6月20日(月)後楽園ホールの「IWGP Jr.タッグ戦」を前に、6or9の田口&ワトがUNITED EMPIREのTJP&アキラと前哨戦で対決。
UNITED EMPIREが奇襲を仕掛けるも、ワトがアキラに打撃コンビネーションをお見舞い。ところが、アキラがレフェリーの視界を遮り、控えのTJPがワトを場外へ落とす。そして、アキラがプランチャを食らわせ、ワトの動きを止める。
ここからUNITED EMPIREがワトを逃がさず、アキラ&TJPが合体セントーン、ヘナーレがハンマーブロー、ミドルキック、ブレーンバスターなどで痛めつけていく。
ワトの劣勢は続き、TJPがバックブリーカー、鎌固め。だが、TJPが繰り出したトップロープ越えのセントーンアトミコを回避すると、エプロン上のアキラにジャンピングハイキックをお見舞い。そして、TJPの妨害を振り切り、ようやく赤コーナーへ戻った。
ここでタッチを受けた田口は、TJPにダイビングチョップ、ヘナーレにカウンタージャンピングヒップアタックを見舞い、串刺しジャンピングヒップアタック、ケツイェでTJPに追い討ちをかける。
その直後、田口&ワトはダブルカニばさみでTJPを転倒させる。ところが、アキラがTJPを踏み台にし、開脚式ドロップキックで2人を吹き飛ばす。
それでも田口はTJP&アキラの合体攻撃をジャンピングヒップアタックで妨げ、2人をDDTでまとめて突き刺した。
邪道対ヘナーレとなり、両者のラリアットが2連続で相打ちになる。すると、ワトがヘナーレにカウンターローリングソバットを浴びせ、邪道がパントキック、田口がジャンピングヒップアタックで追撃。
その直後、邪道がラリアットでヘナーレをダウンさせてフォールし、返された直後にクロスフェースオブJADOで捕獲。そして、田口がTJP、ワトがアキラを分断するも、切り返されてしまう。
一方、息を吹き返したヘナーレは打撃コンビネーションを邪道に繰り出し、強烈なボディブローで悶絶させる。そして最後は、アルティマでギブアップを奪った。
アキラ「また俺たちUNITED EMPIREの勝利。月曜日のコーラクエンホールのメインイベントに向けていい波に乗ってる。俺たちはそこで第70代IWGPタッグ王者に輝く。UNITED EMPIREこそが最高だ!」
TJP「’6 or 9’の数字に何故そこまでアイツらとファンが拘ってるのかよく分からない。リング場外では興味深い数字だが、リングの上では意味のないものだ。だが俺が拘ってるのは70という数字だ。俺たちUNITED EMPIREが第70代王者になる」
ヘナーレ「日本のツアーはやっぱりいいな。最近はアメリカ、イギリスに加えてギリシャでも猛威を振るってたが、やっぱりここで闘うのが一番だ! アンチのお前らに言いたい。『よう、アンチども、お前らの不満は全部見てるぞ』。『なんでヘナーレなんかがG1に?』って。それから自分は9ヶ月ずっと日本で過ごしてきたからG1に出て当然だって言ってるヤツもいる。そんなの俺が日本で暮らして6年間と比べれば屁でもなんでもない!今年ついに俺はG1でデビューする!俺の実力とパワーで対角線に立つ相手を全員ノックアウトさせる!」
ワト「前哨戦でこのまま負け続けるわけにはいかないんで。しっかりと俺たちの強いところを見せつけて、この69(代)IWGPジュニアタッグ王座、渡しません。何があっても守り抜きます」
田口「(※ワトの言葉を受けて)ハイ、守り……抜きます。この手で守り……抜いてやります。まぁ何がよかったかはわからないですけど、よかったんじゃないでしょうか。感覚的に、感覚としてよかったと思います。20年近くやってきて、感覚的に良かったんで。何がいいってのはわからないですけど、よかったです」
ワト「感覚って大事ですよね」
田口「ハイ……。何が(質問)ありますか? プロレス専門誌から、鋭い切り込みをお願いします」
--前哨戦ではちょっと分がよくない感じですけど、それでも感覚的にはいいと?
田口「そうですね。感覚的には押されてますけど、今日は若干押されてはいましたけど、感覚的にはよかったです。これはもう、六十九瞬が目の前に来てるっていう、そういう感じがします」
--前哨戦は分が悪いですけど、そこまで不安はないと?
田口「そうですね。なん(の不安)もないですね。不安があるとしたら……なんでしょうか?」
--見当たらないぐらいないってことですか?
田口「そうですね。さすがプロレス専門誌……」
--悩みとすれば、尻を出すかどうか?
田口「あっ、尻はもう出さないですね。『(BEST OF THE)SUPER Jr.』では(そう発言してのかく乱殺法を)使いましたけども、今日もなるべく使わないようにということで。ケツを使えるところはあった……あっ、ケツは出さないですね。お尻を出さないってことで、ヒップアタックは使いますけど。まぁ、ケツ出さなくても勝てるでしょ。ケツ出すのは『SUPER Jr.』でちょっとやりすぎたんで、若干、自分のなかで飽きてるとこはあります」
ワト「ってことは田口さんは“ケツ出しなし”バージョンで……」
田口「そうですね。ケツはないけど、前はあるかもしれないです」
ワト「ついに解禁!?」
--じゃあ、期待してます。
田口「そうですね、ハイ」
※邪道はノーコメント