タカタイチマニア3

日時
2022年1月10日(月)   17:30開場 18:30開始
会場
後楽園ホール
放送
バナー

30分1本勝負
スペシャルシングルマッチ

レフェリー|パンチ田原

MATCH REPORT

 メイン(第7試合)ではタイチとDOUKIが注目のシングル対決。両者の出会いは2010年。その後、DOUKIはメキシコを主戦場に活動し、19年にタイチの推薦を受けるかたちで新日本に初参戦。以降、新日本ジュニアで存在感を示している。DOUKIにとっては“恩人”ともいえるタイチと、待望のシングルマッチが実現する。
 
 DOUKIは鉄パイプなしで入場。セコンドには下田美馬がつく。タイチは専属ディーヴァのあべみほを帯同して入場。

 開始のゴング、両者は相手を見つめて、ゆっくりと動きだす。そしてロックアップで組み合うと、DOUKIはロープまで押し込んでクリーンブレイク。続くロックアップもDOUKIが押し込むが、タイチは体勢を入れ替え、静かにクリーンブレイク。
 今度はDOUKIがロープワークの攻防に持ち込み、軽快な動きからアームホイップ。タイチが場外に落ちると、DOUKIは一気にトペ・スイシーダを炸裂。
 DOUKIはタイチを鉄柵に叩きつけ、リングに投げ入れる。そしてエルボーを叩き込んでからネックブリーカードロップ。続いて両足でタイチの両肩を締め上げる。タイチは足でロープエスケープ。
 ならばとDOUKIはブレーンバスターを狙うも、タイチは切り抜ける。すかさずDOUKIはエルボー。続く串刺し攻撃をかわしたタイチは、ジャンピングキックをヒット。そして場外の下田を挑発するが、下田は「うるせー、オラ!」と声を荒らげ、マットを叩いてDOUKIに檄を飛ばす。
 タイチはDOUKIを引きずり起こし、フライングメイヤーから背中に強烈なサッカーボールキック。そしてヒザで首を押さえつけながらカバー。DOUKIが返すと、タイチは蹴りつけてからハンマースルー。そしてキチンシンクを叩き込み、往年のジャンボ鶴田のようにロープを震わせる。
 続いてタイチは鶴田を彷彿とさせる拷問式コブラツイスト。タイチは「参ったか、テメー!」と挑発。DOUKIはなんとかロープに手を伸ばす。
 タイチはDOUKIを挑発するようにストンピング。DOUKIは必死にエルボーを返すが、DOUKIは喉輪で押し倒す。そしてロープに走るも、DOUKIはドロップキックをヒット。
 続いてDOUKIは串刺しラリアットからミサイルキックをヒット。さらにブレーンバスターで投げつけ、ラ・ランツァをお見舞い。だが、カバーはカウント2。
 DOUKIはタイチを引きずり起こし、土遁の術を狙う。タイチがこらえると、DOUKIは逆さ押さえ込みの体勢からイタリアンストレッチNo.32で捕獲。タイチはロープに足をかける。
 ここでDOUKIはデイブレイクへ。タイチはかわすと、相手のリストをつかんで川田利明ばりのスピンキック。さらにタイチは串刺しアックスボンバーを殺人魚雷ラリアットのように連発。
 続くタイチのバズソーキックはDOUKIがかわす。だが、すかさずタイチは喉輪落とし
の体勢で捕獲。DOUKIがこらえると、タイチはそのままコーナーに叩きつける。
 そしてバックドロップを狙うも、DOUKIは脱出。続いて延髄斬りを繰り出すが、タイチはかわす。しかし、DOUKIはティヘラからジャンピングキックでタイチを場外に追いやる。DOUKIはエプロンに出ると、ラ・ケブラーダを繰り出し、ややかたちが崩れながらもヒット。
 DOUKIはタイチをリングに投げ入れ、デイブレイクを狙う。しかし、タイチはカウンターのジャンピングキック。タイチはエプロンでDOUKIを捕らえ、断崖式の喉輪落としを狙う。DOUKIはしのぐも、タイチはバックエルボーから断崖式喉輪落としへ。だが、DOUKIはバク宙を切って回避し、場外マットにDDTでタイチを突き刺す。
 先に立ち上がったDOUKIは、カウント16でタイチをリングに投げ入れる。そして今度こそデイブレイクを炸裂。だが、カバーはカウント2。しかし、タイチが返した瞬間にDOUKIはイタリアンストレッチNo.32で捕獲する。
 タイチがロープに逃れようとすると、DOUKIはリング中央まで戻し、さらにイタリアンストレッチNo.32で締め上げる。タイチはなんとかロープに足をかける。
 DOUKIは気合いを入れ、スープレックス・デ・ラ・ルナを狙う。だが、タイチはこらえてオーバーヘッドキック。それでもDOUKIは立ち上がって気合いを入れ直し、ラリアットで突進。
 しかし、かわしたタイチは、聖帝十字陵で捕獲。そのまま絞り上げるも、DOUKIは必死にロープエスケープ。タイチは「DOUKI、立て! 立ってこい!」と檄を飛ばす。  DOUKIはエルボーを打ち込むが、タイチははねのけて「来い!」と叫ぶ。DOUKIは必死にエルボーを放つも、タイチの強烈なキック一撃で跪いてしまう。
 それでもDOUKIは立ち上がってエルボーを連打。タイチもキックを返すが、DOUKIはあらにエルボー。するとタイチは重いキック一発でなぎ倒す。
 DOUKIがエルボーを負けじと放つと、タイチはソバット。だが、DOUKIも地獄突き。ここから打撃戦は加速し、タイチは顔面へのジャンピングキックでDOUKIの動きを止める。
 タイチはパンタロンを脱いで叩きつけると、天翔十字鳳へ。だが、かわしたDOUKIはラリアット。タイチがこらえると、DOUKIはもう一度ラリアット。しかし、タイチも右腕を繰り出しラリアットの相打ちに。
 もう一度相打ちをはさみ、最後はタイチがアックスボンバーで競り勝つ。タイチはもう一度アックスボンバーを狙うも、DOUKIは延髄斬り。それでもタイチは倒れず雄叫びを上げるが、DOUKIは渾身のラリアットでなぎ倒す。
 DOUKIは両腕を回してから、解説を務めるミラノコレクションA.T.さんばりのスーパーキックをヒット。そしてミラノさんを指差して「ミラノ!」と咆哮。
 さらにDOUKIはミラノさんの必殺技であるヴィクトリア・ミラネーゼを決めるも、タイチはカウント2でキックアウト。ならばとDOUKIは気合いを入れ、もう一度スープレックス・デ・ラ・ルナの体勢に。タイチはこらえて、ショートレンジラリアットを繰り出すが、かわしたDOUKIはドラゴンスープレックスを炸裂。だが、これもカウントは2。
 DOUKIは力を振り絞り、摩利支天へ。だが、タイチは切り抜けて急角度のバックドロップ。すると、ここでミラノさんがリングサイドまで駆けつけ、「DOUKI! いけ! 立て!」と檄を飛ばす。
 DOUKIが立ち上がろうとすると、それを断ち切ろうとタイチはバズソーキックをヒット。そしてタイチ式ラストライドを狙うも、DOUKIは切り抜けてイタリアンストレッチNo.32。
 しかし、タイチは力尽くで切り抜け、喉輪落としを炸裂。タイチは気合いを入れ、タイチ式ラストライドを決めてカバー。だが、DOUKIはカウント3寸前でキックアウト。ここで残り時間2分のアナウンス。
 ならばとタイチはとどめのブラックメフィストの体勢に。しかし、DOUKIは切り抜けてホルヘ・リベラ・スペシャル。だが、タイチはカウント2で跳ね返す。
 DOUKIは気合いを入れて突進するが、タイチはカウンターの天翔十字鳳。そして最後はブラックメフィストを決め、粘るDOUKIから3カウントを奪取した。

COMMENT

タイチ「(※あべと並んでベンチに座り)あ~あ…」
TAKA「(※タイチの横に立って)あ~、終わったな」
タイチ「あいからわずグズグズだな」
あべ「エヘヘヘ…」
TAKA「いいんだよ。いや、でも、いい話だったな!?」
あべ「エヘヘ…」
タイチ「なんだよ、それ!?(苦笑)」
TAKA「いや、ホント。DOUKIという選手が、Twitterだったろ!? 最初」
あべ「うん」
TAKA「Twitterで。2年前!?」
あべ「3年前ぐらいかな?」
TAKA「約3年前に、タイチにTwitterで絡んできて。そっからチャンス掴んで、血まみれになりながら、こうやって這い上がって、新日本のレギュラーになって、いまタイチとこうやってメインで堂々と闘ったんだから。これだけでも、『タカタイチ』やってきた意味あったんじゃねぇかな!?って、俺は思うんだよ」


 
タイチ「あいつがな、そうだな。“『タカタイチ』出してくれ”って志願して。あいつは自分で自分の道、作ったしな。最初もそうだ。最初だって、俺に頼ってきたかもしんねぇけど、そっからテメェの道で、自分で歩いたんだ。あいつは1人で。そして、今回、こうやって、2年前、自分から言って。立派に自分の道、作ったんだよ。どうやって育とうが、あいつなりのドロ水すすって…。大したモンだよ。ホントに俺にはマネできない。もう、大したモンだって言うしかない。誰にもマネできねぇよ、あいつの生き方は。素晴らしいよ」
TAKA「まあ、これで、『タカタイチ』終わるとか言ったけど、まあリング上でノリで言ったけど…」
タイチ「なんだよ、お前、急に!?(苦笑) ダメだろ、そういうノリ」
TAKA「ノリと勢いじゃねぇか、『タカタイチ』は!?」
あべ「いつもそうですね(笑)」
TAKA「ノリと勢いで始まったんじゃねぇかよ、昔」
あべ「7年前です」
TAKA「もう『タカタイチ』でやりたいことやり尽くしたから。デスペがやりたいこといっぱいあんだよ。それを叶える場所にしたい。『タカタイチデスペ』って、また勝手に言っちまったけど。なんかやりたいヤツらがいるんだったら、やりたいことあるなら、この場で叶えればいい。新日本プロレスでできないことは、ここでやればいいんだよ」
タイチ「そうだよ」

TAKA「俺も今日、デスペラードとは新日本プロレスではできねぇ。だから、この場で叶えさせてもらった。ホントは勝って(IWGP)ジュニア(王座)に挑戦と思ったけど、そんな甘くなかった。まあ、いいじゃん。俺は俺で(デビュー)30周年を迎えるにあたって、まあ去年、『WORLD TAG LEAGUE(2021)』全敗だけど、俺はもうジュニアとかヘビーとか、俺の中で関係ねぇから。俺の中では『(BEST OF THE)SUPER Jr.』、『WORLD TAG』、『NEW JAPAN CUP』、全部出てやろうかぐらいのつもりでやってるから、もう。で、『タカタイチデスペ』興行、『タカタイチデスペカネマル』興行になるかもしれないし、どんどんどんどん俺の道を、この30周年…」
タイチ「なんだ? 今年、30周年!? 俺、20(周年)なんだよ…」
TAKA「おっ…! おおっ…!?」
タイチ「『足して50周年興行』」
TAKA「おおっ!?」
タイチ「新日本と並んだぞ」
TAKA「『タカタイチ50周年興行』」
タイチ「足して50周年。新日本と並んだぞ、オイ」
あべ「ああっ! ホントだ! 新日本プロレス50周年…」
TAKA「おおっ! これ、またひとつネタできた。『タカタイチ』…」
タイチ「『足して50周年興行』(笑)」
TAKA「『足して50周年興行』」
あべ「(記事に)書いといて下さい」
TAKA「もともとそうやって始まったんだよ、『タカタイチ興行』っていうのは。俺たちがベルトを、ジュニアタッグ、誰も予想しないチャンピオンになったことで始まったんだ、この『タカタイチ興行』は。だから、これからもよ、そんな感じで。好き勝手に」
タイチ「いろんなヤツの夢とチャンスが詰まってんじゃねぇの?」
TAKA「そうそう。そういうことだよ」
タイチ「今日、前半戦に出た連中も、俺は誰が誰だかわかんねぇけど、こうやってまたチャンスになるんじゃねぇの? テレビに出れて」

TAKA「だから、どんどんどんどんやりたい人間がいればよ、今回もけっこ売名乗りをあげてくれたけど、これを利用してのし上がりたければ、名乗りをあげてくればいいし」
タイチ「あとはな、初のペイ・パー・ビューとなりましたけども」
TAKA「何万人の人が見たでしょう!?」
タイチ「何万人、売れた!? なんかさっき途中まで聞いたら、なんか36万人ぐらいの視聴があったって」
TAKA「マジか!?」
あべ「ええぇ~~っ!?」
TAKA「すごいな、オイ」
タイチ「ない」
あべ「あ、ウソ!? だまされた」
TAKA「まあ、とにかく、新日本プロレス本隊にできないことを俺らでやって、ペイ・パー・ビューでもガンガンやって、世界発信してけば、また俺たちの世界が作れんじゃないのかね。うん…。さあ、締めてくれ」
タイチ「いや、ないよ。“締め”なんて。俺に“締め”なんてないよ」
あべ「ハッハッハッハッ…!」
TAKA「これ、締めるトコ!?」
タイチ「いや、いいんだよ。放送が終わるトコだよ。もうたぶん、『そろそろ“巻いて”くれ』と思ってるよ」
TAKA「ああ、そう。じゃあ、締めたほうがいいの、これ!?」

タイチ「いいんだよ。じゃあ帰るぞ、これで(※と言って立ち上がる)」
あべ「終わり! 終了! したっ!」
タイチ「ということで、次はわかんねぇけど、『足して50周年興行』な」
TAKA「『足して50周年』か、『タカタイチデスペ』か、『タカタイチノブ』か、なんかやるよ」
タイチ「(※そばにいた下田に)“美馬姉”もありがとうな」
あべ「“美馬姉”ありがとうございました。皆さん、ありがとうございました」
 
 

DOUKI「下田さん……」
下田「ハイ」
DOUKI「ありがとうございました…」
下田「ありがとうございます。がんばりましょう」
※しばし、涙をこらえて

DOUKI「もう、聞き飽きたかもしんないけど、タイチさん……。俺はタイチさんと……。今日は、感傷的にならないようにしようって決めてたんだけど。やっぱり、肌を合わせると、いろいろなことを思い出す。なんか、いろいろ言おうと思ってんだけど……言葉が出てこねーや(涙をこらえながら)。改めて、タイチさん、そしてミラノさん、……ありがとうございます。

純粋に……タイチは強いな? 世界一の団体の新日本プロレスのトップ選手だ。ヘビー級のトップ選手、やっぱり強い。でもさ、このまま、涙するだけじゃ、終われねーだろ?」

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