セミファイナル(第8試合)は鷹木信悟がNEVER無差別級王者のEVILに挑む。
両者は3.17静岡の『NJC』準々決勝で対戦し、EVILが無法ファイトで勝利。そのお返しとばかりに3.18郡山の準決勝(辻陽太vsEVIL)で、鷹木はEVILを食い止めて辻の勝利をアシストした。
その遺恨を引きずるかたちで、両者は3.20長岡でタッグで対戦。そして試合後に鷹木は「次はNEVERのタイトルを懸けてやるぞ!」とアピール。さらに「俺も愛着のある大事にしてきたあのNEVERのタイトル、なんだあの真っ黒は? 再び俺が奪還してキレイに、ピカピカにリニューアルしてやろうじゃねえか!」と宣言した。
なお、EVILは4.3後楽園の前哨戦の試合後、金丸義信をこのNEVER王座戦のレフェリーにすることを要求しているが、昨日の前日会見で鷹木は拒否の構えを見せているが……?
鷹木は『さくらさくら』の前奏がついた特別仕様のテーマ曲で入場。
EVILは黒いNEVERのベルトを携え、ディック東郷、さらにレフェリー姿の金丸を帯同し入場。
すると浅見レフェリーとH.O.Tが口論に。浅見レフェリーは金丸と東郷をバックステージに下げる。
するとEVILが背後から鷹木に襲い掛かり開戦。しかし、鷹木も打撃で応戦しヘッドロック。するとEVILは髪をつかんで脱出。さらにロープに走るが、鷹木がショルダータックルでねじ伏せる。
鷹木は串刺しのショートレンジラリアットから、グーパンチ&逆水平チョップ。さらに串刺しラリアット、そして龍魂エルボーを狙うが、EVILは距離を取って回避。
続いてEVILは顔面かきむしりからキック。しかし、鷹木は蹴り足を捕らえ、ダブルチョップでダウンを奪うと、エルボードロップの連発からセントーンをお見舞い。
そして鷹木はキチンシンクの連発からロープに走るも、EVILは場外にエスケープ。鷹木が追いかけると、EVILは本部席前の鉄柵に叩きつけようとする。だが、鷹木は回避し、EVILをリングに投げ込む。
そして鷹木がエプロンに上がると、EVILはショルダータックル。鷹木は鉄柵に激突寸前で踏みとどまり、本部席への衝突を回避。だが、EVILがさらに体当たりし、最終的に本部席は崩壊してしまう。
続いてEVILはイスを手にする。鷹木もイスを持つが、イスチャンバラはEVILが制す。戦場がリングに戻ると、EVILは背後からタッチロープでチョーク攻撃。そしてカバーするが、鷹木はカウント2でキックアウト。
するとEVILは鷹木の左足にストンピングを乱打し、さらにエルボーを落とす。そして鷹木の顔面を踏みつけてから、フィッシャーマンズバスターを炸裂しカバー。これもカウントは2。
鷹木は打撃で反撃。しかし、EVILは逆水平チョップ一発でねじ伏せる。鷹木は立ち上がると、自らコーナーに頭を打ちつけて気合を入れる。
するとEVILはフェイントからサミング。さらに鷹木の足をレフェリーに預け、土手っ腹にトラースキックを狙う。しかし、鷹木は切り抜け、EVILにドラゴンスクリューをお見舞い。
鷹木はショルダータックルからボディスラム。さらにセントーンを繰り出すが、EVILはかわす。だが、技の読み合いから鷹木はブレーンバスターで叩きつけカバー。
EVILがカウント2ではね返すと、鷹木は「来た! 来た! 来た!」と叫ぼうとするも、EVILが背後から阻止。
だが、突進してきたEVILに鷹木はバックエルボー、ナックル、龍魂ラリアットのフェイントからDDTをお見舞い。続いて鷹木はEVILの首筋にエルボーを連発し、ロープへ。
EVILはコーナーに逃れるが、鷹木は軌道を変えて串刺しラリアット。そして鷹木はEVILをコーナー最上段に設置し、雪崩式ブレーンバスターを炸裂。
カバーをEVILがカウント2ではね返すと、鷹木は今度こそ「来た! 来た! 来た!」と咆哮。そして鷹木は「オイ! オイ!」と気合を入れ、MADE IN JAPANを狙う。
だが、リングサイドに裕二郎が登場し、鷹木は警戒し技を解除。そして、あらためて鷹木はMADE IN JAPANの体勢に。EVILは切り抜けるも、足を痛めた素振りを見せレフェリーの注意を引きつける。このスキに裕二郎がコーナーパッドを外す。
そしてEVILは鷹木の足をレフェリーに預け、土手っ腹にトラースキック。続いて金具むき出しのコーナーにハンマースルー。
鷹木はひるまず突進するが、EVILはカウンターのラリアット。そしてダークネスフォールズからカバーするが、鷹木は必死にカウント2ではね返す。
ならばとEVILはとどめのEVILを狙う。鷹木が回避すると、EVILはショートレンジラリアット。さらにラリアットを狙うが、鷹木は打ち落とすとアームブリーカー。
そして鷹木は左右のエルボー。しかしEVILは顔面かきむしりからロープへ。鷹木は追走式ラリアットを食らわせ、さらにロープに走るが、裕二郎が場外からイス攻撃。
すかさずEVILがSCORPION DEATHLOCKで捕獲するが、鷹木はロープエスケープ。ここでエプロンにBUSHIが登場する。
EVILはレフェリーに注意を促し、そのスキに鷹木に対し、裕二郎とダブル攻撃を狙う。だが、鷹木は二人まとめてラリアット。するとBUSHIが鷹木の喉をロープに打ちつける。そしてコーナー最上段に上るが、ここで本物のBUSHIが駆けつける。
そしてBUSHIが相手のマスクを剥ぐと、その正体は東郷。BUSHIは毒霧で排除しようとするが、東郷はレフェリーに誤爆させる。
するとここで金丸がレフェリーとしてリングインし、さらにエプロンのBUSHIを殴りつける。続いてH.O.Tは鷹木にトレイン攻撃を敢行。さらに東郷のパイプカットからEVILがカバー。金丸は高速カウントを見せるが、鷹木はカウント2ではね返す。
すると金丸は鷹木に延髄斬り。そしてEVILと東郷がマジックキラーを決めると、金丸は3カウントを叩く。すかさず裕二郎はゴングを鳴らす。
そしてレフェリーが東郷の腕を上げるが、今度はレフェリー姿のヒロムが登場し、H.O.Tにショットガンドロップキックを次々とお見舞い。
続いてヒロムがEVILを突き飛ばすと、鷹木がバックエルボー、ナックル、龍魂ラリアットをお見舞い。ここから鷹木とEVILはラリアット合戦。鷹木が競り勝つも、EVILはヒロムに向けて突き飛ばし、背後からローブロー。
だが、鷹木はEVILに掟破りのEVILを炸裂し、ヒロムがカウントを数える。しかし金丸がカット。そして金丸はウィスキーを口に含むも、鷹木がパンチから龍魂ラリアットをお見舞い。
すると東郷がスポイラーズチョーカーで鷹木の首を締め上げる。しかし、鷹木はパワーで切り抜け、BUSHIが東郷にショットガンドロップキック。さらにBUSHIは場外に落ちた東郷にトペ・スイシーダ。
ここで鷹木はウィスキーを口に含み、EVILに噴射。すると裕二郎が白い粉を鷹木に投げつけるが、鷹木はEVILに誤爆させる。そしてヒロムが裕二郎をトラースキックで排除。
続いて鷹木は酒のせいかフラつきながらも、EVILにパンピングボンバー。ここで海野レフェリーを登場すると、鷹木はラスト・オブ・ザ・ドラゴンを炸裂。EVILを沈め、NEVER奪還に成功した。