NEW JAPAN LIVE IN AKITA 〜秋田新日本祭り〜
- 日時
- 2010年12月26日(日) 17:30開場 18:00開始
- 会場
- 秋田・秋田市立体育館
- 観衆
- 1,800人(超満員)
MATCH REPORT
しかし、その後は中邑組がタイガーの捕獲に成功。集中砲火を浴びせて試合の主導権を握る。しかし、それでもタイガーは中邑に反撃して脱出に成功。これでリング上は、永田と中邑の攻防となる。
永田は、ミドルキック3連射、串刺しフロントハイキック、エクスプロイダー。エルボー合戦を挟み、カウンターフロントハイキックで追撃。そして永田は、突進して来た中邑をキチンシンクでストップさせ、ブレーンバスター。さらに、乱入した石井もエルボー1発で蹴散らす。
劣勢の中邑は、後ろ回し蹴りで反撃してボマイェを発射。これはかわされたものの、永田を持ち上げてコーナー最上段に固定し、ランニングニーリフトをお見舞いする。
永田対石井の場面。石井が、滞空時間の長い雪崩式ブレーンバスターを繰り出すと、カウンターキチンシンクで反撃した永田が「タイガー、行け!」と叫んでタッチを行なう。
そのタイガーは、ドロップキック、カウンターキック、張り手で石井に追撃。続いてのダイビング技は阻止されたものの、石井の動きを読み切り、下からの回転エビ固めで3カウントを迫る。
対する石井は、パワースラムで逆襲し、タイガーのマスクに手をかける。これは永田がカットしたものの、石井はなおもマスクを狙う。しかしタイガーは、回転十字固めで対抗。
ここで中邑もリングに入り、トレイン攻撃に行く。しかし、タイガーは石井の突進をかわしてコーナーに激突させ、中邑をローリングソバットで撃退。すると永田が、タイナーを石井にお見舞い。
するとタイガーは、ツームストンパイルドライバーからのチキンウィングアームロックで石井に追い討ち。そして、タイガードライバーからフォールに行くが、石井がタイガーのマスクを剥ぎ取ってしまう。即座にゴングが打ち鳴らされ、石井の反則負けという裁定が下った。
試合後、石井がマイクを掴み、「タイガー、コラ! マスク賭けてやんのか、やんねぇのか、ここで答え出してみろ、コラ!やんのか、オラ!」とタイガーを挑発。
これに対しタイガーは「オイ、石井! お前な、毎試合、毎試合、マスクとって誰がおもしれぇんだ、こんな試合! おもしろいのか、こんなマスクとって!お前、それしかできねぇのか、この野郎!」と逆襲。さらに、「お前の望みどおり、お前の髪の毛とマスク賭けてやってやる、この野郎!」と叫ぶと、場内が大歓声に包まれる。
続いてタイガーは、「今度、秋田に来たときは、コイツのつるっぱげの姿見せますよ。いつでも来い、この野郎!」と石井を挑発。これで乱闘となるが、セコンドたちが必死で2人を分けた。
混乱が収まったあと、タイガーが改めてマイクアピール。
タイガー「今年最後の新日本プロレスの試合なのに、こんな試合になってどうもすみません(※大歓声)。次の(1月4日)東京ドーム、自分は本戦には入っていませんけど、第0試合から盛り上げますんで。そして、ここにいる永田さん、鈴木みのるを返り討ちにしますんで、新日本プロレスの応援をお願いします!(※大拍手)そして、いま言ったように、石井の髪の毛を全部剃りますんで(※大歓声&タイガーコール)」
ここでファンの大コールを受け、永田もマイクアピールを開始。
永田「どうもありがとうございます! 2010年、今日で最後ですが、今年は俺にとって非常に我慢の年でした。その溜まったうっ憤、来年……、爆発させますんで!皆さん、期待して下さい。どもありがとうございました!」
そして2人は、改めて勝ち名乗りをあげ、ファンの大声援に応えた。
COMMENT
永田「2010年最後の試合が終わった。2010年が終わったというよりも、2000年代のこの激動の新日本、2000年代の最後の試合が終わったって部分じゃ、この10年の激動の時期を過ごした俺としては、凄く感慨深い部分がありますよ。2010年、レスラー人生の半分以上、会社に奉げた感があるな。2011年、来年から10年間、好きにわがまま言って暴れる、そういう10年にしたいなと。ふと、今日の試合が終わったあと、俺の中にそういう思いが芽生えたなと。まさに激動の10年、これから這い上がった。さらに、俺は今までとはうってかわって自由に羽ばたきたい。以上」
石井「(※タイガーに対し)オイ! テメェは今日の発言飲み込むんじゃねぇぞ。いいか、客が見てぇのはテメェの素顔なんだよ。分からせてやる」 ※中邑はノーコメント