「最優秀タッグ」真壁&矢野が“アウェイ”で関本&井上を一蹴!/12月14日大日本プロレス試合結果
大日本プロレス
12月14日(金)
神奈川・横浜文化体育館
セミファイナル
大日本プロレスvs新日本プロレス タッグマッチ
30分1本勝負
○真壁刀義
矢野通
(14分32秒 トップロープからのキングコングニードロップ→片エビ固め)
×井上勝正
関本大介
=試合経過=
東京スポーツ新聞が選定する「プロレス大賞」の「最優秀タッグチーム賞」を受賞した真壁、矢野が大日本プロレスのリングに出陣。同じくプロレス大賞で「技能賞」を受賞した関本、そして井上と対峙する。セコンドには石井智宏の姿が。
大ブーイングで迎え入れられた真壁と矢野は、コール時に矢野がペットボトルの水をぶちまけて先制攻撃。場外戦でペースを握った真壁と矢野は、井上を掴まえてジワジワといたぶり続ける。2度目の場外戦では、矢野がイスで一突きした後、真壁との場外ハイジャックパイルドライバー。フラフラになりながらも何とかリングインした井上に、矢野が木槌攻撃、ブレーンバスター。
苦しい時間が続いた井上だったが、矢野の対角コーナーへの突進を間一髪のところでかわすと、ジャーマンスープレックスホイップで反撃して関本の所へ。
関本はラリアットで矢野、入ってきた真壁を蹴散らし、矢野にラリアット、パワーボム。これはカウント2。そして、井上のミサイルキックのアシストを受け、矢野にジャーマンスープレックスホールド。矢野はカウント2でこれを返していく。
ここで関本と井上はそれぞれ向かい合うかたちで対角コーナーに上り、まずは井上がダイビングヘッドバットで急降下。そして、関本がダイビングエルボードロップから矢野をフォール。カウント2で返した矢野は、バックを取りに来た関本に急所蹴りを浴びせて、真壁とタッチ。
真壁は関本とのラリアット合戦を制するも、関本はすぐに両腕のラリアットで真壁、矢野をいっぺんに蹴散らして井上に繋ぐ。
井上は勢いよくドロップキックを放って2人を後退させ、真壁をフィッシャーマンバスターで叩きつけてカバー。真壁がキックアウトすると、ジャンピングエルボー3連発で倒すが、真壁もブレーンバスターを投げ返して、矢野とのトレイン攻撃。そして、矢野がマンハッタンドロップで井上の動きを止め、そこへ真壁がラリアット、さらに合体バックドロップ。関本のカットによってピンチを逃れた井上はロープへと走るも、場外から矢野がイス攻撃。
失速した井上に真壁がラリアット、チェーンラリアットを叩き込み、最後はトップロープからのキングコングニードロップ弾。これで勝負ありとなった。
試合後、執拗に向かってくる関本を真壁はチェーンパンチで蹴散らすと、ブーイングの中、矢野と2人で意気揚々と引き上げて行った。
=試合後コメント=
真壁「おい、何が聞きたいんだ?!」
矢野「おい、“最強最高タッグ”がこんな所でつまづく訳ねぇだろ、オメェ。おい、アイツらなぁ、悔しかったらなぁ、試合で出せバカヤロー! おせぇんだよ」
真壁「関本? 顔じゃねぇよバカヤロー! あと誰だ? 井上って言ったな。テメェも顔じゃねぇんだよ、コノヤロー! いいか、タッグでよぉ、俺たちに喧嘩売るなんて10年早いんだよ。見ての通りだ、分かってんなコノヤロー! (11/24LOCK UP後楽園大会で結成されたインディー連合軍について)連合軍? 誰を潰しに行くんだよ。俺かぁ?! G・B・Hかぁ?! これだけは言っておくぞ。俺を名指しで喧嘩売ってきたんだ、ただで引けると思うなよ。テメェらに地獄を見せてやる。いいな、冗談じゃねぇぞ。あと、関本には身の程を知れと言っておけ。何時でもやってやんぞ、路上でも何処でもいい。(大日本のリングについて)見ての通りだよ。俺たちが呼ばれた団体でふざけた試合をした事があっかよ。あぁ、完璧だよ! 完璧だよ!! 完璧なんだよ!!! 結果も試合内容も全てだよ。(インディー連合を)片っ端からぶっ潰してやる! いいな、テメェらのくだらねぇ団体をぶっ潰してやる。雑草? 馬の骨? 冗談じゃねぇ、それ以下のヤツらだ。分かるな、それ以下だ! レスラーでも何でもねぇ、素人、一般人だよ。文句があるんだったら、俺のところに来い。いいか、何べんも言うぞ、これが現実なんだよ!」
※ここで関本と井上が真壁を襲撃。3人は激しい乱闘を繰り広げるも、真壁は2人を蹴散らし、「これが現実だ!」と叫びながら引き上げて行った。
関本「俺がアイツを潰す。ふざけるな、矢野も一緒だ」
井上「現実を超えてやるよ。(関本に向かって)今日はすいませんでした……」
関本「現実をひっくり返してやる。このカードが決まった時点で俺は(真壁、矢野と)やる気満々ですから。井上もそう、大日本全員がやる気満々です。舞台は何処だっていい、やってやりますよ。向こうがその気ならこっちも乗り込んでいきますよ」