HIGH ALERT

日時
2022年8月14日(日)   開場 9:00 (JST)開始
会場
アメリカ・Grady Cole Center(ノースカロライナ州シャーロット)

第3試合 時間無制限1本勝負
「NJPW STRONG無差別級タッグチームトーナメント」決勝戦

VS

  • クリストファー・ダニエルズ

  • 結果

    マーク・デイビス

境界線

※フレッチャー&デイビスがトーナメント優勝。初代STRONG無差別級タッグ王者組となる。

MATCH REPORT

 8チームが参加した「NJPW STRONG無差別級タッグチームトーナメント」の決勝戦。この試合に勝利したチームが、初代STRONG無差別級タッグ王者として認定される。
 
 ダニエルズ対フレッチャーで試合開始となり、腕の取り合いからフレッチャーがヘッドロックを仕掛ける。しかし、ダニエルズがすぐに脱出し、素早くスイッチした上村がエルボースマッシュと逆水平チョップをお見舞い。さらに、エルボー、ボディスラムへ繋ぐ。
 その後もダニエルズ&上村はフレッチャーを捕まえ、ダブルカウンターバックエルボーから上村がフラッシングエルボー、ダニエルズが低空ドロップキック、上村がジャンピングエルボードロップ。そこへデイビスが飛び込むも、ダニエルズがマンハッタンドロップを食らわせ、上村がランニングエルボーでなぎ倒す。
 続いてダニエルズ&上村は合体ブレーンバスターでフレッチャーを叩きつけ、上村のアシストを受けたダニエルズがボディプレスで追い討ちをかける。
 さらにダニエルズは、カウンターニールキック、ヘッドバットでフレッチャーに追撃。すると、控えのデイビスがロープワークを妨害するが、ダニエルズが振り切り、ショルダースルーでフレッチャーを場外へ落とす。
 その直後、ダニエルズはプランチャを繰り出すが、フレッチャー&デイビスが素早く回避して自爆させる。それを見た上村がエプロンからフライングボディアタックを敢行するが、デイビスが受け止める。そして、フレッチャーがダニエルズ、デイビスが上村を担ぎ、背中合わせで衝突させる。
 今度はダニエルズが孤立する展開となり、フレッチャーのランニングローキックからデイビスがセントーンを投下。さらに、デイビスがブレーンバスターの体勢でダニエルズを持ち上げ、そのままフレッチャーとタッチ。そして、フレッチャーがあらためてダニエルズをブレーンバスターで叩きつける。
 それでもダニエルズは首固めでデイビスを押さえ込むが、フレッチャーがレフェリーの視界を遮る。しかし、ダニエルズは串刺し攻撃に来たフレッチャーをカウンターキックで迎撃し、コーナー2段目からヘッドシザースホイップを敢行。
 そこへデイビスが入ってセントーンを放つも、ダニエルズが脱出し、ようやく赤コーナーへ生還。タッチを受けた上村が、カウンターバックエルボー、フライングフォーアーム、串刺しフライングボディアタック、ブルドッキングヘッドロック、バックドロップでデイビスに追い討ちをかける。
 続いて上村は閂スープレックスを狙うが、デイビスが抵抗してフレッチャーとタッチ。だが、上村はデイビスを突き飛ばして2人を衝突させ、閂スープレックスでフレッチャーを投げ捨てる。
 その直後、上村が赤コーナーへのぼると、フレッチャーが追いかけて雪崩式攻撃を仕掛ける。だが、ダニエルズが背後から襲いかかってフレッチャーを肩車し、上村と共にダブルインパクト式ブルドッキングヘッドロックを敢行。
 しかし、フレッチャー&デイビスが上村を孤立させ、合体フェースクラッシャーをお見舞い。そして、フィニッシュのコリオリスを狙うも、ダニエルズのカットが間に合い、上村が回転エビ固めでデイビスを押さえ込む。
 それをデイビスが返すと、上村がエルボーをお見舞い。その上村をフレッチャーがトラースキックでなぎ倒すも、すぐにダニエルズがラリアットを食らわせる。
 続いてダニエルズはニュートラルコーナーからヘッドシザースホイップを繰り出すが、デイビスが受け止め、パワーボムホイップの形で投げ捨てる。その直後、上村がデイビスを背後から丸め込むが、カウントは2。
 さらに上村は、フレッチャーの蹴り脚をキャッチして振り回し、デイビスに誤爆させる。そして、フレッチャーをショートレンジドロップキックで吹き飛ばすと、フランケンシュタイナーからデイビスを押さえ込む。だが、間一髪でフレッチャーがカットへ入る。
 すると上村は、デイビスとフレッチャーに対し、1人でエルボーを連発。そして、2人の同士討ちを誘発すると、フレッチャーの背中へジャンピングハイキックを浴びせる。
 ところが、直後にデイビスがジャンピングハイキックを上村にお返し。そして、フレッチャーが串刺しラリアット、デイビスが串刺しスライディングバックエルボーで追い討ちをかけ、最後は合体技コリオリス(※フィジェットスピナーより改名)で上村を葬った。
 
 試合後、「NJPW STRONG無差別級タッグチームトーナメント」を制したフレッチャー&デイビスに対し、タイガー服部氏が真新しいSTRONG無差別級タッグベルトを贈呈。
 2人は誇らしげにそれを持って観客とカメラにアピールし、意気揚々と引き揚げていった。
 
 
【試合後コメント】
 
デイビス(※肩にかけたSTRONGタッグベルトを平手で何度も叩き)見てのとおりだ。俺たちの言ったとおりだろ」
フレッチャー「(※ベルトを肩にかけて横を向き、目をつぶりながら)宣言どおり俺たちが初代STRONG無差別級タッグ王者だ」
デイビス「(※フレッチャーの言葉を聞きながら無言でベルトにキス)」
フレッチャー「(※正面を向いて強い口調になり)オージー・オープンとUNITED EMPIREが1番だと言ってきただろ。そして、俺たちがまた新日本で歴史を作った。『NJPW STRONG』に参戦して数ヶ月しか経っていない俺たちが初代タッグ王者だ。(※指でベルトを磨き)この美しく光り輝くベルトを見てみろ。誰からの挑戦でも受けてやる」
デイビス「そのとおりだ」
フレッチャー「いつも言っているとおり、俺たちオージー・オープンが世界最強のタッグチームだ」
デイビス「誰でも、どこでも…」
フレッチャー「ほかのチームが…」
 
※ここでネルソンがコメントスペースへ登場
ネルソン「オージー、オージー、オージー!」
デイビス「何の用だ!?」
フレッチャー「あまり時間を取らせないでくれよ」
ネルソン「いま闘うつもりはない」
フレッチャー「いまやってもいいんだぞ。俺を殴ってみろよ」
ネルソン「優勝おめでとう。いま、そのベルトはお前たちの物だ。だが、それも長くは続かない。お前たちに教えておいてやろう。UNITED EMPIREではなくTEAM FILTHYが『NJPW STRONG』を盛り上げてきたんだ。オージー・オープンではなくウエストコースト・レッキングクルーが『STRONG』のタッグ戦線を支えてきた。だから、初防衛戦は『Fighting Spirit Unleashed』でロイス(・アイザックス)と俺と闘うのはどうだ!? 俺からの要求はそれだけだ」
フレッチャー「面白いことを言うヤツだな。お前らはトーナメント1回戦でTMDKに負けたじゃないか!?」
ネルソン「だから今日、(シングル戦で)シェイン・ヘイストを倒した」
フレッチャー「まあ、そんなことはどうでもいい。誰とでもいつでもどこでもやってやる。『Fighting Spirit Unleashed』でオージー・オープンvsウエストコースト・レッキングクルー。いいだろう」
ネルソン「それが俺たちからの要求だ」
フレッチャー「わかったからもう行け」
ネルソン「誰がこの番組を盛り上げているかを覚えておけよ(※と言って立ち去る)」
デイビス「楽しみにしているぞ」
フレッチャー「また会おうぜ。(※デイビスと共にベルトをカメラへ示し)そのときまで初代STRONG無差別級王者オージー・オープンとUNITED EMPIREが世界を支配する」
デイビス「そのとおりだ」
フレッチャー「王冠を掲げよう(※2人でカメラに向かってクラウンポーズ)」
 
 
上村「(※コメントスペースにひざまずいて両手で床を叩き)クソッ!! (※立ち上がってダニエルズに対して英語で)すみません。俺のせいです。あなたと一緒にベルトを獲りたかった。申し訳ない…」
ダニエルズ「(※上村の肩へ手をあててさえぎるように)そうじゃない、ユーヤ。オマエのせいじゃないんだ。このタッグトーナメントが決まったとき、俺たち2人でタッグを組むはずじゃなかった。だから準備する時間がほとんどなかったんだ。俺はいろんなタッグパートナーと何度も王座を手にしてきたが、初めての挑戦で勝つことができたわけじゃない。俺たちにはまだやらないといけないことがある。(※人差し指で上村の胸を突き)俺はお前の情熱と(※自分の胸と頭を指さし)俺の経験やノウハウを組み合わせれば、いつの日かSTRONG無差別級タッグ王者になることができると信じている。これからも俺についてこられるか!」
上村「イヤァ!!」
ダニエルズ「(※上村の背中を叩き)その調子だ。やってやろうぜ(※先に立ち去った上村を見送り、無念そうな表情を浮かべてあとを追う)」

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出場選手

  • シリーズ画像 上村 優也
  • シリーズ画像 クリストファー・ダニエルズ
  • シリーズ画像 カイル・フレッチャー
  • シリーズ画像 マーク・デイビス

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