第5試合は内藤哲也&BUSHI&ティタンvsTJP&フランシスコ・アキラ&ギデオン・グレイ、L・I・JとUNITED EMPIREによる6人タッグ対決。10.10両国でのL・I・JとUNITED EMPIREの8人タッグに突如乱入したティタンは、この試合がL・I・Jの一員として正式デビューに。その大会でティタンのアシストを受け、アキラからフォール勝ちを収めたBUSHIは「ティタンと俺で、IWGPジュニアタッグのベルト、挑戦させてくれよ」と宣戦布告。IWGPジュニアタッグ王者組のTJP&アキラが、挑戦を狙うBUSHI&ティタンの機先を制すべく、猛攻を仕掛けるのは間違いない。内藤も11.5大阪でのオスプレイとのIWGP USヘビー級王座戦に向け、好調をアピールしたいところだ。
TJP&アキラはIWGPジュニアタッグのベルトを携え入場。
L・I・Jはゴングを待たずに奇襲攻撃。だが、リング上はTJPがティタンを捕らえ、顔面ウォッシュをお見舞い。
さらにTJPはティタンを変形のコブラツイストで捕獲。劣勢のティタンだったが、アクロバティックなアームホイップで切り抜け、ソバットをヒット。
さらにエプロン際の攻防では、ティタンがオーバーヘッドキック。さらに空中技のフェイントから、場外でTJPにティヘラを決める。
ティタンはTJPをリングに入れてカバー。TJPが返すと、続いてティタンはBUSHIと共に連携の低空ドロップキックをお見舞い。
次は内藤がTJPをネックロックで捕らえる。そしてロープに走るが、グレイが妨害。だが、ロープに走ったTJPを、同じようにBUSHIが妨害する。
続いて内藤はTJPにコーナーミサイルを決める。さらにネックブリーカードロップと見せかけ、グレイに突進。これはグレイが場外に逃げる。
内藤はTJPに延髄斬りからバックエルボーを連発。しかし、TJPは巧みに切り抜け、変形のバックドロップを炸裂。
次はBUSHIとアキラのマッチアップ。エルボーの激しい応酬から、アキラはドロップキックをヒット。さらに串刺しラリアット、串刺しエルボーを決める。
勢いに乗るアキラは突進してきたBUSHIに、フットスタンプのようなドロップキック。続いてアキラはパンチを乱打しロープへ。
BUSHIはカウンターの延髄斬りをかわされるも、技の読み合いからDDTで突き刺す。
スイッチしたティタンはキックのコンビネーションから、ブレーンバスターの体勢に。そのまま前方に落としてトラースキックをヒット。
だが、TJP&アキラはティタンに連携のジャーマンを炸裂。さらにTJP&アキラはBUSHIには連携の低空ドロップキックをお見舞い。
勢いに乗るTJP&アキラは、ティタンに合体攻撃を狙うが、ティタンは回避。そしてアキラにソバット、TJPにトルネードDDTをお見舞い。
スイッチしたグレイはティタンに向かってダイブ。だが、ティタンはかわして低空ドロップキック。そしてBUSHIと共にトレイン攻撃を決め、続いてBUSHIがコードブレイカー。その上にティタンがフットスタンプを落とす合体技で、グレイから3カウントを奪取した。
試合後、ベルトを掲げたTJP&アキラとBUSHI&ティタンは、激しい挑発合戦を繰り広げた。
※BUSHIはティタンを称えながら
BUSHI「フー。正直ね、まだコミュニケーション不足。これは否めない。仕方ない。でも、今日のリング上で見た通り、オレ達が勝った訳で。まあこれからなんじゃないか? なあ? 最後の技だって決まったろ? アンヘル・インモルタル。まあ深い意味はまたどこかで語ろう。(ティタンに)グラシアス(ありがとう)」
ティタン「そうだ! 最後の技はアンヘル・インモルタルだ。神、CMLL、家族、妻と息子に感謝する……。彼らの存在がなければ、俺は今ここにいないだろうし、LIJのメンバーになることもなかっただろう。俺のキャリアの中でも今は素晴らしい瞬間である。これこそ俺がずっと探していたものだ」
ティタン「そしてそれをやっと見つけた今、絶対に無駄にはしない!俺の持てる全ての力をニュージャパンに、そしてLIJのために捧げていく! ”エル・イモータル”、ティタン参上だ!」
内藤「両国大会での、オスプレイのコメントを読んだけど。オスプレイは、インターコンチネンタル王座が好きだったようだね。内藤のせいでなくなった。内藤が統一したからなくなった。オイオイ! 勘違いすんなよ! オレは、IWGPヘビー級王座とインターコンチネンタル王座を同時に保持したかっただけ。統一したのは飯伏だし、統一を許可したのは新日本プロレス。つまり! オスプレイは、ちょっと、勘違いしているようだね。飯伏が統一を口にした時、唯一、統一に反対した男が内藤だよ。オスプレイはあの時、何も言わなかっただろ?
なのに、今になって文句を言ってくるとは、随分、都合のいい男だね。そういえばオスプレイ、今シーズン最終戦大阪大会でのタイトルマッチまで、全部休みなんでしょ? さすが! 新日本プロレスに気に入られてる男は違うね! まあせっかくの休みだ。大阪までゆっくりゆっくり休んでくれよ。オレは全国各地のロスインゴベルナブレス・デ・ハポンを応援して下さるお客様を楽しませながら大阪に向かうぜ。カブロン!」
グレイ「俺はアイツらが大嫌いだ」
TJP「それは知ってる。だがな、実は俺はアイツらのことは嫌いじゃないんだ。LIJのことは嫌いじゃない。俺はBUSHIとティタンのことも嫌ってはいない。正直、俺はアイツらのことに共感できる。それは、単に俺がメキシコでトレーニングしたからじゃない。アイツらが行動を起こすと決めたワケが、このベルトを獲ろうと思ったワケが理解できるんだ。やつらは皆を騙そうとしているが、俺を騙すことはできない。俺たちを騙すことはできない。
俺にはアイツらのマスクの向こう側に真実が見える。ティタン、前にも言ったが……俺の内面では、お前がマスクをつけた姿のように感じているんだ。お前らは、そのマスクで恐ろしいイメージを作って俺たちを怖がらせられると思ってるのか?馬鹿か!内面では、俺は醜く、恐ろしく、何だってやる。お前はまだそのことを知らないだけだ」
アキラ「ティタン、ユニットに入れば俺たちを倒せるとでも思ったのか?俺はこの一週間、お前の醜い顔に手をかける日を待っていたんだ。そして今日、ついにお前を捕まえた瞬間、あと少しでお前を終わらせられたのに!」
TJP「あと一歩だった!」
アキラ「最後の最後でナイトーに助けられたな。お前(ティタン)はこのクラスのトップユニットと対峙してんだ!お前はリョーゴクで行動を起こしたが、これからは俺たちが主導権を握る!いつだってCROWNS UP!まだ時差ボケに悩まされてるのか、ギデオン」
グレイ「アイツらにリベンジしてやる」