ジェイがBULLET CLUBの同志であるヒクレオを迎え撃つ「US OF JAY オープンチャンレジマッチ」第6弾。タマ・トンガとタンガ・ロアの弟であるヒクレオは、2人がBULLET CLUBを追放されたことによってユニット内で孤立。エピソード86でジェイの前に立ちふさがり、シングル対決を迫った。
試合開始前、ジェイがウルフサインを掲げるが、ヒクレオは完全に無視。その直後、試合開始のゴングが鳴ると、ジェイは自ら場外へ降りて間(ま)を空ける。
その後もジェイはまともに組み合おうとせず、ヒクレオに揺さぶりをかける。そして、またもや場外に降り、ヒクレオを挑発していく。
これでヒクレオも場外へ降りると、ジェイは素早くリングへ戻る。そして、ヒクレオの動きを先読みし、ストンピング連打とパンチ連打を浴びせる。
だが、ヒクレオがショルダータックルで報復し、背中へ強烈なハンマーブローをお見舞い。そして、強烈なエルボーでジェイを場外へ追いやり、その首を鉄柵へ打ちつける。
リングへ戻ったヒクレオは、ジェイの首を両手で掴んで投げ飛ばし、強烈なチョップで追撃。そして、場外へ逃げたジェイを追いかけて逆水平チョップを放つが、かわされて鉄柱に手をぶつけてしまう。
その直後、ジェイは背後からヒクレオを突き飛ばし、頭部から鉄柱へ激突させる。そして、リングへ戻ると、ヒクレオのジャンピングニーアタックを回避してニュートラルコーナー“誤爆”させる。
続いてジェイはヒクレオの膝を鉄柱へ打ちつけ、胸板には逆水平チョップをお見舞い。そして、ヒクレオの膝をエプロンへ叩きつけ、幕を剥がしてヒクレオの頭部へ巻きつける。
さらにジェイはエプロンと場外の高低差を利用し、ネックブリーカーを敢行。これでヒクレオは完全に沈黙してしまい、ジェイが徹底的に膝を攻撃していく。
苦しくなったヒクレオは、ハンマースルーを切り返し、ジェイを青コーナーへ激突させる。そして、滞空式ブレーンバスターで追い討ちをかけたのち、カウンターボディスラム、ジャンピングボディプレスへ繋ぐ。
だが、ジェイは追撃から逃れ、ヒクレオの膝にストンピングを見舞う。そして、DDTでマットへ突き刺し、流れを引き戻す。
さらにジェイは、串刺しバックエルボー、串刺しエルボースマッシュ、カウンターコンプリートショット、バックドロップ、ブレードバスターと猛攻。そして、膝裏へ低空ラリアットを食らわせる。
これでヒクレオがロープへもたれかかると、ジェイはランニングラリアットで追撃。それでもヒクレオはフロントハイキックを繰り出すが、ジェイが脚をキャッチし、自分の肩を支点にしたレッグブリーカーを敢行。そして、ドラゴンスクリューでダメージを増幅させる。
ジェイの攻勢は続き、逆水平チョップ、エルボー、ロープを悪用した脚折り攻撃。そして、コーナー2段目にのぼり、ヒクレオの頭部へパンチの雨を降らせる。
だが、ヒクレオがその体勢からジェイを持ち上げ、ハイアングルパワーボムで叩きつける。たまらずジェイは場外へエスケープするが、ヒクレオがリング内へ押し込む。
ところが、ヒクレオがエプロンからリングへ入ろうとした刹那、ジェイがロープ越しにドラゴンスクリューを敢行。そして、ヒクレオの両脚をセカンドロープへかけ、DDTを食らわせる。
次にジェイはブレードランナーの体勢に入るが、ヒクレオが首を鷲掴みにして抵抗。するとジェイは逆水平チョップを連発していくが、ヒクレオが耐え抜き、ショートレンジラリアットで吹き飛ばす。
続いてヒクレオは強烈な逆水平チョップをジェイに見舞い、串刺しボディアタック、アバランシュホールドで追撃。そして、チョークスラムを狙うが、ジェイが膝へトーキックを浴びせて脱出。
それでもヒクレオは強烈なカウンターパワースラムでジェイを叩きつけ、チョークスラムの体勢に入る。ところが、ジェイがその体勢からブレードランナーに切り返し、片エビ固めで3カウントを奪取した。
【試合後コメント】
ヒクレオ「……(※重い足取りでコメントスペースへ現れ、そのまま床へ座り込む)」
ジェイ「(※ヒクレオのすぐあとに続き)イスを持ってきたぞ。俺の言うことをきいてイスに座ってくれ(※持ってきたパイプイスにヒクレオを座らせる)。信じるかどうかはわからないが、お前との試合は楽しかったぜ。お前は楽しめなかったのか!? (※自分の胸を触り)お互いの胸の傷がいかに楽しい試合だったかを物語っているじゃないか? (※しゃがんでヒクレオの顔を覗き込み)俺は楽しかったぜ、ヒクレオ。脳に刺激が伝達されているだろ!?(※と言ってヒクレオのこめかみを指でつつく) お前もすぐにいい選手になることができるさ。(※座ったままカメラ目線になり)短期間で本物のリーダーになったヤツに従っていればな! なぜかって!? こいつが誰と一緒に過ごしているかを見てみろよ! (※ヒクレオの肩を叩いて語りかけ)すまない。それはこいつの兄弟(タマ・トンガ&タンガ・ロア)じゃない。お前が自分の兄弟の肩を持つなら、俺もこんなことは言わないし、止めることもしないだろう。俺がお前にして欲しいことは、あいつらじゃなく俺の言うことをきくことだ。そして、お前には俺のようになって欲しいんだ。ほかの誰でもなく“SWITCH BLADE”ジェイ・ホワイトのように。(※中腰になり)世界最高のプロレスラーであり、ラスト・ロックンローラーのようにな! お前も俺みたいにマディソン・スクエア・ガーデンを1人で完売させたいだろ!? (※立ち上がってヒクレオの肩を叩き)これだけは言っておく。俺は良い試合だったと思うぞ。思っていた以上に追い詰められたぜ。だが、これこそが俺好みの態度だ! 数年前、俺が凱旋帰国後にCHAOSへ加入したとき、『なぜ所属ユニットのリーダーのようなトップ選手に挑戦できないんだ?』と言っただろ。鋼を研ぐのは鋼だ。ヒクレオにとってBULLET CLUBは人生なんだ。良い試合だったぞ(※と言ってウルフサインを差し出す)」
ヒクレオ「……(※無言でウルフサインを合わせる)」
ジェイ「(※ヒクレオの肩を叩き、去り際に)こいつの成長が恐ろしいぜ」
ヒクレオ「……(※何も言わずジェイに続いて立ち去る)」
MUTINY
- 日時
- 2022年5月14日(土) 開場 9:00 (JST)開始
- 会場
- 非公開
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第3試合 30分1本勝負
US OF JAY オープンチャンレジマッチ