Circuit2009 NEW JAPAN CUP 〜Soul on the Ring〜

日時: 2009年3月16日(月) 18:00開場　18:30開始
会場: 新潟・燕市民体育館
観衆: 1150

第1試合 20分1本勝負

獣神サンダー・ライガー
吉橋伸雄

岡田かずちか
金本浩二

境界線

09分29秒　垂直落下式ブレーンバスター→体固め

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

試合開始前、外道の負傷欠場に伴い、対戦カードが一部変更になったことが、尾崎仁彦リングアナウンサーより発表された。
　
　先発したのは岡田と吉橋。岡田は、いきなり控えの金本にエルボーを食らわせ、「来い、コラ！」と挑発。怒った金本は、すぐに吉橋とタッチし、エルボー連打、カウンターハイキック、マウントエルボー連打、ローリングセントーン、ミドルキック＆ローキック、ローリングソバットと、一気に畳み掛ける。しかし、岡田はカウンタードロップキックで反撃し、マウントエルボーをお返し。そのまま金本を自軍コーナーへ連れて行った。
　ライガー対吉橋の場面。ライガーがいきり立つ吉橋に掌底をお見舞い。同時に、金本と岡田が激しい場外乱闘を展開する中、ライガーは吉橋にスライディングキックを浴びせ、場外の鉄柵に叩きつける。
　リングに戻り、スイッチした岡田が吉橋に逆片エビ固め。岡田は、それをカットに入った金本を場外に蹴散らす。だが、その隙をついて吉橋がドロップキックで反撃。
　替わった金本は、岡田を顔面ウォッシュの餌食にする。岡田も負けじとドロップキックで反撃し、お返しの顔面ウォッシュを敢行しようとするが、金本の逆襲にあって再び劣勢に陥る。
　それでも岡田は、金本のローリングセントーンをかわし、ランニングネックブリーカードロップ。さらにミサイルキックから金本をフォールするが、吉橋がカット。
　これで形勢逆転となり、金本と吉橋が岡田に対してダブルドロップキック。そして、金本がアンクルホールドをガッチリと極めるが、ライガーがカット。
　終盤は吉橋対ライガーとなり、吉橋がドロップキック、串刺しランニングエルボー、ヘッドハンター、腕ひしぎ逆十字固めとラッシュ。
　しかし、ライガーはカウンター掌底で逆転して、フィニッシュを予告。これに対し、吉橋もスクールボーイで抵抗するが、3カウントは奪えず。ライガーは、カウンター掌底を再び吉橋に浴びせ、最後は垂直落下式ブレーンバスターで仕留めた。
　
　試合後、ライガーと握手した金本だったが、岡田には強烈な張り手で挨拶した。

COMMENT

ライガー「今、かずちかが“金本越え”をやろうとしている。それに触発されて吉橋も俺に向かってきた。いいことだ。かずちかが持っているものをメキシコで見て『コイツはスゲェや』と。それでウルティモ・ドラゴンと話をして新日本プロレスに入れた。その経緯を見れば、（岡田の実力が）どれだけのものか分かるだろう。必ず金本越えをしてくれると思う。（岡田に向かって）頑張れよ！行け！」
岡田「（ライガーと握手をかわして）ありがとうございます！今日は（金本に）タッグで勝った。次はシングルだからな！俺はどんなにボコボコにされても諦めない。そういう男だから、俺は」

金本「岡田よ、突っかかってくるのは分かる。でも、お前よ、俺と試合やってる時はいいけど、俺以外の選手と試合をやってる時はイマイチやぞ。岡田、それはアカンぞ。俺が対戦相手じゃないと燃える試合ができないんか？俺以外でもそれができないとダメなんや。分かるか？それ（岡田）を引き出してんのはこの俺、金本浩二やぞ。岡田、これから駆け上がっていくやろ。そして、今日負けた吉橋もこれから駆け上がっていくやろ。それを楽しみにしている。谷村新司さんの『乾杯』（Old Timeというアルバムに収録されている楽曲の歌詞みたいに）やで。意味分からんと思うけどよ」
吉橋「岡田の野郎、すかしてきやがって。まだアイツは金本浩二どうのこうのっていうレベルじゃねぇよ。まずは1歩1歩。俺と岡田（の実力）は変わんない。差をつけてから言えよ。アイツをグシャクシャにするまでは引き下がらないから」