セミファイナル(第6試合)の『NJC』1回戦では、YOSHI-HASHIとカイル・フレッチャーが対峙。両者は昨年の『WORLD TAG LEAGUE』優勝決定戦(後藤洋央紀&YOSHI-HASHIvsマーク・デイビス&フレッチャー)で対峙し、そのときは後藤&YOSHI-HASHIが勝利。フレッチャーにとってはそのときのリベンジを、シングルの舞台で果たしたいところ。なお、この試合の勝者は3.12滋賀の2回戦で後藤と対戦。YOSHI-HASHIとしては毘沙門対決を実現させるためにも、負けられない戦いとなる。
フレッチャーにはUNITED EMPIREの面々が帯同。YOSHI-HASHIはIWGPタッグのベルトを携え入場する。
開始のゴング、まずはロックアップからバックの取り合いに。フレッチャーはグラウンドに持ち込むも、YOSHI-HASHIはフロントネックロックで捕獲。だが、フレッチャーは切り抜けてYOSHI-HASHIの腕を捕らえ立ち上がる。
YOSHI-HASHIも腕を取り返しヘッドロック。続くショルダータックルの応酬から、フレッチャーは逆水平チョップをお見舞い。さらにショルダータックルでダウンを奪う。
続いてフレッチャーは串刺し攻撃を狙うも、YOSHI-HASHIは切り抜けてショルダータックル。だが、フレッチャーは仁王立ち。
そしてフレッチャーはラリアットを繰り出すが、YOSHI-HASHIはかわして意地のショルダータックルでなぎ倒す。
しかし、フレッチャーはYOSHI-HASHIをうまくエプロンに追いやると、ジャンピングニーで場外に吹っ飛ばす。
フレッチャーはYOSHI-HASHIを捕らえ、鉄柵に叩きつける。勢いあまってYOSHI-HASHIは鉄柵の外に転落。
フレッチャーは一度リングに戻るも、再び場外に下り、もう一度YOSHI-HASHIを鉄柵に叩きつける。YOSHI-HASHIはカウント19でリングにギリギリ生還。
するとフレッチャーはYOSHI-HASHIをボディスラムで叩きつけてカバー。しかし、カバーはカウント2。するとフレッチャーは頭部にエルボーを落としてからスリーパー。
YOSHI-HASHIは腹部へのエルボーで脱出し、ここからバックの取り合いに。最後はフレッチャーがブレーンバスターで叩きつけてカバーするが、これはカウント2。
フレッチャーはYOSHI-HASHIを引きずり起こすも、YOSHI-HASHIはエルボー。さらにフレッチャーの膝に低空ドロップキックをヒット。続いてYOSHI-HASHIは串刺しエルボーを食らわせ、逆水平チョップからトラースキック。
続くネックブリーカードロップは、フレッチャーが回避。そして突進するも、YOSHI-HASHIはうまく場外に追いやり、スライディングキックを炸裂。吹っ飛んだフレッチャーは鉄柵に激突。
さらにYOSHI-HASHIはフレッチャーを鉄柵に打ち付け、強烈な逆水平チョップをお見舞い。YOSHI-HASHIは再び同じ攻撃を仕掛け、フレッチャーをリングに戻すと、コーナー最上段からヘッドハンターを敢行。しかし、カウントは2。
YOSHI-HASHIは雄叫びを上げ、フレッチャーに串刺しラリアット。さらにパワーボムを狙うも、フレッチャーは回避。だが、YOSHI-HASHIはエルボーからもう一度パワーボムの体勢に。これをフレッチャーはショルダースルーで切り返す。
ここでフレッチャーはYOSHI-HASHIに串刺し攻撃を狙う。YOSHI-HASHIはキックで迎撃し、コーナー最上段へ。するとフレッチャーはジャンピングキックでYOSHI-HASHIを場外に墜落させる。そしてフレッチャーはエルボー・スイシーダをヒット。
フレッチャーはYOSHI-HASHIをリングに戻し、串刺しのレッグラリアット。さらに垂直落下式ブレーンバスターからカバーするも、YOSHI-HASHIはカウント2ではね返す。
ならばとフレッチャーはYOSHI-HASHIを引きずり起こし、ボディスラムで担ぎ上げようとする。YOSHI-HASHIがこらえると、フレッチャーは強烈なハンマーパンチ。
そしてフレッチャーは再度持ち上げるが、YOSHI-HASHIは切り抜けて逆水平チョップ。そして串刺し攻撃を狙うも、フレッチャーはかわし、突進してきたYOSHI-HASHIにみちのくドライバーIIを炸裂。だが、YOSHI-HASHIはカウント2で必死にはね返す。
するとフレッチャーはYOSHI-HASHIをハンマーロックで捕らえる。YOSHI-HASHIが切り抜けると、フレッチャーはハーフネルソンスープレックスを狙うも、YOSHI-HASHIはアームホイップ。
そしてYOSHI-HASHIはカナディアンデストロイヤーからカバー。だが、フレッチャーは3カウントを許さない。
ここから両者はエルボーの応酬に。フレッチャーが強烈なエルボーを叩き込むと、YOSHI-HASHIは逆水平チョップに切り替える。だが、フレッチャーはショートレンジラリアットでなぎ倒してみせる。
ここでフレッチャーは腕のサポーターを外してラリアット。だが、YOSHI-HASHIは同士打ちに持ち込む。そしてYOSHI-HASHIはラリアットを狙ってロープに走るが、フレッチャーは豪快なトラースキックをヒット。
続いてフレッチャーは串刺しのレッグラリアットを食らわせ、YOSHI-HASHIをコーナー最上段に設置。そして雪崩式攻撃を狙うが、YOSHI-HASHIはエルボーでマットに突き落とす。そしてコーナー最上段からダイビング式のカナディアンデストロイヤーでフレッチャーを突き刺し、カチ上げ式ラリアットを炸裂。しかし、カバーはフレッチャーがカウント3寸前ではね返す。
ならばとYOSHI-HASHIはカルマを狙うも、フレッチャーはしのいで一気にハーフネルソンスープレックス。だが、YOSHI-HASHIはすぐに立ち上がり気合の雄叫びを上げると、フレッチャーのラリアットをかわしてドラゴンスープレックスでお返し。
フレッチャーはトラースキックで反撃するが、YOSHI-HASHIはカチ上げ式ラリアット。そしてKUMAGOROSHIからカバーするが、これもフレッチャーはカウント2で何とかはね返す。
ならばとYOSHI-HASHIはフレッチャーを引きずり起こし、再度カルマを狙う。フレッチャーはバックに回るが、YOSHI-HASHIは後退してコーナーに打ちつける。
フレッチャーは突進するが、YOSHI-HASHIはカウンターの逆水平チョップ。さらにトラースキックからロープに走るが、フレッチャーはジャンピングキック。
そしてフレッチャーはYOSHI-HASHIの後頭部にゼロ戦キックを決め、ハンマーロックで捕らえると、そこから旋回式のツームストンパイルドライバーを炸裂。この必殺技「グリムストーン」でYOSHI-HASHIから3カウントを奪取した。
試合後、フレッチャーを勝ち名乗りを受けると、デイビスと共に堂々と花道を引き上げた。