旗揚げ記念日〜STRONG STYLE 37th ANNIVERSARY〜

日時: 2009年3月6日(金) 18:30開場　19:00開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1800

第4試合 30分1本勝負

中邑真輔
“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン

後藤洋央紀
ジャイアント・バーナード

境界線

12分29秒　飛びつき腕ひしぎ逆十字固め

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

バーナードの肩に担がれた中邑は、体勢を入れ替えてバーナードの背中へ移り、おんぶ状態でスリーパーホールドを極める。ところが、バーナードは背中からマットへ倒れて脱出。替わって入ったアンダーソンは、「シンスケ！」と挑発するも、中邑のダブルニードロップで反撃されてしまう。
　中邑のタッチを受けた後藤は、バックエルボーやサッカーボールキック、ヘッドロックなどでアンダーソンを攻め立てる。すると、バーナードが後藤に蹴りを入れ、アンダーソンを援護。ここからダイヤモンドカッター（アンダーソン）→ジャンピングボディプレス（バーナード）→ギロチンドロップ（アンダーソン）と、素早い連続攻撃で後藤を失速させる。
　アンダーソンは、後藤にスリーパーホールド。しばらくすると、レッドシューズ海野レフェリーのブラインドを突き、試合権利のないバーナードがリングイン。アンダーソンと入れ替わって、獣のようにな豪腕で後藤の首を絞め上げる。だが、海野レフェリーに注意され、中邑にカットされる。
　その後、アンダーソンは、後藤を雪崩式ブレーンバスターで投げようとする。ところが、後藤にエルボーで抵抗され、マットへ転落。ここで後藤は、アンダーソンにダイビングエルボードロップを投下し、中邑とスイッチする。
　中邑は、バーナードのラリアットを避け、後藤とのフラップジャックを成功させる。そして、後藤がプランチャでバーナードにダイブすると、中邑も続いて飛ぼうとする。ところが、アンダーソンのスピニングスパインバスターで阻止されてしまう。
　勝機と見たアンダーソンは、マシンガンポーズ。その隙を突かれ、中邑にランドスライドの体勢に持ち込まれるが、脱出してチョークスラム。そして、マッチョポーズからロープへ走る。すると、中邑は飛びつき腕ひしぎ逆十字固めでアンダーソンを捕え、一気にタップアウトさせた。

COMMENT

中邑「次はNEW JAPAN CUP、優勝して。IWGP（ヘビー級王座挑戦）の切符が手に入るんだったら、優勝ねらうのみ。現時点で、（王座から）一番遠い場所にいると言っても過言ではないでしょうから。それでも、結果さえ出せば、ベルトに挑戦できる。（3/8）名古屋から始まるNEW JAPAN CUP。（1回戦の）真壁。初っ端、いきなりデカいテーマの試合になるんで。自分はもう準備に入っている。後藤とも当たる可能性があるから。もちろん、（1回戦でアンダーソンに勝って）上って来るだろうけどね」
後藤「カール・アンダーソン。トーナメント表を見て一番注目している選手だから。もう、初戦から俺にとっては重要な試合ですよ。それぐらいの意気込みでいる。中邑も、気持ちはNEW JAPAN CUPに向いているのは分かったし。お互いに勝ち上がっていけば、当たることになるし。今日の試合で改めて気合いを入れ直した。初戦から絶対に落とせない。今まで2回戦に勝ち上がったことがないんで。NEW JAPAN CUPで、新日本の図式を大きく変えてやろうと思っています」

バーナード「幸運だったな！アンダーソンがタップしたから勝てたんだぞ!!」
アンダーソン「タップしてねぇよ! 見てみろ、腕を!!」
アンダーソン「(バーナードが腕を触ると)イタイ!!」
バーナード「ダイジョウブ?」
アンダーソン「問題ない」
バーナード「イチ、ニ、サン」
バーナード&アンダーソン「ハゲマシテー！」