恒例の新日本プロレス道場餅つき大会は今年も大盛況!
12月15日11:00より、新日本プロレス野毛道場にて、恒例の餅つき大会が開催された。今年の参加メンバーは、棚橋弘至選手会長を始め、飯塚高史、永田裕志、中西学、タイガーマスク、井上亘、田口隆祐、裕次郎、平澤光秀、内藤哲也ら各選手。
まずは、棚橋選手が代表してファンに挨拶し、「開始しまーす!」の号令でスタート。選手達は2人1組のペアとなって、用意された約80キロという大量の餅米をついていく。
ここで一際異彩を放っていたのが中西選手。今年で15年目という手慣れた杵(きね)使いと腰の入った力強い動きで、運ばれてくる餅米を次々と手際良くさばいていく。自慢の“野人パワー”の前に、餅米が臼(うす)から飛び出して、そのまま地面に落下してしまうというアクシデントに見舞われると、「長い事やっていればこういう事もありますよ」とさすがに苦笑い。さらには、大学の後輩である平澤選手に、自らの技を厳しく伝授するという一幕も。
そして、もう1人は小さい頃に実家で餅つきをやっていたという棚橋選手。「餅つきはこねる方が大事、熟練のテクニックですよ。プロレスと一緒で深い」と語り、つく方とこねる方の両方で大活躍。
つきたての餅はあんこ、きなこ、大根おろし、雑煮という4種類の味付けで、集まったファンも大満足の様子。選手たちも希望者と一緒に餅つきを行なったり、サインや写真撮影に応じたりと、ファンと積極的に交流。道場周辺は黒山の人だかりとなり、終始大賑わいとなった。
最後は、飯塚選手が見事な手さばきで鏡餅を作成し、周囲の人達を唸らせた。約4時間を越す餅つき大会は、ファンのリクエストに応える形で寮長の平澤選手が挨拶し、棚橋選手が1本締め。
餅つき大会を終えた中西選手は、「僕達もファンの方々と一緒にいて、自分が憧れてプロレスを見ていた時の気持ちが甦ってきますし。自分らが作ってファンの皆さんが食べるという、これ以上無いコミュニケーションだと思うし、美味しいと言ってくれるのはいいですね。こういう付き合いって凄く単純で、分かりやすくていいじゃないですか!」と、自らの感想を述べた。