5・3福岡のIWGPヘビー戦を目前にして、王者・内藤と挑戦者・石井が最終前哨戦で激突。また、同所で行われるスペシャルシングルマッチ・オカダvsSANADA、後藤vsEVILの最終前哨戦でもある。
　なお、4月10日両国国技館大会でIWGP Jr.王者KUSHIDAに挑戦した実績を持つウィル・オスプレイが、この試合からCHAOSへ合流。
　
　石井対内藤で試合が始まるも、内藤がまたもや何もせずにコーナーへ下がる。これでオスプレイ対BUSHIとなり、BUSHIのヘッドシザースホイップをオスプレイが側転で着地。そして、ドロップキックをお見舞いした。
　オカダ対SANADAの場面。SANADAがトップロープをずらしてオカダを場外へ追い込み、自らエプロンへ飛び出すフェイントを披露。そして、ロープを開けてオカダを挑発する。
　オカダがリングへ戻ると、SANADAはいきなりSkull Endを繰り出すが、オカダが脱出してレインメーカーへ行く。それをさらにSANADAが切り返してSkull Endを極めるが、石井たちがカットへ飛び込んだ。
　ここから激しい場外乱闘が勃発し、LOS INGOBERNABLES de JAPONがCHAOSを圧倒。そのままオカダを逃がさず、EVILが変型サーフボードストレッチ、内藤が低空ドロップキック、BUSHIがチョーク攻撃などでいたぶり続ける。
　その後、SANADAが前後の連続リープフロッグからオカダにドロップキックを浴びせる。しかしオカダは、Skull Endを切り返し、リバースネックブリーカーで逆転に成功。
　後藤対EVILとなり、後藤がカウンターショルダータックル、カウンターラリアット、串刺しニールキック、バックドロップ。さらに、追走式ジャンピングエルボーを見舞うが、EVILもすぐに同じ技を返す。そしてEVILは牛殺しとローリングエルボーを回避するが、後藤がカウンターミドルキックでなぎ倒した。
　オスプレイ対EVILとなり、オスプレイが後藤とのダブルローキックからその場飛びシューティングスタープレス。さらに、EVILの顔面にキックを食らわせると、スワンダイブミサイルキック、トルニージョ式スピンキックへ繋げる。
　続いてオスプレイはコーナー最上段からダイブするが、回避したEVILがフィッシャーマンバスターで逆襲。タッチを受けた内藤が、オスプレイを踏み台にしてエプロンへ飛び出し、トップロープ越えの串刺し低空ドロップキックを見舞う。しかしオスプレイは、ハンドスプリング式オーバーヘッドキックを繰り出し、内藤＆BUSHIをまとめてダウンさせた。
　石井対内藤の場面。石井が串刺しラリアット、ブレーンバスター、バックドロップと畳み掛けるも、内藤はマンハッタンドロップ、スイングネックブリーカーで逆転。さらに、BUSHIが前方回転エビ固めの要領で石井の動きを封じ、内藤が低空ドロップキックを浴びせる。
　続いて内藤はコーナー最上段へのぼるが、オカダが脚にしがみついて妨害。すかさず石井がコーナーへのぼり、雪崩式ブレーンバスターで内藤を叩きつける。それでも内藤はフェイント式延髄斬りで巻き返し、変型大外刈りからデスティーノに行く。これは石井が抵抗したものの、内藤はジャンピングエルボーアタックへ繋いだ。
　石井対BUSHIの場面。BUSHIがミサイルキックを食らわせ、ヘッドスピンで素早く立ち上がる。そして、低空ドロップキック、串刺しダブルニーアタックで追撃すると、SANADAがローリングソバットでアシスト。さらに、BUSHIがコードブレイカーを見舞う。
　次にBUSHIはエムエックスを狙うが、石井が回避し、オスプレイがBUSHIにフロントハイキック。そのオスプレイをEVIL＆SANADAが場外へ落とすも、オカダがSANADAへドロップキック、後藤がEVILに牛殺しを食らわせ、2人同時のプランチャをお見舞い。その直後、オスプレイがサスケスペシャルで追い討ちをかける。
　一方、リング上では、石井のパワーボムを内藤が妨害。その内藤を石井がカウンターラリアットで排除するが、BUSHIがフェイント式ニールキック、カウンタードロップキックで逆襲に出る。ところが、石井が倒れずにすぐさまラリアットを浴びせ、最後は垂直落下式ブレーンバスターでBUSHIを沈めた。

オカダ「ま、オスプレイが来て、CHAOSメンバー勢ぞろいで。オスプレイが来て、また僕も刺激になりましたし、SANADAさんに『（レスリング）どんたく』でレベルの違いっていうのをしっかり見せてやりますよ。これがIWGPじゃない、プロレス界のトップだっていうものを。プロレス界のトップのベルトがIWGPだし、そのトップの実力・・・ま、いまはチャンピオンは内藤さんかもしれないけど、前王者としてそのレベルはしっかり出せると思いますし、リング上で石井さんが言ってたように“3タテ”（3連勝）、後藤さん、俺、石井さんでしっかり、EVIL、SANADA、内藤・・・しっかり“3タテ”、いただきます」
後藤「（※EVILに対し）いよいよだな。長くやるつもりはないよ。とにかく叩き潰す。大鎌でも何でも、使って来いよ」
※石井＆オスプレイはノーコメント
 
内藤「今日も最後、マイク持つチャンスあったのにね、言葉はなしか。まあ、おおそらく、明日の調印式も大したこと言わないんでしょ？タイトルマッチまであと2日、石井がやるべきことは、いかに『タイトルマッチで石井が勝つんじゃないか？』っていう期待を、どんだけお客様に持ってもらえるか。そこ、重要じゃないの？俺が言うように、俺にとっても、そしてお客様にとっても、単なる消化試合になっちゃうからね。石井にはあと2日のうちに、お客様の期待感を上げていただきたい。そのために言葉は必要だと思うけどね。必要じゃないと思うんだったら、明日も何も語らずに当日迎えろよ」
EVIL「後藤、いよいよ次だ。次でテメェのプロレス人生は終わる。This is EVIL。E〜verything is EVIL。すべては・・・EVILだ」
※SANADA＆BUSHIはノーコメント