『NEW JAPAN CUP 2024』の覇者となった辻が、LOS INGOBERNABLES de JAPONの象徴である内藤と同門対決する「IWGP世界ヘビー選手権試合」。
まずは内藤がトーキックで不意打ちし、ハンマーブロー連打からヘッドロックを極める。すると、辻は内藤の髪を引っ張って技を解き、ヘッドロックをお返し。
その後、内藤が辻をエプロンへ追いやり、水面蹴りで転倒させる。そして、ロープへ走るフェイントからリング中央へ寝そべるが、辻がすかさずリングに入ってストンピングを食らわせる。
これでペースを掴んだ辻は、逆水平チョップでないに追撃。そして、コーナーを利用し、両脚で頭部を踏みつける。
辻の攻勢は続き、ボディシザース、カウンターキチンシンク、トペスイシーダ。さらに、鉄柵とエプロンへ内藤を叩きつける。
リングへ戻った辻は、バックブリーカー、キャメルクラッチ、変型サーフボードストレッチなどで攻め立てる。それでも内藤がエルボー連打を浴びせると、辻はツバを吐きかけて挑発。
だが、内藤がカウンターバックエルボーで流れを変え、アームホイップ式バックブリーカーをお見舞い。そして、ロープワークのフェイントで辻を惑わせ、カウンターバックエルボーから低空ドロップキックで撃ち抜く。
さらに内藤は、辻をコーナーへ追い込んでツバを吐き、セカンドロープを利用したバックブリーカーで追撃。さらに、スイングネックブリーカーからサイドネックロックを極める。
内藤の攻勢は続き、再びアームホイップ式バックブリーカーで叩きつける。そして、エプロンを利用したネックブリーカー、変型バタフライロックで追い討ち。
苦しくなった辻は、風車式バックブリーカーで逆襲。そして、カウンターフロントハイキックで内藤を吹き飛ばし、ボディスラム、フライングボディプレス、ヘッドシザースホイップへ繋ぐ。
これで内藤がグロッキーになると、辻はエプロン上でエルボー連打を見舞う。そして、トラースキック、カーフストンプでさらに追撃。
内藤がカウント18でリングへ戻ると、辻はスライディングキックを見舞う。だが、内藤がロープを利用したスイングDDTで逆転し、右腕を掴んだままエルボースタンプ連打を浴びせていく。
次に内藤は、辻を赤コーナー最上段に座らせ、雪崩式フランケンシュタイナーを敢行。しかし、辻が変型スクラップバスター、ショートレンジニーアタックなどで巻き返す。
しかし、内藤はカウンター浴びせ蹴りで逆転し、マンハッタンドロップ、延髄斬り、コリエンド式デスティーノで追撃。そして、(正調)デスティーノの体勢に入るが、辻が身を守り、ジーンブラスターでなぎ倒す。
これでダブルダウンとなり、両者がエルボー合戦を展開。そこからまたもや内藤が辻の腕を固定してエルボースタンプ連打を打ち込む。
だが、辻は変型バックブリーカーからカーフストンプへ繋ぎ、逆エビ固めで内藤を捕獲。それでも内藤がロープへ逃げると、辻はカーフストンプをお見舞い。そして、内藤を赤コーナー最上段へ乗せて雪崩式攻撃を狙うが、突き落とされてしまう。
しかし、辻はすぐに立ち上がり、雪崩式ブレーンバスターで内藤を投げ捨てる。そして、再び内藤に逆エビ固めを極めて絞り上げるが、内藤が辛うじて耐え抜く。
すると辻は、マーロウクラッシュ、70 CROSSと大技を連発。そして、狙いすましてジーンブラスターを繰り出すが、内藤がモンキーフリップで切り返し、赤コーナーへ衝突させる。
その直後、内藤はなんと反対にジーンブラスターで辻を吹き飛ばし、バレンティアで追撃。そして、(正調)デスティーノにいくが、辻が回転をこらえて激しく抵抗する。
だが、内藤がその体勢から強引に辻を叩きつけ、今度こそ(正調)デスティーノ。遠心力がついた強烈な一撃で辻を沈め、王座を守り抜いた。
プロ野球カードゲーム ドリームオーダー Presents SAKURA GENESIS 2024
- 日時
- 2024年4月6日(土) 15:30開場 17:00開始
- 会場
- 東京・両国国技館
- 放送
- 観衆
- 6,632人
-
第9試合 60分1本勝負
IWGP世界ヘビー級選手権試合<第8代チャンピオン>
<チャレンジャー/NJC 2024優勝者>
※内藤が2度目の防衛に成功レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
COMMENT
内藤「今日、両国大会にて行なわれたIWGP世界ヘビー級選手権試合が終わったと思ったら、次は来週? ジョン・モクスリーか。いつだったかな、忘れたけどさ、鷹木とジョン・モクスリーが試合している映像を、たまたま携帯で見てたんだよね。そうしたら、『次は内藤だ』っていきなり名指しされて、ビックリしたことが懐かしいよ。
こうして本当に実現することが凄く嬉しいし、俺は忘れないよ。2019年『G1 CLIMAX』、愛知県体育館で俺は彼に敗れてるから。今度は彼のホームで、俺がリベンジしてやるぜ。リング上で放り投げてきたベルトも、8年前と同じようにこうして俺のもとに近寄ってきたよ。このベルトは俺のことが好きなんだな。
俺はこのベルトが誕生する時、最後の最後まで反対した男なんだけどね。それにしても、辻陽太は凄いレスラーだな。ヤングライオンの時、なんでかわからないけど、彼に目が行ってしまってね。彼のことが凄く気になって、そして数年後、こうして俺の目の前に立ってる。なんか、凄い不思議だなって思いますよ。
そういえば練習生時代、クビになりかけてた高橋ヒロムが気になって、俺がいろいろ教えたり、ヤングライオン時代の辻陽太が気になって目にかけてたら、こうして一気に上り詰めてきたり、俺、(※右目を指で見開いて)見る目あるね。自分でもそう思うよ。辻陽太は新世代、確かにまだ若い選手だし、海外から帰ってきたばっかだし、次世代。
まあでも、もう文句のつけどころがないぐらい今のトップの一角でしょう。なんかそんな状況が嬉しくもあり、悔しくもあり、でもこうして新しい新日本プロレスの力、新しい選手の壁となって立ち塞がる。この状況がなんか嬉しくもあるなんて思いますよ。
俺に残された時間は、あとどれだけあるかわからない。でも、俺がいるうちにドンドンチャレンジして来いよ。陽太、何回でも来いよ。鷹木、のんびりしてる時間はないぜ。BUSHI、ヒロム、ティタン、俺1回もシングルマッチやったことないからね。
是非、今、俺がベルトを持ち、そしてこの新日本プロレス、プロレス界のトップであるうちに、シングルマッチやろうぜ。俺の名前を出してくるその時を、トランキーロ! 焦らずに、そして楽しみに待ってるぜ。じゃあ、明日? 明後日? またどうせ会見あるんでしょ? 俺、オクパード、忙しいんだよ。
まあでもさ、会見があるならちゃんと準備して、会見場に行きますから。ちゃんと質問事項、いろいろメモして、そして会見場に来てくださいよ。新日本プロレスワールドで見ながら、のんびりお菓子食べてる暇はないよ、東京スポーツ・岡本エキスパート! わかってる? 会見来なかったでしょ? 何やってたの? お菓子食べてたの? 明日はちゃんと来るんでしょ?」
──明後日行きます。
内藤「明後日やるの? 明日じゃないんだ。明後日なんだ。了解。じゃあ、明後日、会見場でまた会おうぜ。じゃあ、皆様もまた明後日、会見場でお会いしましょう。(※報道陣の顔を見渡して)全員の顔、ちゃんと覚えたからね。じゃあ、アディオス!」
辻「(※ヤングライオンの肩を借りてコメントスペースに現れると、ヒザをついて)勝てなかった。俺は新日本を背負っていかなきゃいけないんだ。それは負けた今でも、その気持ちは変わらない。今日負けたなら、今日倒れたなら、また立ち上がる。倒れても転んでも、何度だって立ち上がる。
それを見せるのがプロレスラー、そして新日本プロレスだろう? 今日はただ運命が俺に振り向かなかっただけだ。(※四つん這いになって)ヌオォォォォォ!(絶叫)」
フィンレー「(※突然、WAR DOGSのメンバーを引き連れて現れて)その生意気な笑顔がどこにいるのか探したよ、ビッチ! 『NEW JAPAN CUP』を俺が制覇していれば、今日のメインイベントもお前ではなくて、俺が張っていたことは周知のことだ。わかるか?
俺だったら、ナイトーに勝利し、今ごろIWGP世界ヘビー級王者になっていた。でも、お前は俺の『NJC』を制覇できて、ラッキーだったな。一生に一度のチャンスを受けることができたのに、台無しにしてしまったな! お前は失敗したんだ!」
鷹木「(※辻がWAR DOGSに囲まれているところに、ヒロムとBUSHIと一緒に現れて)オラ、オイ!」
※ここで両陣営乱闘。ヒロムとBUSHIはコナーズとモロニーのIWGPジュニアタッグを奪って挑発するなど、しばらく両陣営乱闘を繰り広げるが、フィンレーがゲイブたちを制止して引き上げる。
鷹木「(※引き上げ際に英語で汚い言葉を吐き捨てるゲイブに向かって)日本語で喋れっつうんだ、この野郎! ここは日本だ、バカ野郎! 英語ばっか言ってんじゃねえ、アイツ! なんだ、アイツら、試合後ばっか狙ってよ」
ヒロム「(※辻を抱き起こしながら)いやいや潰しましょう、アイツらは。じっくりとやりましょうよ」
鷹木「アァ。自分のことわかってんじゃん、アイツら。弱ってる時。俺ん時もそう、ゲイブ」
ヒロム「とりあえずジュニアタッグ、俺獲らしてもらうから」
鷹木「オオ、いいね」
BUSHI「やろう(※と言って拍手)」
ヒロム「もらっちゃうわ」
BUSHI「やろう、やろう」
鷹木「弱ってる時だけ来て、汚えな、オイ!」
ヒロム「昔からああいうやり方だから仕方ないから。ね、次のシリーズ、なんでもどこでもいいけど、潰そうよ、もう」
鷹木「陽太、お疲れ(※と言って、辻の背中を叩いて労う)。一難去ってまた一難だ。やるよ。やってやるよ、お前。何がWAR DOGSだ、お前。ドラゴンがいるんだ、こっちには、バカ野郎!」
モクスリー「約5年前だ。まさにここ、リョーゴクで、俺は階段を進んで、ニュージャパン・プロレスリングの試合に初めて上がった。この足が青いマットに触れたその瞬間、1人のモンスターが生まれた。リョーゴク、そして日本中のファンの力によって、俺の中の何かが目覚めたんだ。
(※自分を指差し)アイツらがこれを作った。返しきることのできない借りだ。どんなに感謝しても足りないだろう。日本のファンが俺に与えてくれたものは、どんなに感謝しても感謝しきれない。だから俺は、俺が4月12日にナイトーに行うことについて、深く深く詫びておかないといけないんだ。ナイトー、お前が何者なのかはよくわかっている。お前を簡単に倒せないことも、よくわかっている。そして俺がそのままでは勝てないことも、よくわかっている。
5年前、俺は世界一タフなレスリング団体、ニュージャパンに参戦した。多くのヤツが俺はふざけてると思ったようだ……俺はマジだぜ。疑いようもなく、マジだ。次に日本に帰ってくる時には、俺がIWGP世界ヘビー級王者になっている」