「DOMINION 6.18」でIWGPヘビー級王座V5を達成した棚橋が、KUSHIDA、ドラダとトリオを結成。対するケンドリック＆邪道＆外道は、「DOMINION 6.18」でKUSHIDAが苦杯をなめさせられた相手でもある。
　
　先発したのはドラダと外道。ドラダが素早い動きで先制すると、外道は手四つの力比べで押し込む。するとドラダは、モンキーフリップで外道を投げ飛ばした。
　棚橋対邪道の場面。棚橋がロープ際でクリーンブレイクすると、邪道も同じような場面でクリーンブレイク。そこから棚橋がフライングボディアタックを決めると、邪道はショルダータックルで反撃。そして、コーナー最上段にのぼるものの、棚橋がデッドリードライブで投げ捨てた。
　KUSHIDA対ケンドリックの場面。KUSHIDAが額へのパンチ3連射で先制するが、ケンドリックが場外に追い込む。すかさず邪道が強烈な逆水平チョップを連射で食らわせ、動きをストップさせた。
　ここからKUSHIDAは、外道のチョーク攻撃、ケンドリックのキャメルクラッチ、邪道のパントキック、バックドロップなどでさんざんいたぶられる。しかし、邪道のラリアットをかわしてドロップキックで逆襲し、ようやく棚橋とタッチ。
　棚橋は、フライングフォーアーム、エルボースマッシュ連射、ダイビングサンセットフリップ、スリングブレイドと、邪道へラッシュを敢行。さらに、棚橋が邪道、KUSHIDAが外道、ドラダがケンドリックにプランチャを同時発射する。
　これで場外戦となり、リングに戻ろうとした邪道のタイツを棚橋が引っ張り、“半ケツ”状態にしてしまう。そして棚橋は、自分がリングへ戻ろうとするが、今度は邪道がタイツを引っ張り、“半ケツ”状態に持ち込む。さらに2人はその姿のままリングへ戻り、ダブルダウン。場内が爆笑となる中、レッドシューズ海野レフェリーが2人のタイツを元に戻した。
　ドラダ対ケンドリックの場面。ドラダがスワンダイブ式フライングボディアタックで先制。その後、ケンドリックにハンマースルーされると、トップロープを飛び越えて特設花道に着地。今度はトップロープを飛び越えてリングへ戻り、そのままヘッドシザースホイップでケンドリックを吹き飛ばした。
　KUSHIDA対外道の場面。外道が、マンハッタンドロップ、チンクラッシャー、コンプリートショットの連続攻撃。そして、トラースキックを放つものの、KUSHIDAが受け止めてラリアット。だが、外道がかわして逆さ押さえ込み。さらにスクールボーイで3カウントを迫る。
　するとKUSHIDAは、ハンドスプリング式バク宙キック、バズソーキックで形勢逆転。最後は、ミッドナイトエクスプレスで外道を仕留めた。
 
　試合後、快勝を収めて歓喜するKUSHIDAを、ケンドリックが襲撃。スライスブレッドで叩きつけると、なぜか輪ゴムをぶつけて腹いせした。
　その後、大ダメージを負ったKUSHIDAを棚橋とドラダがフォローしつつ退場……と思いきや、棚橋が花道の奥からヒョッコリと顔を出す。それを見たファンの大歓声でリングに舞い戻ると、マイクアピールで大会を締めくくった。
棚橋「今日は最後までありがとうございました！ 去年の結果は2位だったんで、今年はかならず優勝します。だから、残り2日、よろしくお願いします！今日は、間違えないように（※昨年の大会でディファと両国を言い間違えた）。（慎重な口調で）ディファ、有明、3連戦！ 超盛り上がっていきましょう。じゃあ最後に!! 会場のみなさーーん!! 愛してまーーす!!」

※ドラダは、CMLLウェルター級のベルトを誇示しながら、プリンス・デヴィット、飯伏幸太らの名前を上げて、対戦をアピール。
KUSHIDA「世界を知る……TNA、そして元WWEのブライアン・ケンドリックね。狙われて、光栄ですよ？それだけ、新日本プロレスのKUSHIDA……狩りがいのある、価値が出てきたってことでしょ。そう受け取りましたよ。ボクは。新日本プロレスいろんな外国人いるけど、のさばる前にシングルマッチでシッカリとケリを付けたいです。トーナメント、いいトリオなんで、優勝狙いたいです」
棚橋「よっしゃー！ 毎日、どんなカードでも、全力を出す……これは学生時代の同級生に教えられて、当時から俺は逸材だったから、いろいろチャンスがあって恵まれてたんだけど。その同級生はわずかしかないチャンスで、がんばりを見せていて。だから、教えられたって言うか。常に全力！　今日も完全に振り切れました。……と、関係ない話は置いておいて。去年、2位だったんで、今年は優勝します！ ドラダもなぁ、ホントに会場を一番沸かすし、KUSHIDAも粘り強くなってきたし、ヘビーとジュニアのバランスがとれた、もっとも華やかなチーム。そういうチームこそ、優勝がふさわしい」
——明日は、バーナード組ですが？
棚橋「あ〜そうか。うん、前哨戦のね、意味合いもあるけど、とにかくいまのコンディションぶつけてね。まだ、後藤の攻撃で首のダメージが残ってるけど、バーナードっていうのは、最初からクライマックスでいかないと、叶わない相手だから。明日も最初からクライマックスでいきます！」
——邪道選手にお尻を出されたが？
棚橋「ハイ……。出ましたか？ ボクの日焼けの白い部分、見えました？　そこまで見えない？　
あ、よかった（笑）。けっこう、日焼けマシーンでやると、ちょうど境目だけ、白くなっちゃうんで。チャンピオンは、あらゆる選手に対応してこそ、チャンピオン。……ケツだって出しますよ！」
——今日は生放送だったんですけど（笑）。
棚橋「はい？ …………。（両手で顔を隠して）。……わかんないすよ？　俺の美尻効果で（視聴率も）ガーッとね（笑）。黄金期突入してますから。去年より、このディファ有明盛り上がるし！お客さんも来てくれてるし、ホント、少しづつだけど、積み重ねを感じてるから。うん（ニッコリ）。俺は、ホント、幸福感に包まれて、試合できてます！」
　
外道「KUSHIDA！フ○ックユー！」
邪道「テメェ、誰に向かって噛みるいてんだ?! ミスター・ブライアン・ケンドリック、WWEスーパースター、WWEタッグチームチャンピオンだぞコノヤロー！テメェなんかな、10年早え！」
ケンドリック「KUSHIDA、ブッこんでやるぞコノヤロー！誰に向かって闘いを挑んでると思ってるんだ？俺は世界のブライアン・ケンドリックだ。いつでも相手になってやる。フ○ックユー！フ○ックユー！フ○ックユー！KUSHIDA！フ○ックユー！」