TMDKのヘイストとウエストコースト・レッキングクルー(TEAM FILTHY)のネルソンが、シングルマッチで対決。「NJPW STRONG無差別級タッグチームトーナメント」では、TMDKがウエストコースト・レッキングクルーを1回戦で撃破している。
ヘイストはTMDKのロゴがデザインされたTシャツを3重に身につけ、1枚ずつ投げ捨てる。すると、そのうちの1枚をネルソンが拾い、股に擦りつけてヘイストを挑発していく。
そこから試合開始となり、ヘイストがヘッドロックで先制。だが、ネルソンが腕を絞って対抗し、ヘッドシザースから巧みに脱出してみせる。
それでもネルソンが腕を取ると、ヘイストはヘッドスプリング&バク宙を使ったフェイントで切り返し、頭部へ低空ドロップキックをお見舞い。
これでネルソンが場外へ落ちると、ヘイストはプランチャを繰り出す。そして、ネルソンの回避行動を見越して足から着地すると、エルボースマッシュ、エルボー、逆水平チョップを叩き込む。ところが、ネルソンがショルダースルーでヘイストを投げ飛ばし、背中からエプロンへ激突させる。
これでヘイストの動きが止まると、ネルソンは脚に集中攻撃を開始。そして、今度はリング上でショルダースルーを繰り出し、ヘイストを大きく投げ捨てる。
ネルソンの攻勢は続き、串刺しダブルニーアタック、テキサスクローバーホールド。そして、3回目のショルダースルーを狙うも、ヘイストがDDTへ切り返す。
その直後、ヘイストはネルソンを場外へ落とし、プランチャをお見舞い。そしてリングへ戻ると、串刺しニールキック、キャノンボール、ジャンピングパワーボムで追い討ちをかける。
続いてヘイストがローキックとミドルキックを連発していくと、ネルソンは逆水平チョップとローキックで対抗。それでもヘイストはバックドロップで投げるが、ネルソンがカウンターフロントハイキックで流れを断ち切り、トラースキック、ジャンピングフロントハイキックへ繋ぐ。
続いてネルソンはニュートラルコーナー最上段へのぼるが、ヘイストが下からドロップキックをお見舞い。そして、コーナー2段目へのぼり、雪崩式ブレーンバスターでネルソンを叩きつける。
次にヘイストはファイヤーマンズキャリーで担ぐが、ネルソンが脱出し、膝裏へショルダータックルを浴びせる。そして、すぐさまスクールボーイ(横入り式エビ固め)を繰り出すと、ヘイストのタイツを掴んで体重をかけ、そのまま3カウントを強奪した。
【試合後コメント】
ネルソン「シェイン・ヘイスト、今年最初のシングルマッチで勝つことができなかったな。(※肩を指さし)去年の8月、ロサンゼルスで開催された『Resurgence』の直前に俺は肩を脱臼した。だが、手術はせずに、肩にテープを巻いて、毎回『NJPW STRONG』のリングに上がった。TEAM FILTHYの5人だろうが、相棒のロイスとのタッグマッチだろうが、俺はいつだって試合をしてきた。そして今日、新日本初のシングルマッチで世界的なプロレスラーであるシェイン・ヘイストを倒して、なぜ俺が新日本に上がるべき選手なのかを証明してみせた。トム(・ローラー)は『G1 CLIMAX 32』に出場している。ロイス(・アイザックス)も一緒に日本に行っている。(JR)クレイトスも自分のやるべきことをやっている。そして、俺はここ『NJPW STRONG』でTEAM FILTHYを守っているんだ。誰が初代STRONG無差別級タッグ王者になろうが、ウエストコースト・レッキングクルーは、お前たちから目を離さない。俺たちが最初の挑戦者だ。TEAM FILTHYからは以上だ」
ヘイスト「(※激しく身振り手振りをしながら)シェイン・ヘイストを倒せてよかったじゃないか。お前らが次のタッグ王座挑戦者だと!? 誰もそんなこと気にしちゃいない。俺も別にどうだっていい。俺がイラついていることはお前が膝攻めをしてきたことだ。俺は左膝を2回も手術しているんだぞ。お前は実力じゃ俺を倒せないと思ったから、膝を狙ってきやがった。しかも、それだけじゃなく、最後の丸め込みのときにタイツを掴みやがった。ひとつハッキリさせておこう。TMDKはトーナメント1回戦でWCW…!? WCWC…!? とにかくお前らをタッグマッチで完璧に倒してやった。この余韻が続くまでせいぜい楽しんでいろ。今日の対戦が最後じゃないからな」
HIGH ALERT
- 日時
- 2022年8月14日(日) 開場 9:00 (JST)開始
- 会場
- アメリカ・Grady Cole Center(ノースカロライナ州シャーロット)
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第1試合 15分1本勝負