BEST OF THE SUPER Jr.XVIII 〜Bring it on!〜

日時: 2011年6月8日(水) 18:00開場　19:00開始
会場: 東京・ディファ有明
観衆: 750人

第4試合 30分1本勝負
「BEST OF THE SUPER Jr. ⅩⅧ」Aブロック公式戦

ケニー・オメガ
デイビー・リチャーズ

境界線

09分55秒　パワーボム→エビ固め

※リチャーズがAブロック2位通過。

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　共に5勝2敗10点で並んだオメガとリチャーズが、決勝トーナメント進出を懸けて激突。
　
　素早いロープワークからオメガがリープフロッグ。そして、水面蹴り、低空ドロップキック、逆水平チョップに繋ぐ。
　続いてオメガはコーナー最上段にのぼるものの、リチャーズが脚を持って引きずりおろし、同時にカウンターミドルキックを浴びせる。
　リチャーズの攻撃は続き、スリーパーホールド、打撃ラッシュ。するとオメガは、カウンタージャンピングニーパットで逆襲。続いて両者は、張り手、エルボー、ローリングソバットをお互いに打ち合う。そこからオメガがゼロ戦キックでリチャーズを吹き飛ばす。
　だが、リチャーズはエプロンからトップロープ越しのブレーンバスターを敢行し、オメガを場外へ投げ捨てる。自分も巻き込まれて転落したリチャーズだったが、エプロン上のバックドロップで追撃を狙う。
　しかし、オメガはリング内へ着地し、三角飛びドロップキックで逆襲。これでリチャーズが場外へと落ちると、ノータッチトペコンヒーロをお見舞い。
　リングに戻り、オメガがコーナー最上段からのフライングボディアタック、コタローフェースクラッシャーで追撃。そして、クロイツラスを狙うものの、リチャーズが切り返してジャーマンスープレックスホイップ。しかし、オメガはバク宙で着地して波動拳を発射。これをリチャーズが回避してハイキックを浴びせるが、すぐさまオメガがロックボトムでお返し。
　ここでオメガは、リチャーズを肩車したままコーナーへのぼる。しかし、うまく脱出したリチャーズが、雪崩式ジャーマンスープレックスホイップの荒技で逆襲。
　続いてリチャーズはジャーマンスープレックスの体勢に入るが、オメガが後方回転エビ固めに切り返す。しかし、リチャーズは突進してきたオメガを空中に放り投げ、ハイキックをお見舞い。さらに、串刺しジャンピングエルボー、ラリアット、垂直落下式ブレーンバスターに繋ぐ。
　これでも3カウントは許さなかったオメガだったが、ダメ押しのパワーボムで撃沈。得点を12に伸ばしたリチャーズが、2位でAブロックを通過した。

COMMENT

デイビー「昨日の夜、テレビを見ていたら、ケニー・オメガはオレのことを、『まるでダイナマイト・キッドみたいだ』と言っていたようだな？でも、今日の試合を見たか？オレこそがダイナマイト・キッドをしのぐ人間だ。オレこそ、リアル・ダイナマイト・キッドなんだよ？ヘイ、オメガ！おまえの友人、家族に言っておけ！おまえたちもシッカリそのことを書いておけ！」
　
オメガ「みんなきっとガッカリしているに違いない、そう感じる。なにかを証明するのは難しい。そして時間が遅れて返ってきて、同じパフォーマンスをしたとしても、これ以上、何をしたらいいのかわからない……。新しい作戦が必要なのかもしれないし、もっと力をつけないといけないのかもしれない。DDT（プロレス）でも、新日本も、これ以上のものを学ぶべき場所ではないのかもしれない。時間が必要だ、これ以上、上に行くためには。すいませんでした！」　