NEW JAPAN × Zepp “SMASH!”
- 日時
- 2008年5月16日(金) 18:30開場 19:00開始
- 会場
- 愛知・Zepp Nagoya
- 観衆
- 550
-
第1試合 15分1本勝負
レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
オープニングマッチは、同世代の田口と石狩による一騎打ち。ゴング前、2人は握手をかわし、試合はクリーンにスタート。
TNA 遠征が決定し意気が揚がる石狩は、フランケンシュタイナーからドロップキックで田口を場外へ転落させ、トペフェイントからの“腰振りアピール”。お株を奪 われ悔しい表情を浮かべた田口は、三角飛びプランチャで巻き返しを図るが、石狩はこれを回避。ローキックや足をクロスさせての変型レッグロック、低空ド ロップキック、逆片エビ固めなどで田口の脚を集中攻撃する。
石狩のペースで試合は進み、5分が経過。勝負に出た石狩はアキレス腱固めで田口の脚を 捕獲。田口は必死でロープに逃れてブレイクに成功すると反撃に転じる。カウンターのショルダースルーを皮切りに、回転エビ固めを返し石狩の顔面へドロップ キック。そして、ミサイルキック、スリーアミーゴと畳み掛ける。
しかし、石狩もスイングDDT、カウンターのスクリューハイキックからのトラース キックで田口の攻勢を許さない。そして、フィニッシュを宣言すると、ブラックメフィストを狙うが、田口は回転エビ固めで切り返す。それでも石狩は、低空ド ロップキックからの膝十字固めで田口を捕らえ、勝利を手繰り寄せようとする。
なんとかロープを掴んでエスケープした田口は、ロープへ走ろうとした石狩を背後から捕まえてジャーマンスープレックスホールド。そして、どどんを狙うが不発に終わる。しかし、ジャーマンスープレックスからのどどんを炸裂させ、粘る石狩を仕留めた。
試合後、マットを何度も叩いて悔しがる石狩を立たせた田口は、抱擁して健闘を称え、退場していった。
COMMENT
石狩「クソー、悔しい! 田口とはデビューが10日しか変わりません。年齢だって全く一緒、キャリアも全く一緒。そういうのもあって、僕はデビュー当時から田口といつかシングルを やりたいと言い続けてきました。やっと今日、デビュー6年目にして、それが実現した。何としてでも勝ちたかった。他の同期を見ても、田口、後藤、中邑、俺 だけ後れをとっている。それは自分でも自覚している。絶対にアイツらに追いつかなきゃいけない。だから、今日は絶対に勝たなきゃいけなかった。でも、田口 つえぇや。完敗だ。全力を出し切った。もっともっと田口とは絡んでいきたいです。(一緒にTNA遠征へ行くミラノについて)僕もなぜアイツと組む事になっ たのか……僕は大嫌いですから。でも一緒に行くのであれば、とりあえずは手を組んで、新日本プロレスの代表として頑張らなきゃいけないと思っています。行 くからにはTNAを引っ掻き回して、2人で頂点になって帰ってきたいと思います。(『ミラノ選手が“俺の事を大好きと言え”とコメントしていたが?』)無 いでしょうね、ホントに嫌いですから。生理的に受け付けないですから。向こうに行ってどういう生活をするかですね。僕にどんな態度で接するのか。まぁ、好 きになる事はないですけど、嫌いよりちょっとはマシになるかもしれないですね。まぁ、でも、嫌いは嫌いですよ」