メイン(第7試合)は『NJC』1回戦として、地元山梨出身でKOPW2023保持者の鷹木信悟が、アーロン・ヘナーレと激突。共に初優勝を目指し、一回戦に臨む両者。肉弾戦必至の戦いとなるが、実績で勝る鷹木が順当に勝利を収めるか? それともヘナーレが番狂わせを起こし、トーナメントの台風の目となるか? なお、この試合の勝者は3.12滋賀でタマ・トンガと対峙する。
ヘナーレのセコンドにはオスプレイとデイビスがつく。鷹木はKOPW2023のベルトを腰に入場。
開始のゴングが鳴ると、場内は大きな「鷹木」コールが発生。ヘナーレはキックで鷹木を牽制。そして手四つで組み合うと見せかけてローキック。
すると鷹木は突進してヘナーレをロープに押し込むも、ヘナーレは体勢を入れ替え、腹部にパンチのコンビネーション。
鷹木もエルボーを返し、ここから激しいエルボー合戦に突入。パンチで競り勝ったヘナーレはロープへ。続くショルダータックルの応酬が五分になると、ヘナーレはフライングメイヤーから鷹木の背中にサッカーボールキックを見舞う。
だが、鷹木はすぐに立ち上がりパンチの連発から、ショルダータックルでヘナーレをなぎ倒してみせる。さらにパンピングボンバーでヘナーレを場外に落とし、「拍手~!」と場内を煽る。すると場内は大きな拍手と共に「鷹木」コールを送る。
鷹木はヘナーレをリングに投げ入れるが、ダメージの大きいヘナーレは再度場外にエスケープ。鷹木が追いかけると、ヘナーレはエルボーで迎撃。
そしてヘナーレは鉄柵にハンマースルー。逆に鷹木が鉄柵に投げ返すも、ヘナーレはひるむことなくラリアット。そして鷹木の腰を鉄柵に打ち付け、リングに投げ入れる。
ヘナーレはパンチのコンビネーションで鷹木を崩し、ロープにはりつけて胸にハンマーパンチを乱打。さらに強烈なキックからカバーするも、鷹木はカウント1で意地のキックアウト。
するとヘナーレは膝蹴りの連発から鷹木を首相撲でねじ伏せ、セントーンをお見舞い。そして鷹木のお株を奪うように「キタ! キタ! キタ!」と叫ぶ。
鷹木はパンチで応戦するも、ヘナーレはエルボー。さらにハンマーパンチ、アバラへの膝蹴りで鷹木の動きを止める。
そしてヘナーレはツイスター(変形のグラウンドコブラ)を決めるが、鷹木は足をロープにかけてエスケープ。
するとヘナーレは鷹木の頭部を蹴りつけ、さらに背中、そして胸板に強烈なサッカーボールキックを連発。
鷹木はコーナーパッドに頭を打ち付けて気合いを入れると、突進してきたヘナーレにバックエルボー、ナックル、龍魂ラリアットをお見舞い。
そして鷹木は立ち上がると、串刺しのショートレンジラリアットを食らわせ、さらに追撃の串刺しパンピングボンバーからブレーンバスターで叩きつける。
鷹木は「来た! 来た! 来た!」と叫ぶと、ヘナーレに膝蹴りを連発し、パンピングボンバーへ。ヘナーレが切り抜けると、鷹木はバックエルボー、ナックル、そしてフェイントからのDDT。さらにスライディングラリアットを炸裂。
続いて鷹木はヘナーレをコーナー最上段に設置し、雪崩式ブレーンバスターを敢行。のたうち回るヘナーレをカバーするが、これはカウント2。
すると鷹木は「オイ! オイ! オイ!」と気合いを入れ、天を指差してからMADE IN JAPANを狙う。だが、ヘナーレは切り抜けると、突進してきた鷹木にカウンターのバーザーカーボムを炸裂。
そしてヘナーレは串刺し攻撃を狙うが、鷹木は回避。しかし、ヘナーレはセカンドロープに飛び乗り、ジャンピングキックを鷹木の頭部にヒット。
続いてヘナーレはサモアンドロップを食らわせ、セカンドロープからセントーン。だが、カバーは鷹木がカウント2ではね返す。
ならばとヘナーレはランペイジを狙うも、鷹木は受け止めて膝蹴りを連発。するとヘナーレはアルティマで捕らえようとするが、鷹木は力でこらえる。
そして鷹木はバックエルボーを連発するも、ヘナーレは縦ヒジのエルボー。そしてロープに走るが、鷹木は追走式ラリアット。さらにバックドロップで叩きつけ、パンピングボンバーへ。
しかし、ヘナーレはラリアットの同士打ちに持ち込む。そしてニーを鷹木の頭部に叩き込むと、サッカーボールキックをお見舞い。だが、鷹木は立ち上がってパンピングボンバーを炸裂。ここでダブルダウン状態に。
両者は立ち上がると、ヘナーレがキック、鷹木が逆水平チョップで意地をぶつけ合う。鷹木はグーパンチから逆水平チョップ。だが、ヘナーレもチョップのコンビネーションからハイキック。これをかわした鷹木は、すかさず熨斗紙をお見舞い。
先に立ち上がった鷹木はヘナーレを引きずり起こし、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンの体勢に。だが、ヘナーレは回避。すると鷹木はショートレンジラリアットを連発。
さらに鷹木は左右のエルボー。だが、ヘナーレは強烈なボディブローからスピンキック。鷹木も後頭部へのショートレンジラリアットをやり返すが、ヘナーレはひるまず一気にランペイジを炸裂。しかし、カバーは鷹木がカウント2で意地のキックアウト。
場内が「鷹木」コールに包まれる中、ヘナーレは今度こそアルティマで捕獲。そしてStreets of Rageを狙うも、鷹木は回避。
するとヘナーレはキックを繰り出すが、鷹木はその蹴り足をロープに固定すると鷹木式GTRを炸裂。そしてMADE IN JAPANを決めてカバーするも、ヘナーレがカウント2で必死にはね返す。
鷹木は雄叫びを上げ、とどめのラスト・オブ・ザ・ドラゴンの体勢に。しかし、ヘナーレは切り抜け、串刺しのジャンピングニー。そしてラグビーボールキックからカバーするも、鷹木は何とかカウント2ではね返す。
ならばとヘナーレはStreets of Rageを狙うが、鷹木は切り抜けてグーパンチからヘッドバット。しかし、ヘナーレは強烈なヘッドバットを返し、今度こそStreets of Rageを炸裂。鷹木は返すことができず、ヘナーレが価千金の勝利を収めた。