NJPW 40th anniversary Tour KIZUNA ROAD

日時: 2012年7月18日(水) 17:30開場　18:30開始
会場: 北海道・札幌テイセンホール
観衆: 1,300人（超満員）

第1試合 20分1本勝負

プリンス・デヴィット
KUSHIDA

境界線

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　先発したデヴィットとKUSHIDAが互角の勝負を繰り広げ、最期に握手をしてタッチ。これで田口対BUSHIとなり、BUSHIがドロップキックで田口を場外へ落とし、三角飛びトルニージョ。
　だが、田口とデヴィットが得意の連携を繰り出し、BUSHIとKUSHIDAを場外へ追いやる。そして、2人そろってトペフェイントからセクシーポーズを披露。その直後、逆襲に遭ったものの、2人同時に前方回転エビ固めをすり抜け、低空ドロップキックで巻き返した。
　そこから攻め込まれたBUSHIだったが、コーナーからのヘッドシザースホイップでデヴィットに逆襲。そして、スイッチしたKUSHIDAが、スワンダイブチョップ、ハンドスプリングエルボー、串刺しダブルニーアタック、ジャパニーズレッグロールクラッチホールド、延髄斬り、ムーンサルトプレスと一気に畳み掛ける。
　さらにKUSHIDAは、ブラディサンデーから逃れ、延髄斬りで追撃。しかし、デヴィットがオーバーヘッドキックですぐにやり返した。
　田口対BUSHIの場面。コーナーに振られたBUSHIがエプロンへ飛び出し、トップロープを支点にした逆上がりキック。さらに、ミサイルキックで追い討ちをかけると、ヘッドスピンで立ち上がり、ヘッドシザースホイップ、ランニング低空ドロップキックで追撃。
　劣勢の田口は、串刺し攻撃をかわし、BUSHIをコーナーへ激突させる。すると、デヴィットが走ってエプロンから延髄斬りを食らわせ、田口と共に踏み台攻撃で追い討ち。
　さらに、田口の前落としから、デヴィットがダイビングフットスタンプを狙う。しかし、KUSHIDAがデヴィットの脚にしがみついて妨害。その隙を突き、BUSHIが田口を丸め込むも、カウントは2。
　ここで田口はどどんの体勢に入るが、BUSHIが前方回転エビ固めに切り返す。これを田口が返すと、BUSHIは逆さ押さえ込みを狙う。だが、うまく脱出した田口が、外道クラッチIIで3カウントを奪った。

COMMENT

デヴィット「ずいぶん長いことApollo55として、2対2のタッグマッチをしていない感じがする。最後に勝って、Apollo55がまだ強いタッグチームだということ、今日、新日本のBUSHIとKUSHIDAと闘って示した。Apollo55は健在だ」
田口「今、チャンピオンのライガーさん、タイガーさん、それだけじゃなくてね、Apollo55もいるし、今日のBUSHI、KUSHIDA、ヤングライオンの高橋・渡辺、邪道・外道、フォーエバーフーリガンズ。どのチームも世界クラス。高橋、渡辺だってね、外に出たら、結構やると思いますよ。世界クラスのタッグ、それが揃ったのが新日本のJr.。その中でやっぱり、ナンバーワンを狙って行きたいんですね。ライガー、タイガーのベルトにチャレンジしてね」
デヴィット「アリガトウ（と言って田口と握手）」
　
KUSHIDA「今日は本当は、飯伏幸太も出てくるし、新日本プロレスのタッグの象徴であるApollo55から一発、ピン（フォール）獲って、山形に向けて弾みをつけたかったけれども、何年もの長がやっぱりApollo55にはあるから。俺のタッグパートナー、ずっと探してるけど、なかなか出て来ない現状で、俺はシングルでもタッグでも、新日本プロレスJr.の象徴になりたいんだ。山形は、俺は踏み台にはなんねぇぞ！後楽園ホールのタイトルマッチの飯伏幸太対ロウ・キーの踏み台には絶対になんねぇから！」
BUSHI「今見てる景色、必ず、俺が変えてみせる。新日本に来た以上、新日本の所属の一員となった以上、必ずいま見てる景色を変えてみせる。今日改めて、Apollo55とやって、パートナーの大切さ、知ったかもしれないです。俺も、俺に合う正パートナーを見つけ、必ずIWGPのベルトの、歴史に触れてみたい。そしていつか、挑戦できるまで。お願いします！」