9月21日神戸で行われる棚橋vs柴田、真壁vs後藤のダブル前哨戦。5月25日横浜で行われた同一カードでは、後藤がハイキックで真壁のアゴを破壊して遺恨が勃発。また、夏の『G1 CLIMAX 24』公式戦では、後藤が真壁、柴田が棚橋にそれぞれ勝利している。
　
　真壁と後藤が先発し、ショルダータックル合戦を真壁が制す。そこから棚橋対柴田となり、棚橋がクリーンブレイクせずに張り手で不意打ち。すると柴田は、フライングメイヤーからサッカーボールキックを見舞った。
　これで棚橋対後藤になるも、棚橋はコーナーに下がった柴田を攻撃。ところが、柴田がトップロープ越しにスリーパーホールドを極め、棚橋の動きがストップ。完全に孤立してしまう。
　その棚橋に対し、柴田がエルボースマッシュ連打、ドラゴンスクリュー2連発、足4の字固め。続いて後藤が、逆片エビ固めで絞ると、柴田がエルボー連打、カウンターキチンシンクで追撃。
　棚橋のピンチは続き、後藤と柴田が交互にローキック連射。しかし棚橋は、次のトレイン攻撃を回避し、2人にドロップキックを浴びせて脱出。
　ようやく出番となった真壁は、パワースラムで柴田を叩きつけ、後藤には串刺しラリアット2連発、頭部へのパンチ連射、ノーザンライトスープレックスホールド、カウンターラリアットと猛攻。
　さらに真壁は、追走式ラリアットとローリングラリアットを回避するが、後藤がカウンター牛殺しで逆転。しかし真壁は、替わった柴田にカウンターラリアットをお見舞い。
　棚橋対柴田の場面。棚橋が串刺しフライングボディアタック、串刺しジャンピングエルボー、ダイビングサンセットフリップ。そして、柴田をコーナーに追い込んでエルボーを連射し、対角コーナーへ走る。ところが、柴田が追走式串刺しジャンピングフロントハイキックで逆襲し、コーナーでエルボー連打をお返し。
　さらに柴田は、強烈な串刺し低空ドロップキックを棚橋に見舞い、フロントネックチャンスリーからスリーパーホールド。そこからロープへ走るも、棚橋がカウンタースリングブレイドで逆襲。
　続いて棚橋はコーナー最上段へのぼるが、柴田がキック攻撃を浴びせ、後藤と雪崩式合体牛殺しを敢行。そこから柴田が棚橋をファイヤーマンズキャリーで担ぐが、棚橋がドラゴンスリーパーに切り返し、ファイナルカットで叩きつけた。
　真壁対後藤の場面。真壁がラリアット合戦を制し、エルボー合戦からラリアットを見舞う。これを後藤が受け止めてラリアットを返すが、今度は真壁が受け止めて2発目のラリアット。しかし、これも後藤が受け止め、ラリアット2連発で真壁を倒す。
　その直後、棚橋が後藤にスリングブレイド、柴田が棚橋にジャーマンスープレックスホイップ、真壁が柴田にラリアット。これで真壁対後藤となり、真壁と棚橋がトレイン攻撃を仕掛ける。これを後藤が回避し、柴田が真壁を羽交い絞めにする。ところが、後藤のラリアットがかわされて柴田に誤爆。その直後、真壁が両腕ラリアットで後藤と柴田をまとめてなぎ倒し、助走をつけたラリアットで後藤を吹き飛ばす。
　ここで棚橋が柴田へプランチャを放つが、かわされて自爆してしまう。一方、後藤は真壁にショートレンジヘッドバットを見舞い、牛殺しで追撃。さらに、柴田がPKで続く。最後は、柴田がスリーパーホールドで棚橋を分断し、後藤が昇天・改で真壁を仕留めた。
　
　試合後、後藤がマイクを握り、「真壁ーー!! 神戸でも、結果は同じだ！ 覚悟しとけ、バカヤロー!!」と絶叫した。

後藤「リング上で言った通りだ。神戸の結果も、今日と同じ。悪いけどオマエに付き合ってる時間は、ないんだよ。神戸、完全決着だ」
——2か月ぶりのタッグでしたが
後藤「まあ西武ドームで戦って、ほんとそれ以来だと思うんですけど。非常に好感触じゃないすか？俺は諦めてないですよ。タッグだって。タッグだって諦めてないよ」
※柴田はノーコメント

真壁「オイ、クソくらえだバカヤロー。上等じゃねぇかオイ。後藤さんよぉ、今日負けた? その前も負けたな。もうあとがない俺様の真骨頂だ。オイ、テメェ覚悟しとけ。それだけ」
棚橋「(地面に倒れこむ)柴田が帰ってきてから、いつしかアイツが俺のキーマンになってた。アイデンティティー……新日本プロレス……いろんなものが大きくなって……だからアイツを倒さないと、俺は一歩も前いけねぇから。次シングルマッチ、たった1試合で俺の10年受け取られても困るから。まだな……在庫は……山ほどあるから」