を、お前らと会ったあとに獲って来たぞ』って見せてやりたいよね」
–いつからそういう活動をしていたのですか?
真壁「4〜5年ぐらい前から。俺の知り合いに、そういう施設の用務員をやっている人がいたんだよ。ほかの仲間を誘って初めて施設に行ったとき、レスラーになって初めて、人に意味のあることができたかなっていう気がしたからさ。今まで、ヒールでやってきて、人からツバかけられて、物をブン投げられて、怖がられて、そんな生き方をしてきた人間が、素直にうれしいことあんだよな、そういうことで。なんか、わかんねぇけど」
–「これからは自由にやる」と話していましたが、同期の藤田選手と対戦するチャンスがあれば、強行しますか?
真壁「今はちょっと次期尚早かもしんねぇ。ハッキリ言って、俺が勝手に『やろう』と言っても、向こうの契約問題とか色々あるからな。勝手な発言はできねぇよ。自由にやらせてもらうけど、そのへんの価値が、くだらねぇカスみたいなレスラーとは違うからよ。だから、この場で『俺はアイツやるぞ』とは言わないけど、やるとなったらポンとやる。こういう公の場で発言すると、やりにくくなる部分もあるんだよ。だから、あんまり言いたくねぇ」
–それぐらい大事な相手であるということですか?
真壁「そうだよな。正直、藤田和之がいたから、俺がここまで上がってきた理由もあるだろうしよ。もし、同期がもっとカスみてぇなヤツだったら、そんなことは思いもしねぇと思うし。一個人としてはやりてぇよ。でも、それがいつになるかはわからない。楽しみに待ってろって」
–今はまだその時期ではないと?
真壁「だからその前に、それを越えるようなインパクトで挑戦できるヤツがいるなら来いって。タイトルマッチの日に言って、3日経っても何も言わねぇってことは、腰抜けなんだろ。どこが? (プロレスリング・)ノアがだよ。俺、言っとくぞ。頭きてっからな。クソ以下だ、この野郎」
新・IWGP王者がJCBホールに登場!!
■『SUPER J TAG TOURNAMENT 1st』全カード
5月8日(土) 東京・JCB HALL 17:00試合開始
■第1試合:〔SUPER J TAG TOURNAMENT 1回戦〕
(無制限1本勝負)
獣神サンダー・ライガー&吉橋伸雄vsフジタ“Jr”ハヤト&野橋太郎
■第2試合:〔SUPER J TAG TOURNAMENT 1回戦〕
(無制限1本勝負)
金本浩二&エル・サムライvsデイビー・リチャーズ&タマ・トンガ
■第3試合:〔SUPER J TAG TOURNAMENT 1回戦〕
(無制限1本勝負)
飯伏幸太&オースティン・クリードvs外道&KUSHIDA
■第4試合:〔SUPER J TAG TOURNAMENT 1回戦〕
(無制限1本勝負)
田口隆祐&プリンス・デヴィットvsマスカラ・ドラダ&バリエンテ
■第5試合:〔10人タッグマッチ〕(30分1本勝負)
真壁刀義&本間朋晃&後藤洋央紀&永田裕志&井上亘
vs中邑真輔&矢野通&石井智宏&内藤哲也&高橋裕二郎
■第6試合:〔SUPER J TAG TOURNAMENT 準決勝 第1試合〕(無制限1本勝負)
第1試合の勝者 vs 第2試合の勝者
■第7試合:〔SUPER J TAG TOURNAMENT 準決勝 第2試合〕(無制限1本勝負)
第3試合の勝者 vs 第4試合の勝者
■第8試合:〔IWGPJr.ヘビー級選手権試合〕
(60分1本勝負)
丸藤正道(第59代王者)vs タイガーマスク(挑戦者)
※5度目の防衛戦
■第9試合:〔SUPER J TAG TOURNAMENT 決勝戦、第25代IWGPJr.タッグ王者決定戦〕(無制限1本勝負)
第6試合の勝者 vs 第7試合の勝者
● 5月8日(土)東京・JCB HALL 「SUPER J TAG TOURNAMENT 1st 」