『HYPER BATTLE’22』第4戦として開催される所沢市民体育館大会。いよいよ2日後に迫った4月9日(土)両国国技館大会の最終前哨戦が繰り広げられる。
第1試合は、第三世代&ヤングライオンという図式のタッグマッチ。
同期の大岩と藤田が互角の勝負を繰り広げたのち、小島と永田がリング上で対峙。ロープ際でクリーンブレイクした小島に対し、永田がフロントキックを浴びせる。
そこから永田が攻め込み、藤田と共にダブルショルダータックルをお見舞い。だが、小島がボディスラムを切り返し、藤田の動きを止める。
そのまま藤田は小島と大岩の標的にされ、大岩が逆片エビ固めでロープエスケープさせる。そして、小島はスイングネックブリーカー、マシンガンチョップ、串刺しジャンピングエルボーで追撃。
続いて小島は「いっちゃうぞバカヤロー!」と叫ぶが、永田がフロントキックをお見舞い。そして、永田にストンピングで鼓舞された藤田が、ドロップキック2連発で小島に報復。
ここでタッチを受けた永田は、ミドルキック3連打、串刺しフロントハイキックで小島へ追撃。そして、フェイント式低空ドロップキックを浴びせるが、小島はコジコジカッターで挽回した。
大岩対永田となり、大岩が串刺しバックエルボー、ショルダータックル。そして、フロントネックロックを繰り出すが、小島がカットへ入る。すると、大岩が永田に串刺しドロップキックを食らわせ、小島がDDTで続く。
さらに大岩は俵返しで永田を投げ捨てるが、フォールは藤田がカット。すると大岩は逆エビ固めを極めるが、永田は脚力で弾き飛ばす。
それでも大岩はエルボー連打を浴びせるが、永田がハンマースルーを切り返してキチンシンクを見舞い、ミドルキックで追い討ち。
さらに永田が小島に延髄斬りを食らわせると、藤田がボディスラムで追撃。その直後、永田がバックドロップで大岩を叩きつけ、ナガタロックIIで屈服させた。
HYPER BATTLE'22
- 日時
- 2022年4月7日(木) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 埼玉・所沢市民体育館
- 観衆
- 588人
-
第1試合 20分1本勝負
レフェリー|中林泰人
MATCH REPORT
COMMENT
永田「調子いいな。自分で戦ってて、調子いいのが分かります。だからもうちょい試合したいね、アメリカ行く前に。あと10試合ぐらいしても全然ちょうどいいかなって感じだから。残念だけど。今日は所沢、次の俺の試合はどこだ? 次は両国、ZERO1だけど(4月10日)。以上です」
藤田「もう一度言います、もう一度言います。自分は永田さんの付き人として今までずっと練習してきて、あの人の背中を見てずっとずっと野毛道場でプライドを持ってやってます。でも、やっぱり足りないっす。自分の手で勝利を掴み取ってみせます。ありがとうございました」
大岩「ああ、クソッ! 相手に藤田がいて、今日の試合は絶対絶対負けられない試合でした。自分が永田さんからギブアップを獲られてしまったんですけど、クソッ! 藤田だけには絶対負けないと思ってリングに上がりました。次、藤田とやる時があったら絶対自分が勝ちます。ありがとうございました」
小島「小島聡と永田裕志、足して104歳。そして大岩と藤田を足して、多分41(実際は大岩23歳、藤田19歳で42歳)ぐらいかな? 41か42、そんなもんかな。数字で判断するのは良くないと思っているけど、ただ数字っていうのは人間の生きてきた証だから。それはやっぱり関係していると思うし、実際に年齢と共に体が衰えてくるのは仕方がないし。だけど、そこに抗って、逆らっていくことはその人によって違うことになるし、そのプロレスラーによっても違うことだから。そのへんの自覚を持ってね、今日みたいな若い選手と試合出来たことを本当にありがたいなと思いながらね、これからも進んでいければと思います。今日出てる選手の中でもほぼ最年長に近い俺と永田裕志と、多分最年少に近い藤田と大岩っていう、このマッチアップを第1試合で今の新日本プロレスが見せられるっていうのは本当に誇りに思っているんで、それを忘れずにいきたいと思います。ありがとうございました」