NEW JAPAN BRAVE 2011

日時: 2011年4月29日(金) 17:00開場　18:00開始
会場: 広島・広島グリーンアリーナ
観衆: 2350人（超満員）

第4試合 20分1本勝負

井上亘
田中将斗

永田裕志
飯塚高史

境界線

13分26秒　スライディングD→片エビ固め

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　5月3日福岡の一騎打ちで激突する永田と田中が、6人タッグ戦で対決。ゴングを待たずにCHAOSが奇襲攻撃を仕掛け、いきなり場外戦での幕開けとなる。
　その後、飯塚が天山をチョーク攻撃でいたぶり、コーナーまで追い詰める。そして、串刺し攻撃を狙うが、フロントキックで阻止した天山が、ボディへのヘッドバットで追撃。そして、モンゴリアンチョップを3連発でお見舞いする。
　苦しくなった飯塚はスリーパーホールドで反撃するが、振り解いた天山がフライングニールキックでお返し。さらに、逆水平チョップ連射、串刺しラリアット、カーフブランディングと畳み掛ける。
　ところが、CHAOSが天山を場外戦に引き込んで形勢逆転。なかなか反撃することのできない天山へ向け、広島のファンが大コールを送る。すると天山は、自信満々でブレーンバスターを仕掛けた矢野を逆に投げ捨てる。そして、なおも挑発的なモンゴリアンチョップを放ってきた矢野を、カウンターラリアットで黙らせた。
　永田対矢野の場面。永田がローキック3連射、前転からの延髄斬り、エクスプロイダー。ところが、矢野がカニばさみで永田を倒してセカンドロープから顔を出させ、リング下から田中が竹刀攻撃。
　そして田中は、ジャンピングエルボー、ラリアット、垂直落下式ブレーンバスターに繋ぎ、クラッチを離さずに2発目を狙う。しかし、永田が逆に投げ捨て、エルボー合戦からエクスプロイダー、延髄斬り。だが、蹴り脚をキャッチした田中が、膝への低空ドロップキックから膝へのスライディングDを見舞う。
　井上対田中の場面。井上が串刺しジャンピングエルボーを繰り出し、天山がマウンテンボムで続く。そして井上は、スピアーを狙うものの、矢野が飛び込んで妨害。
　しかし井上は、風車式バックブリーカー、スタガリンブローで田中に追撃し、スピアーを狙って勢いよく突っ込む。ところが、エプロンから忍び寄った飯塚がスリーパーホールドを極め、井上は急停止。そこへ田中がラリアットを食らわせ、最後はスライディングDでとどめを刺した。
　
　試合後、田中が永田にイス攻撃。さらに、膝へのスライディングDを炸裂させると、その膝をイスで殴り、ストンピング連射。
　永田は苦悶の表情を浮かべ、若手たちの肩を借りて退場した。

COMMENT

田中「ホレ、予告どおりや。『博多（5/3福岡）まで五体満足じゃ行かさん』言うっとったろ？言うっとったのによ、バカの一つ覚えみたいに蹴りばっか来るから、こういうことになんねん、お前。俺が今まで負けてたのは、最終的にバックスープレックス（バックドロップ）かもしれん。けど、（ポイントは）あの蹴り。蹴りや。今日、脚、確実にイッたから、蹴りの威力、半減するとちゃうか？（ニヤリ）まあ、明日1日ちょっと休んだところで回復なんてせえへんやろ（キッパリ）。回復しとっても、また（5/1）熊本でやってやるから覚悟しとけよ」
※矢野、飯塚はノーコメント

永田「チキショー！田中！田中！あー、クソ！田中！あー！」
天山「クソ！ホンマにね、今日みたいに毎日毎日あいつら、飯塚、矢野、クソみたいな奴らとやってたらね、免疫できてるけど、最後の最後に井上に託したけど、あいつらに引っ掻き回されて最後、終わったけどね。俺自身も亘といいタッグで組んで行きたいし、終わったわけちゃうし、今シリーズ、まだ（5/3）福岡も（5/1）熊本もあるし、アピールしていきますよ。戦線に食い込んでいくためには、井上の力借りてやりたいし」
井上「お願いします」
天山「次やってこうぜ」
井上「俺は今日負けたけどな、こんなとこじゃな、絶対終わんねぇぞ。天山さんとタッグで、CHAOS、あんな奴ら蹴散らしてやる。CHAOSだけじゃねぇ。新日本にいる奴ら、俺たちのタッグチームで昇りつめてやる。まだまだ始まったばかりだ。見ておいてください」
天山「ガッチリ行こうぜ（と言って井上と握手）」
井上「お願いします」