NEW JAPAN SOUL 2011
- 日時
- 2011年7月3日(日) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 1,950人(超満員)
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第7試合 60分1本勝負
IWGPタッグ選手権試合- 第57代王者組
- 挑戦者組
※王者組が9度目の防衛に成功。レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
アンダーソンと後藤の先発で試合開始。ショルダータックルの打ち合いが五角となり、両軍ともパートナーにスイッチ。棚橋とバーナードがリングインすると、場内が「棚橋」コールに包まれる。
棚橋がハンマーブローと串刺しボディアタックをかいくぐり、エルボー&太陽ブロー連射。そして、ドラゴンスリーパーからのファイナルカットを繰り出すが、バーナードがパワーで弾き飛ばす。
さらにバーナードは、棚橋をコーナーへ思い切り叩きつけて動きを止める。そして、アンダーソンが自分の膝の上に棚橋を固定し、バーナードがギロチンドロップを投下。さらに、バーナードが棚橋を場外へ放り捨てると、アンダーソンが鉄柵攻撃を見舞う。
これで棚橋の動きが止まり、バッドインテンションズが代わる代わるの攻撃で痛めつける展開となる。アンダーソンのキック攻撃、バーナードのエルボードロップやベアハグなどでさんざん苦しんだ棚橋は、フライングフォーアームでアンダーソンに反撃して脱出に成功。
スイッチした後藤は、串刺しラリアット、バックドロップ、地獄車でアンダーソンに追撃するが、バーナードが乱入して形勢逆転。アンダーソンとバーナードのセントーン、ジャンピングボディプレスを立て続けに浴び、後藤は動きが止まってしまう。
棚橋対バーナードの場面。場外へ落ちそうになった棚橋が、逆上がりでの復活を狙うが、その体をバーナードがキャッチしてバーナードライバーの体勢に入る。しかし、棚橋が脱出し、フライングフォーアーム、ジャーマンスープレックスホールド、背中へのハイフライフローで逆襲。しかし、続いての正調ハイフライフローはかわされて自爆してしまう。
後藤対アンダーソンの場面。後藤がアンダーソンの突進を受け止め、牛殺しをお見舞い。さらに、バーナードには追走式ラリアット、顔面へのヘッドバット、ローリングラリアットを食らわせる。
続いて棚橋がアンダーソンにスリングブレイドを決め、後藤がジャーマンスープレックスホールドで追撃。さらに後藤と棚橋は、ダブル特攻ラリアットでアンダーソンを吹き飛ばす。
そして後藤は昇天の体勢に入るが、バーナードがカットしてネックハンギングからマットに叩きつける。さらに、バーナードが串刺しボディアタック、アンダーソンがジャンピングフロントハイキックで追い討ちをかけ、マジックキラーを狙うが、棚橋のカットが間に合う。すると、バーナードが棚橋を捕まえ、ハイアングルパワーボムホイップで排除。そして、ついにマジックキラーを炸裂させるものの、後藤はフォールを自力で跳ね返す。
大「後藤」コールの中、アンダーソンが後藤の串刺し攻撃をかわし、ジャンピングフロントハイキックをお見舞い。ここでアンダーソンがガンスタンを狙うと、後藤が回避してロープへ走る。ところが、その動きを読んだアンダーソンが後藤の体へ飛びつき、ガンスタンを炸裂させて勝負を決めた。
試合後、バーナードがマイクを掴み、退場中の棚橋を呼び止める。そして、「サッポロ!IWGPヘビーウェイトチャンピオンシップ!」と叫ぶと、「イチ!」と言って手に持っていたGHCタッグベルトを差し出し、「ニ!」と言って首に巻いていたIWGPタッグベルトを差し上げる。そして、「サン!」と叫んで棚橋が持つIWGPヘビー級ベルトを指差した。
最後にバーナードは、「シンニホンプロレスリング! イチバーーン!!」とリング中央で絶叫。ファンの大歓声を浴びつつ、退場した。
COMMENT
バーナード「タナハシ&ゴトーは日本人最強コンビ、BadIntentionsの敵はもういないんじゃないか?いったい次は誰なんだ! ……カンパーイ!」
※ビールで乾杯!! なぜか通訳の西澤管理部長にもビールを手渡すバーナード。
バーナード「カンパーイ! ラララライ!」
西澤「ラ、ラララライ!」※乾杯しながら。
——次は、ノアでGHCの挑戦者が森嶋&吉江組ですが?
バーナード「アイツら、何キロだ? 二人で300キロ以上? ほお。そいつはヘビーだな(笑)。ただ、デカいヤツと闘うのは慣れてるから、まったく問題ないぜ?まず、タナハシとのシングルがあるから、それに勝つ。そのあとGHCタッグでもナンバーワンを証明するぜ?」
アンダーソン「シングル戦線の手始めに、ゴトーとシングルで片をつけたいな? 俺はサッポロでもいいぜ?」
バーナード「ヘイ、トーキョースポーツ、誰がナンバーワンタッグなんだ?」
東スポ岡本記者「もちろんBadIntentionsです! ず〜っと前から!!」
※報道陣から笑いが漏れる。
バーナード「ヘイ! 笑いごとじゃないぜ? ……今日は、アリガトウ」
後藤「強ぇじゃねぇか、BadIntentions。俺と棚橋、1+1が5億になったんだ。それに勝って、あいつら。ただ、カール・アンダーソンに獲られたのだけは納得できねぇな。もう1回やらせてくれ。アンダーソンとシングル。オマエのマシンガンは、ただのエア・マシンガンだ証明してやるよ。確かにカール・アンダーソン、おもしれぇわ」
棚橋「終わりじゃねぇからな! 終わりじゃねぇぞ、後藤!」
後藤「これで終わりじゃねぇ、これが始まりだからな」
棚橋「いいか、プロレスにはなぁ、終わりはねぇ。久しぶりにこんなセリフ吐いたよ。この気持ち久しぶり!追いかける人間の気持ち!プロレスは、終わりがないから燃えるんだ、終わりがないから、どこまでも行ける。だから今日、俺ら二人負けたけど、絶対終わらねぇ!」
後藤「1+1は10億だ」
棚橋「ノッてきたな、オイ!いいか、後藤が言ったぞ!1+1はな、10億だからな!」(後藤は控室へ)
棚橋「バーナード、キツイぜ!マジで。初めてチャンピオンになる時、もちろん俺の身体をチャンピオンになるっていう気持ちが支えてきたけど、こうして久しぶりにガッチリやってみて、札幌がスゲー怖え!でも超えていかないといけないから。超えていかないと、いけないからね」