NJPW連合軍の主力であるロッサーが、TEAM FILTHYのアイザックス&ネルソン(ウエストコースト・レッキングクルー)を相手に2対1のハンディキャップマッチを敢行。ロッサーはSTRONG無差別級王座の次期挑戦者として名乗りをあげているが、王者トム・ローラーが拒否。タイトルマッチの第一条件として、この一戦が組まれた。なお、アイザックス&ネルソンは2人同時の攻撃も許されている。
まずは、アイザックス&ネルソンがローラーと共に入場。あとから登場したロッサーがリングへ入った瞬間、2人がかりで襲いかかる。
そのまま試合開始となり、ロッサーがパンチを連発して挽回。そして、アイザックスを場外へ放り出し、ネルソンをショルダースルーで投げ飛ばす。
その直後、ロッサーはランニングラリアットを浴びせてネルソンを場外へ落とし、アイザックスにはロープのあいだからドロップキックをお見舞い。そして、アイザックスを何度も鉄柵へ叩きつける。
そこへネルソンが来ると、ロッサーはローリングエルボーを食らわせる。そして、バックドロップの要領でエプロンへ背中を激突させる。
さらにロッサーは、ランニングデスバレーボムでネルソンへ追撃。そして、アイザックスをエルボースタンプ連打、変型チキンウィングフェースロック、逆水平チョップ&串刺しラリアット連打、ヒップドロップなどで痛めつける。
次にロッサーはニュートラルコーナーへのぼるが、ネルソンが背後から突き飛ばして転落させる。これでロッサーの動きが止まると、アイザックス&ネルソンは交互にストンピングを連打を浴びせる。
続いてアイザックスがロッサーにマウントエルボー連打とニードロップを見舞い、ネルソンがロープを悪用したチョーク攻撃で追い討ち。そして、すぐにアイザックスも同じ戦法で攻め込む。
これでロッサーは完全に沈黙してしまい、アイザックス&ネルソンが代わるがわる痛めつける。そして、放送席に座っていたローラーと共にポーズを決める余裕を見せる。
しかしロッサーは、カウンターフライングネックブリーカードロップでアイザックス&ネルソンをなぎ倒し、ヘッドバット、逆水平チョップでネルソンに追撃。だが、アイザックスがトップロープをずらしてロッサーのロープワークを妨げ、場外へ転落させる。
これで再び攻守が入れ替わり、ネルソンのシーソーホイップからアイザックスがパワースラムでロッサーを叩きつける。そして、ネルソンがヌカドーラ、アイザックスがジャーマンスープレックスホイップで追撃。
ここでアイザックスがブレーンバスターの体勢でロッサーを持ち上げ、ネルソンのドロップキックを引き金にしてマットへ叩きつける’95 Source Awardsを敢行。そして、2人同時にフォールしてロッサーから3カウントを奪った。
【試合後コメント】
ネルソン「(※拍手をしながら無言でコメントスペースへ)」
ローラー「(※ネルソンに続いて現れ)わかりきっていたことだ。俺たちが勝つに決まっているだろ。あいつらは何を考えて…」
アイザックス「(※2人の前へ割り込み)俺たちトップクラスのタッグチームウエストコースト・レッキングクルーが、フレッド・ロッサー1人と対戦したらこうなるに決まってるだろ!!(※とまくし立てて足早に立ち去る)」
ネルソン「たしかにあいつの言うとおりだ。なんでこんなカードを組んだのかわからない。“『NJPW STRONG』最高のタッグチーム”対“唯一無二のSTRONG無差別級王者(ローラー)を倒すことができなかったレスラー1人”だと!?」
ローラー「(※右肩にかけたSTRONG無差別級ベルトを見つめ)フレッド・ロッサー、冗談だろ!?」
ネルソン「誰だ!?」
ローラー「お前はエゴの塊か!? お前は“TEAM FILTHY同率1位指名”の2人に負けたんだぞ!?(※と言ってネルソンの胸を平手で叩く) 観客がフレッド・ロッサーを応援する理由は、あいつが夢を追いかけているからだろ!?」
ネルソン「“BLOCK THE HATE”」
ローラー「それなのにあいつはいま夢の国にいる」
ネルソン「いまはそうだな」
ローラー「高望みしすぎだ、フレッド。いまお前が空の上にいるとしても、このベルトを手に入れようとしたら、お前は地中奥深くに埋められることになる。さて、どうするかな!?」
ロッサー「ウワァァ~~ッ!! トム・ローラー、またやりやがったな! 家族の前で恥をかかせやがって! もうたくさんだ! ここ『NJPW STRONG』ではお前がナンバーワンかもしれないが、俺だって毎日ナンバーワンになるために努力をしている! お前に勝って、俺がナンバーワンになってやる! 俺にとってのモチベーションになるものがSTRONG無差別級王座なんだ! フィラデルフィアで言ったことをもう1度言ってやる! (※3本の指を立て)お前はみっつのブーツを履いて会場を後にすることになる。(※2本の指を立て)ふたつはお前の足に、(※1本の指を立て)そして、もうひとつはお前のケツに忘れられないものとして残ることになる! (※自分の胸を叩き)“Mr. No Days Off”フレッド・ロッサーがお前をブッ飛ばし、新STRONG無差別級王者として会場をあとにしてやる! “BLOCK THE HATE”(※腕を前に出す決めポーズ)」
MUTINY
- 日時
- 2022年5月14日(土) 開場 9:00 (JST)開始
- 会場
- 非公開
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第2試合 30分1本勝負
ハンディキャップマッチ※2人同時フォール